自分のモノサシ

~日々のあれこれを感じたままに~

懐かしき熱視線。

2010-03-22 | 犬との暮らし
最近よく思い出す場面。


大きいわんちゃん多頭飼いのお家はきっとやる躾なんだけど、


犬を横に並ばせてオスワリ状態で「待て」をさせるの。
で、飼い主は10歩くらい離れて、
そこから1頭だけの名前を呼んで「おいで」をする。
呼ばれたコは飼い主のところに行き、
後のコは、自分ではないことを理解して
引き続きその場で呼ばれるまで待つ、という訓練。


常に「ボクも~!」「ワタシも~!」「わーいわーい♪」
という性格のフラッティにとってはちょぴり試練なのですが、
これをクリアすると、
周りの状況を見られるようになるし、
より飼い主の言葉を集中して聞き分けようとするし、
落ち着きがでてきます。
そうなった時の飼い主の喜びもひとしおで、
誇らしさとともに愛情も倍増するの。


いえ、それほど難しい訓練ではないんです。
一日10分程度をゲーム感覚で数日やれば
信頼関係に積極的なフラッティはすぐできちゃうこと。


うちの場合は、
格上のオーシャンが先に呼ばれればついてきちゃうし、
格下のブルーが先に呼ばれればやきもちやいて邪魔するしで、
ストーカーで甘えっ子でいばりんぼの
No.2の地位にいたスカイが、この訓練がいちばん苦手でした。


だからどうしても
私はスカイの動きに注意しながらやらねばならなかったので、
No.1のオーシャンのプライドを気にしながら
スカイへ視線をたくさん送り、
(こういうカケヒキ、大型犬多頭飼いの方ならわかりますよね?)
なんとかマスターさせました。


で、思い出すのは、
その時、私に突き刺さっていた視線。
オーシャンとスカイを見ることが多かった時、
体に感じていた
痛いほどの視線。


あれは、目を合わせることが少なくても
ただじっとおとなしく
私を信じて待っていた
ブルーの凝視。


実際見てなくてもわかる。
ちょっとタレた目を思いっきりつり上げて、
ゆるんだ唇を精一杯キリッとさせて、
渾身の力で自分のオーラを飛ばしていたに違いない、
けなげな、ぶぅ。


あ~~どんな時も可愛かった!
思い出す全てが、癒しだったよ、
ぶぶちん。


薄曇りの日に柔らかく差し込む太陽のようなコでした。
会えなくなって、今日でちょうど1年経ちました。


最後に約束したこと。
安心して虹の橋から見ていられるように
メソメソして暮らさないって。
それが務めだと思うから。


ぶぶちん、
ミキコはそれができていますか?
キミはオーシャン、スカイ、それから
そこに行った兄弟姉妹やお友達と一緒に
まったりと過ごしていますか?
この一年、
辛くて崩れそうになることもあったけれど、
もう大丈夫だからね。
これからも頑張るよ。


犬たちがもたらしてくれたものは、とてつもなく大きい。
私の乏しい表現力では書ききれない様々な想い。


書けなくていいか。
自分の中で持ち続ければ。


人との関わりもふくめて、
人生とは色んな方向から学びを自ら取って、
それを膨らませたり、切り捨てたりしながら
生きてゆく仕組みになっているんだなと、
解るようになった今日この頃です。
時間をかけて周りに負けずコツコツと努力する事のみが
大きな実を結んでくれるということも。


そして、一番大事なものは、目で見ることはできない。


私の人生の一部になってくれた
彼らに感謝が尽きません。


あ、話、ちょっと変わってきたって、思われちゃうかな?
(^_^;)


とにかく、
ブルーを見送って1年経つけれど、
愛しくて大好きな気持ちはずっとずっと変わらなくて、
いつも「ありがとう~!」って思っている毎日です!
という事を書こうと思ったのでした。
(*゜v゜*)


Bubuchin1nen


「ずっと忘れないよ」って
お友達からお花をいただきました。
ありがとうね!
(ノ_σ)

コメント
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