朝方電話が鳴った。まだ5時間も寝たかどうかという時刻。
老眼鏡をまだ掛けてないので、相手の名前も読めぬまま電話に出た。
以前取材をさせてもらった人で、小説を書いたので一度見て貰いたい、というので預かり、その後書き出しの部分についての感想を述べさせて貰ったりしたことがある。
その後、小生が指摘した書きだしの摑みがまどろっこしいという部分を書き直してみたので見て貰いたい、ということでまた小説を送ってもらっていたのだ。
感想を聞かれるが、まだ寝ぼけ眼で頭の半分は寝ている。
しかし直ぐに感想を返していたわけでもないこともあり、行き掛かり上、電話で感想を述べさせて貰った。
既に色んな人に見せて、感想を聞いているそうで、その一環なのだとか。
しかも、もう応募作品として送った後で、1次選考を通るかどうか、ということらしい。
「夢ですから」と本人はいうのだけれど、ハードルはかなり高い賞なので、1次選考そのものが大変なのだ。
小生も応募したいと思っている賞だった。
人は人、自分は自分と思うが、それよりも、あなたはこの小説で応募したんですね、という淡々とした受け止め方だ。
その後、眠いのに眠れなくて、仕方なく起きて朝のルーチンに入った。
事件取材の方は、手掛かりを探したり、捜査の展開待ちという状況。
思うに任せぬのがじれったいが、こればかりはこれ以上闇雲に動いてもどうしようもないので、アンテナだけはしっかり張っておくのに夕刻から切り替え。
久し振りに前妻に電話した。
高校1年生の子どもは元気か?といつものように聞いたら、なんととんでもないことになっていた。
8月末に新型インフルエンザに罹り、高熱が出て、土曜の晩だからと総合病院の夜間の救急診療に連れていったらしい。
担当は若い医者で、新型インフルエンザと判明しても、
「タミフルは若い人に異常行動が出る怖れがあるので、うちでは処方しません。寝ていたら治るので、解熱剤を出しておきます」
と言われ、タミフルも、リレンザも貰えなかったのだという。
ところがなかなか熱が下がらず、微熱が取れないこともあって、別な医院で診て貰ったら、なんと
「肺炎になっています。肝機能の働きも落ちている」
と言われたのだというからビックリ。
新型インフルエンザでは、息子ぐらいの年齢ではタミフルでの異常行動がみられるケースもあるということで、リレンザを処方することが多いはず。
なんの抗ウィルス剤も投与しないなんて考えられない。
前妻は、そうしたことを知らなかったこともあり、若い医師のいうことをただただ鵜呑みしてしまったわけだ。
小生は8月19日には神戸で「新型インフルで死者2人目」の関連の取材をしていたし、その前に関西で新型インフルが上陸したときにも取材をし、その感染力の強さも、治療法に関してもそれなりに充分な知識もあったのに…。
まさか我が息子が、その新型インフルエンザに感染して、間違った治療を受けた結果、肺炎にまで成ってしまったなどとは…。
子どもと一緒に暮らしていない親としては、そのフォローには当然限界があるにしても、それにしても…、なのだ。
もし一緒に暮らしていたら、「微熱が続く」ということだけでも肺炎の可能性を疑うだけの知識もある小生が、病院に早めに連れていっただろうに…。
取り敢えず、別れた妻に言ったのは、免疫力を高めて自己治癒力を引き出すのが一番だと、小生も愛用していて、免疫力を高める作用のある「エキナセア茶」を飲ませることを進言。
「ほんの木」の通販サイトから注文したらいい、とまで細かく教えた。
野球部の新人戦にも出ることが出来ず、本人はさぞや無念なことだろう。
酷く成らずに、早く治って貰いたい、と願うことしか出来ぬのは辛いものだ。
本日、ある仕事の依頼を受けた。かつてルポを書かせて貰った月刊誌の編集長をいている時に、一度御挨拶したことのあったのだ。
その後、異動した書籍の部署の仕事である。
こうして御縁が仕事に繋がったということは、実に有難いことだ。
感謝、感謝である。
同居人が請けた仕事、リストを送ってその後の動きについて具体的に徐々に決まってきたようだ。
小生の出番はまだ先のことだが、この進行具合なら大丈夫そうで、経過を聞いてホッとしている。
さて、我が家に現れる半家猫になってきた茶猫は、ちゃんと言葉が分かるみたいで、こちらが話し掛けたら返事をするし、ダッコされたくないときにダッコしたら嫌だ嫌だと言うし、眠いときに身体を撫でたら、何をするの?と半分怒って抗議したりもする。
来たときの挨拶だけでなく、近頃は出ていく前にもちゃんと挨拶してから外へ行くという実に礼儀正しくお行儀のいい娘に育ってきた。
小生も、茶猫の姿が見えないと少し心配になって、時折外に出て、家の周りを見まわったりしてしまうほど。
このところすっかり茶猫の動向が気になりっぱなしだが、やはり「即かず離れず」、の関係でいたいものだ。
完全にベッタリよりもお互いが楽だし、そうした関係こそが、お互いの人格や猫格(笑)を尊重することになるはず、と思っている。
老眼鏡をまだ掛けてないので、相手の名前も読めぬまま電話に出た。
以前取材をさせてもらった人で、小説を書いたので一度見て貰いたい、というので預かり、その後書き出しの部分についての感想を述べさせて貰ったりしたことがある。
その後、小生が指摘した書きだしの摑みがまどろっこしいという部分を書き直してみたので見て貰いたい、ということでまた小説を送ってもらっていたのだ。
感想を聞かれるが、まだ寝ぼけ眼で頭の半分は寝ている。
しかし直ぐに感想を返していたわけでもないこともあり、行き掛かり上、電話で感想を述べさせて貰った。
既に色んな人に見せて、感想を聞いているそうで、その一環なのだとか。
しかも、もう応募作品として送った後で、1次選考を通るかどうか、ということらしい。
「夢ですから」と本人はいうのだけれど、ハードルはかなり高い賞なので、1次選考そのものが大変なのだ。
小生も応募したいと思っている賞だった。
人は人、自分は自分と思うが、それよりも、あなたはこの小説で応募したんですね、という淡々とした受け止め方だ。
その後、眠いのに眠れなくて、仕方なく起きて朝のルーチンに入った。
事件取材の方は、手掛かりを探したり、捜査の展開待ちという状況。
思うに任せぬのがじれったいが、こればかりはこれ以上闇雲に動いてもどうしようもないので、アンテナだけはしっかり張っておくのに夕刻から切り替え。
久し振りに前妻に電話した。
高校1年生の子どもは元気か?といつものように聞いたら、なんととんでもないことになっていた。
8月末に新型インフルエンザに罹り、高熱が出て、土曜の晩だからと総合病院の夜間の救急診療に連れていったらしい。
担当は若い医者で、新型インフルエンザと判明しても、
「タミフルは若い人に異常行動が出る怖れがあるので、うちでは処方しません。寝ていたら治るので、解熱剤を出しておきます」
と言われ、タミフルも、リレンザも貰えなかったのだという。
ところがなかなか熱が下がらず、微熱が取れないこともあって、別な医院で診て貰ったら、なんと
「肺炎になっています。肝機能の働きも落ちている」
と言われたのだというからビックリ。
新型インフルエンザでは、息子ぐらいの年齢ではタミフルでの異常行動がみられるケースもあるということで、リレンザを処方することが多いはず。
なんの抗ウィルス剤も投与しないなんて考えられない。
前妻は、そうしたことを知らなかったこともあり、若い医師のいうことをただただ鵜呑みしてしまったわけだ。
小生は8月19日には神戸で「新型インフルで死者2人目」の関連の取材をしていたし、その前に関西で新型インフルが上陸したときにも取材をし、その感染力の強さも、治療法に関してもそれなりに充分な知識もあったのに…。
まさか我が息子が、その新型インフルエンザに感染して、間違った治療を受けた結果、肺炎にまで成ってしまったなどとは…。
子どもと一緒に暮らしていない親としては、そのフォローには当然限界があるにしても、それにしても…、なのだ。
もし一緒に暮らしていたら、「微熱が続く」ということだけでも肺炎の可能性を疑うだけの知識もある小生が、病院に早めに連れていっただろうに…。
取り敢えず、別れた妻に言ったのは、免疫力を高めて自己治癒力を引き出すのが一番だと、小生も愛用していて、免疫力を高める作用のある「エキナセア茶」を飲ませることを進言。
「ほんの木」の通販サイトから注文したらいい、とまで細かく教えた。
野球部の新人戦にも出ることが出来ず、本人はさぞや無念なことだろう。
酷く成らずに、早く治って貰いたい、と願うことしか出来ぬのは辛いものだ。
本日、ある仕事の依頼を受けた。かつてルポを書かせて貰った月刊誌の編集長をいている時に、一度御挨拶したことのあったのだ。
その後、異動した書籍の部署の仕事である。
こうして御縁が仕事に繋がったということは、実に有難いことだ。
感謝、感謝である。
同居人が請けた仕事、リストを送ってその後の動きについて具体的に徐々に決まってきたようだ。
小生の出番はまだ先のことだが、この進行具合なら大丈夫そうで、経過を聞いてホッとしている。
さて、我が家に現れる半家猫になってきた茶猫は、ちゃんと言葉が分かるみたいで、こちらが話し掛けたら返事をするし、ダッコされたくないときにダッコしたら嫌だ嫌だと言うし、眠いときに身体を撫でたら、何をするの?と半分怒って抗議したりもする。
来たときの挨拶だけでなく、近頃は出ていく前にもちゃんと挨拶してから外へ行くという実に礼儀正しくお行儀のいい娘に育ってきた。
小生も、茶猫の姿が見えないと少し心配になって、時折外に出て、家の周りを見まわったりしてしまうほど。
このところすっかり茶猫の動向が気になりっぱなしだが、やはり「即かず離れず」、の関係でいたいものだ。
完全にベッタリよりもお互いが楽だし、そうした関係こそが、お互いの人格や猫格(笑)を尊重することになるはず、と思っている。