忘却…

姪が中学の時から数学と英語の勉強を
教えて…というほどではなく、
手伝ってあげている。


今彼女は高１。だんだん内容もレベルアップしてきた。
英語はまだ社会に出てからも携わる機会があったから、
今の所即答で彼女の疑問を解消してあげられるんだけど、
数学がちょっとヤバい。


項目を見て、やった記憶はあっても詳細がおぼろげで、
一度教科書に目を通させてもらって
「あ～こうやるんだった！」と思い出し、
それからじゃないと解き方を説明できないものがけっこうある。


イカンな～。
こんなこともパッと思い出せないのかと、
危機感を感じてしまう。


さらにひどい、全くやった記憶がないものまであった。


少し前に、姪に
「二重根号がイマイチわからないんだよね～。」って言われた時、
「なにそれっ？」って。


問題を見たら、ルートの中にルートが入っていた。
(￣□￣;)全くやった記憶がない！
教科書の説明を読んでも自分がやったことがあると思えない！
……けどきっと、やったんだろうな～。
もう完全に、忘却の彼方。イカンよ～。


それ以来、
どんな問題を持ってくるかと内心ビクビクしながらやっている。
表向きは、さも何でも知り尽くしているようなエラソーな態度で。
（教える側は、この態度を崩してはイケナイのだっ！）


でもやっぱり、またまた出てきた。忘却くんが。


二項定理。


(￣□￣;)なんじゃそれっ!?
その言葉さえ初めて聞く気分…。


サラサラサラ～。
姪が鉛筆を走らせる音。


私には、
自分の脳が老化の道を駆け足して進んでいる音に聞こえるのだ～。