断層の正確な位置推定へ 輪島市に臨時の地震計を設置「小さな揺れでも倒壊リスク」 (2024年2月15日)
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今回の能登半島地震を研究する金沢大学などのグループが、今後発生する恐れがある地震を分析・解析するため、臨時の地震計を設置しました。 金沢大学や東北大学の研究グループのメンバー4人が訪れたのは輪島市の三井小学校です。 能登半島地震は、能登半島の北部にある100km以上の海底活断層によって 引き起こされたとされています。そのため、研究グループは今後発生する地震を数多くのポイントで観測・分析し、断層の正確な位置を推定するため臨時の地震計を設置しました。 金沢大学(地震学)・平松良浩教授: 「度重なる強い揺れによって建物のダメージというのが大きくなっているので、小さな揺れでも(建物が)倒壊するリスクはありますので、余震(後発地震)には十分注意をしてボランティア活動などをする時でも、できるだけ危険性のないような場所を選んで行って頂ければと思います」 研究グループは今後、能登町にも地震計を設置し、奥能登20カ所程度の地点で観測するということです。