真夜中親父の呟きblog

一所懸命に生き、よかれと思ってやったことを、ガチャガチャ言われる筋合いなどねぇ!と放言する、ヘンコツ親父。

本の回収騒動の感想は「やはり彼がやりましたか」

2010-02-10 00:17:01 | Weblog
「医学的に誤った表記」で新型インフル関連本を緊急回収という異常事態。
それは、村重直子氏の著書で「新型インフル禍の真犯人 告発!死の官僚」というものだ。
出版元は、1月7日に刊行したばかりの厚生労働省医系技官・村重直子氏の著書「新型インフル禍の真犯人 告発! 死の官僚」を回収することを発表した。
新型インフルエンザの実態を伝えようと企画し、緊急出版として村重氏に取材し、文章を出版元の編集サイドでまとめたものだ。
入稿を急ぐあまり、事実関係の確認が十分でなく、医学的に誤った表現などが多数あったという。
出版元は、
「結果として、村重氏の著書として は、タイトルもふくめて本意と違うものになってしまった。著者と話し合い、速やかに回収します」となった。
村重氏は、2月末までに、同社からタイトルも新たにした書き下ろしの著書を刊行するという。
なお、『新型インフル禍の真犯人 告発! 死の官僚』を既に購入した場合は、村重氏の新著と無償で交換。送料などは出版元が負担することになった。

以上が、事態の詳細だ。

さてここでこの本の担当編集をした社員が誰かというと、小生が知る人物だったことが分かって、やはり、と思った。
彼は、週刊誌の編集部にいて、その時にも記事の捏造を日常的に平気で行い、大トラブルになったことも含め、何度か問題を起こしてきたのだ。
小生が取材した記事では、勝手に都合のいいように書き換えて、
「読者に分かり易くなるようにしただけなんですけど」
と言い訳するありさま。
お蔭で、取材させて貰った相手から「そんなことは一言も言ってない」と、逆鱗に触れ、取材した小生までがいい加減なライターだと疑われたことがあったのだ。
温泉関連の取材でも、
「若女将が背中を流してくれる」という風に捏造し、ゲラチェックをした小生が、その部分について、「ありもしないことを書く必要がどこにある?」と削除を指示したにもかかわらず、そのまま入稿し誌面になって、そのホテルから「うちではそんなサービスなどしないとあれほど言ったでしょう?」と抗議を受けたし、取材した小生の立場も無くなるほどだった。
その彼が、上記の本を担当したというのだから、さもありなん、と思ったわけだ。
昨年、週刊誌の編集部からかれが異動するのを知り、彼に、
「今度は創作もOKな仕事なのだから、向いているな」と軽口を叩いたのだけど、まさにお得意の創作をしてしまって、この事態を招いた、ということになるのだろう。
彼にとって、事実が何であるかはさほど大切ではなく、どれだけ面白く書けるか、だけが大事なのだ。
勘違いしている。
だからこそ、今回のような本の中味に繋がってしまったのだ、としか思えない。
彼をこの本の担当にしたこと自体が間違っている。
彼には、ノンフィクション系ではなく、ノベルだけを担当させるべきなのだ。
人事担当者も、彼のそれまでの週刊誌の現場での数々のトラブルを知っていたなら、早くからその資質に気が付いたろうに、と思う。

コメントを投稿