春のそよ風夏の雨

嬉しいひととき。好きなこといろいろ書いています。

若島正「乱視読者の英米短篇講義」

2024年04月25日 | 
本について書かれた本です。

普通、本について書かれた本を読むと中に書かれた本がいろいろ読みたくなって、
楽しいのだけど、どれから読んだらいいんだろうみたいな気持ちになることも多い
のですけれど、若島正さんの書く本の本はちょっと違うのです。

何が違うのかというと、多分好みがほとんど合わないのではないかと思うのですよね。
あらすじを読んでも、それが面白いの?と感じてしまったりして。
それなのに、若島正さんの文章は気持ちが良くて、本を読むのが好きなのだろうなと
伝わってくるところも、ちょっとワクワクして、読んでいてとても面白い。

読みたいと思うわけではないのだけど、こんなふうに読むのはいいなぁと思いながら
読むのが好きというのが一番近いかも。

乱視読者シリーズはだいぶん前に他の本も読んだことがあるのだけど、それもとても
楽しかったな。
また他の本も読んでみたくなりました。
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Jojo Moyes「Paris For One」

2024年04月21日 | 英語
Jojo Moyes「Paris For One」

読むのが苦手な人のために企画されたQuick Readsの一冊。
Quick Readsはやさしめの文章、大きめの文字、語数が少なめで読みやすい
本当なっています。

恋人との会話中、「パリに行ったことがないの?」と言われたNellは、
それなら恋人とパリに行きたいと格安チケットを手に入れます。

ところが、駅で待っても恋人はやって来ず・・・。
パリへの週末旅行はさらにひどいことに巻き込まれますが・・・。

恋人との関係の物語と言うよりも、慎重に計画を立ててはみ出さないように生きてきた
20代半ばの女性が、そんな慎重な生き方から、ほんの少しでも冒険的な方へ一歩を
踏み出してみた話として楽しかったです。

その後のお話もあるなら読んでみたいと思った作品でした。

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センス・オブ・ワンダー

2024年04月12日 | 
ちくまで連載されていた森田真生さんの連載エッセイを一回目だけ読みました。
面白かったので、読んで本になったら買おうと思っていました。

その本が、今日到着しました。
カーソンのセンス・オブ・ワンダーの新訳に続いて「僕たちのセンス・オブ・ワンダー」として
載っています。
もう一冊は、もともと持っていた新潮文庫版。4人が「私のセンス・オブ・ワンダー」として
解説エッセイを書いています。

本文よりも長い、追加されたエッセイどちらも同じようなテーマで、「センス・オブ・ワンダー」を
読んだ人には、自分の「センス・オブ・ワンダー」を見つけてほしいというような思いを感じます。

かなり前に、単行本版と英語版を読んだきりで文庫版も積読状態だったので、久しぶりに二冊の
「センス・オブ・ワンダー」を読んでみたいと思います。

カーソンだけではなく、5人の「センス・オブ・ワンダー」もどんな感じなのか楽しみ。

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