自分のモノサシ

~日々のあれこれを感じたままに~

宇宙と人間

2006-06-08 | 
Tenmon『最新宇宙論と天文学を楽しむ本』
佐藤勝彦監修・PHP文庫


天文学を知らない私でも
わかりやすく楽しく読める。


「宇宙に始まりや終わりはあるの?」
「星の質量はどうやって測るの?」


読み終わったら、
見上げた星空との距離が少し縮んだ気がする。


最後の『宇宙と人間』についての項目で引用されている、
谷川俊太郎さんの詩がス~ッと入ってくる。


**************


周囲....谷川俊太郎


昨日の奥の十億年
明日の奥の十億年


アンドロメダ星雲とオリオン星雲との
地球に関する事務的な会話


机の下のヒヤシンスと
おやつのチヨコレエト


せいぜい無限ほどの体積しかもたない
人間の頭脳


しかるが故の
感情の価値


(第一詩集『二十億光年の孤独』より)


**************


人の心って、
最小限にも無限大にもなる。


ちっぽけなこだわりは、
広い心で包めるね。

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