東京都と埼玉県だけ人口増加 日本の総人口は14年連続減少|NHK 首都圏のニュース
去年の日本の人口推計が発表され、総人口は前の年より55万人減って、14年連続の減少となりましたが、東京都と埼玉県では人口が増加しました。
神奈川県や千葉県を含めた1都3県の人口は全国の29.9%を占め、過去最高となっています。
総務省が発表した去年10月1日現在の人口推計によりますと、外国人を含めた日本の総人口は1億2380万2000人で、おととしよりも55万人、率にして0.44%減り、14年連続の減少となりました。
一方、すべての都道府県の中で東京都と埼玉県だけは人口が増えました。
このうち東京都は、前の年より9万2000人、率にして0.66%増えて、1417万8000人となり、3年連続の増加となりました。
総人口のうち11.5%が東京に集中していることになります。
また、埼玉県は1000人、率にして0.01%増えて733万2000人と、4年ぶりに増加に転じました。
総務省によりますと、いずれも外国人の入国超過が主な要因とみられる
ということです。
一方、神奈川県は0.05%減って922万5000人、千葉県は0.08%減って625万1000人でしたが、首都圏の1都3県の人口は全国の29.9%を占め、過去最高となりました。
このほかの関東の各県は、茨城県が0.64%減って280万6000人、群馬県が0.62%減って189万人、栃木県が0.66%減って188万5000人、となっています。
総務省は「全国的には人口の減少傾向が続いている中、東京では入国超過に加え他の道府県からの転入超過も増え人口の集中が見られる。引き続き人口動態を注視したい」としています。