ストイックダイエット2(仮)

標準体重超初心者が日々思うこと・・・

過食

2009-08-10 23:27:46 | 日常
皆さん、こんばんは、お久しぶりのたけみです。

いやはや、一ヶ月以上もブログを放ったままにしておりました!
皆さんはお元気でしたか?
私はこの間何があったのかと申しますと、うううううう(号泣)
涙なくては語れないって話ではありませんが、義父が入院しまして、病院日参の日々を送っておりました。

で、明日一応退院することにはなりました。
でも、まだ手術の可能性があり、しばらく自宅にて療養って事なので気は抜けませんが、少々はほっとしました。
少々ではなくて、だいぶかな~。
家へ帰れば、病院へは行かなくてすみますもんね。
病院は疲れるので苦手なんです、そこへ行かなくていいだけでも本当楽だわよ。

さて、たくさんのメールをいただいたままにしておりまして、なかなかお返事出来ずごめんなさい。
皆さんの様々な思いを拝見しながら思うのですが、やはり、肥満は根深い疾患です。
個別のお返事は、出来るだけ早く書かせていただきますが、過食に関するご相談が本当に多いので、私が伝えられることを少しだけ書きます。

過食は、摂食障害の一つの症状。
食べても食べても食べる手が止まらずに食べ続けること。
それが「どこかおかしい」と思う場合もあるが、食べ続ける時にはおかしいという意識を上回る「食べなければならない衝動」があるので、おかしかろうがなんだろうが、自らを止めることは出来ない。

私は、過食嘔吐を繰り返してきた。
でも、嘔吐する自分が「おかしい」とは思っていたので、こっそり吐いていた。
それでも手に吐きだこが出来て、吐瀉物の臭いがすれば周囲は解ったと思う。

何故吐いたのかと言うと、痩せたかったから、それに尽きる。
太った身体を何とかしたい、痩せなければならない、でも、太った身体が求める食べ物の量は多い、それに応えて食べると痩せられない、だから、食べるだけは食べても吐き出して吸収だけは食い止めようとしていたのだろう。

過食しても嘔吐すれば、身体はやせて行った、多くの人がそれを知っているから、痩せたいと思うとまた嘔吐を繰り返してしまう。
嘔吐はしなくても、痩せたい気持ちがどこかにあると逆に多く食べてしまうのも不思議なことに症状として定着していると思う。

何故、過食が起きるのか、またそれを治してゆくにはどうしたらいいのか。
多くの人が悩み、またさらに食べて自己嫌悪している。

私は、過食する自分が「今はいない」だけで、完全に消滅したとは思っていない。
いつでもまた食べ続ける自分になってしまえる、そんな気持ちは常にある。
それでも、今回の減量が今までとは明らかに違っていたことが一つある。
それは、私は「痩せたい」と思う以上に「普通になりたい」と考えていた。

体重が100kg、太っている、痩せたいのは当たり前。
だから頑張って減量する。
もちろん、そんな気持ちもあったのだけれど、普通サイズの自分に会いたい、人生一度も出会ったことのない標準の自分に会いたい、そのほうが強かった。

痩せているとか太っているってのは、人によって大きくその感覚が違うのを皆さんは感じたことがありませんか?
実を言うと、2007年5月減量開始時点の私は、心の中で60kg台になったらもう十分、そう思っていた。
69.9kgでOK、本音でそう思っていた。

だけれど、ダイエットカテゴリをあちこち見るようになったら、69.9kgが太っていることに気づいたのだ。
だってねぇ、50kg超えたって騒いで痩せようとする人が山ほどいるんですから、60kg台で満足、70kg以下をぽっちゃりと思う感覚は、三桁の意識だと知った。
そこで、減量の基準を客観的な場所において「BMI22以下、55kg」とした。

ここで気づくのは、55kgが多くの人にとって「太っている」と思われる体重だという事実。
このあたりが、非常に複雑というか言葉にしづらいのだけれど、私は「これが普通」と思うことで、肥満した自分から開放されたんだと思う。

過食をする人の多くが過食をとめられずにまず太る。
次の段階で過食しながらも嘔吐して、体重をどんどん減らして、痩せてゆく。
だけれど、嘔吐して体重が減っても過食をすればまた体重は増える。
それが怖くて、食べるものも食べられない、でも食べなければ身体も気持ちも本当に持たないから、過食と嘔吐と言うリセット行為を続けてしまう、そういう人は本当に多い。

もし、それが嫌ならば、痩せることこそが美と思わないようにするしかないと思う。
太っていることが劣っていると思うのは、長年の私の実感で、多くの肥満者もそう感じていると思う。
でも、だからといって、痩せること痩せていることが「何より優れている」わけじゃないのだ。
減量した体重を「私は○○kg痩せました」と自慢するのは、自分が優れていると思っているからで、そう感じる自分がいる限り、太った人を見れば劣っていると思い見下し、また太ってしまいそうなときは自分を非常に嫌悪するのではなかろうか。

誰かと比べなくていい、普通でいいんだよ

そう思うことで、私は開放されてきたと思う。
周りの目を気にして誰にも嫌われないようにしなければと思っていたけれど、今は普通のことを普通に出来る自分を好きになれたから、それでいい。
人に嫌われないようにしなければ、そう思っていたのは、誰よりも自分自身が自分を嫌いだったからなんだよね。

自分の過食は、完全に治ったとは思っていない。
もしかして、何か大きなストレスがあれば、また過食してしまいそうになるかもしれない。
摂食障害を経験すると誰だって不安だろうと思う。
それでも、そんな自分の病気とも付き合ってゆけばいい、完治しなくてもコントロールはきっと出来る、そう思うのだ。


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