雪が降り積もる中、ビニールハウスで避難を続ける最年長96歳の高齢者ら「心ひとつに」能登半島地震 (24/01/15 15:55)
石川県内では今も1万9000人を超える人々が避難生活を続けています。中にはビニールハウスに避難している人もいます。 石川県志賀町。雪が降り積もる中、ビニールハウスに避難した人たちがいます。 「最高は96歳、94歳、89歳、わし80歳最年少は35歳」(ビニールハウスに避難した人) 同じ地域に住む、ご近所同士だといいます。 Q.雪も降って温度も下がるが大丈夫か 「大丈夫。温度下がっても大丈夫ストーブが3つもあるから」(避難した人) 自宅から毛布などを持ち寄り、寒さをしのいでいます。 Q.何重になっている 「畳敷いて、これ(ビニールシート)が一番下」(避難した人たち) 鍋には、知り合いが作ってくれたという「おでん」が。 「田舎は都会と違って何かあれば心ひとつになるんです。うちにいても一人でしょ、ここにくると近所の人ばかりだからここにいて十分です」(避難した人) 「見通しはわからないね、仮設ができればともかくだが、ここならだれにも迷惑にならないから」(避難した人) 岸田総理が視察、避難生活の厳しい状況 14日、被災地を初めて訪れた岸田文雄総理。避難所の中学校を視察しました。 総理には、避難生活の厳しい状況が伝えられました。 「衛生状態が悪い。感染病がでている。 仮設住宅4000戸では足りない」(現地の人) 「みなさんの思いしっかり受け止めて全力で引き続き頑張ります」(岸田総理大臣) 石川県によると、15日午後2時時点で県内の死者は222人で、安否不明者は22人となっています。 避難住民「生きているならまだ大丈夫」 一方、孤立した集落からは、住民の避難が進められています。 「今から輪島市内の孤立集落西保地区に向かいます。我々が乗っているヘリには、輪島市消防の方、自衛隊の方々が乗っています」(記者) 148人が孤立した状態になっている、輪島市西保地区。これまで、自衛隊が支援物資を届けていましたが、寸断された道を歩いて向かう過酷な状況です。 ライフラインも復旧の見通しが立たず、集団での避難が決断されました。 Q.体調悪い方は?(救援隊員) 「いません」(避難する住民) 「おられなかったら、どんな組み合わせでもいいので、最初に6名」(隊員) 「乗っていいの?」(避難する住民) Q荷物とかおいてきたけど生活できる 「だけど、生きているもん。生きているならまだ大丈夫ですよ」(避難する住民) (1月15日15:40~放送メ~テレ『ドデスカ!+』より)