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“次の予定が変更可能なら、絶対観た方がいい”
“今回はフィルの追悼公演(*1)だから、次回はないかもしれない”
“15日は『代表曲を網羅する完全ベスト・セレクション』だから、いいに決まってる”
“ほとんど知らないのに楽しめた、KAMELOTの時と同じ ライヴ・バンドの醍醐味が味わえる”
“間違いなくRescue Meを演る”
殺し文句だった
彼らの熱い断言がいつしか私の心を大きく揺り動かしていた―
15日の当日―
Y&Tの川崎公演が行なわれることは知っていた
音友の山梨からの遠征組が観戦することを事前に知っていた私は、2日前の13日の夜に急遽公演前のオフ会参加を表明、当日改めて連絡を入れることになっていた
私はもともと観戦しない予定で、その後の予定も入れていた
ところが、会場間近のジョナサン(*2)でしばし音楽談義に花を咲かせ、主役のY&Tの話に及ぶや否や冒頭のような台詞が矢継ぎ早に私を襲ってきた?のだった
始めは難色を示していた私だったが、次第に心が観戦へと傾きつつある自分に気付き、ついに決断の時を迎えた
観戦すると決めてからは早かった
私の代わりに当日券とTシャツ(*3)を購入してくれたdayanさん(感謝♪)から、それらを受け取るとその場でTシャツをセーターの上から着用、気分がますます高揚してくるのを感じた
思いがけないサプライズもあった
用足しのため中座した時、同じく観戦する数名の女性グループのひとりに呼び止められ、彼女たちが準備していた横断幕にメッセージと名前を認める機会を得たのである(*4)
それぞれの思いがこもった横断幕は、それだけで感動的だった
17:00の開場時間を目処に会場に向かうと、すでに人だかりで混雑していた
当日券の私は最後の入場となる(*5)
開演時間15分前にようやく入場、先に入場を済ませた皆とも無事合流出来た
ほぼ中央の位置
場内はすでに熱気でむせ返っていた
定刻時間を5分過ぎた頃、徐にメンバーが登場すると場内のヴォルテージは一気に高まった
亡きフィルの語りで始まるOn With The Showで幕を開け、その後はパワフルな楽曲(ストラト使用)とエモーショナルな楽曲(レスポール使用)を絶妙な配置で次々と披露、全く衰えを見せない初めて目の当たりにしたデイヴは、神々しいばかりに輝いて見えた
ややハスキーがかったデイヴの叙情的な歌声は、観る者全ての魂を揺さぶり、同時にソロにおいてもそれは如何なく発揮された
人間国宝の称号は、けっして大袈裟ではなく彼そのものを言い表していた
凄い
凄すぎる
ライヴで鍛え上げられた、ライヴバンドとしての誇りが圧倒的な存在感を放ち、観る者をぐいぐいと惹き付けて放さない
Phil Kennemore(B.)の代役として昨年後半からツアーサポートとして参加のBrad Langは見た目も一番若々しく、派手な動きであるのに対し、やや強面風の見るからにがたいのいいMike VanderhuleのDr.は堅実ながらもこじんまりと地味な印象で、せっかくのドラム・ソロもやや精彩に欠けていた
もうひとりのG.であるJohn Nymannはリードが取れるほどの存在感を放ち、時にリードを担当しつつも、主役のデイヴを引き立てている謙虚な姿が実に好ましかった
勿論、デイヴのインストは言うまでもなくこれでもかと言うほどに泣きまくり、感動が後から後からこみ上げ、その音にその旋律に身動きも出来ず立ち尽くすばかりであった...
Hurricane
Midnight In Tokyo
Forever
知っている曲は意外にも数曲ばかりあった
中でも一番印象的だったのは、言葉を詰まらせながらも朋友フィルへの哀悼の意を込めて彼に捧げたこの曲―
I Believe In You (Nov.2010)
溢れる涙で目の前が霞んだ。。。
泣いて泣いて泣きまくるデイヴのギター
切なかった
そして、美しかった
観客と演奏者の想いはひとつとなってフィルの元へと届いたことだろう
終わって欲しくなかった
いつまでもここにいたかった
けれど、いつか終わりは来る
Foreverが終わるとThank youの声が場内に響き渡り、彼らが次々と舞台裾に去っていく
鳴り止まない拍手と声援―
アンコールに応じてくれた彼らの選曲はOpen Fire、そして―
あの切ないイントロは、紛れもない私の大好きなRescue Me !!(*7)
嬉しくて嬉しくて
哀しくて哀しくて
泣くもんか
泣くもんか
思いのたけを込めて、歌って踊って、吹っ飛ばせ!
あぁ、最高に幸せだぁ~~~!!!
デイヴとジョンのコラボ(リズム隊なし)がしっとりと酔わせる、2回目のアンコールが終わるとすでに時計は20:20を廻っていた
観戦前とはまるで違う満ち足りた私が、そこに、いた。。。
ありがとう、Y&T!!
来年もまたここで会おう!(*7)
SET LIST: ※追加(@momosukeさん)
On With The Show
Hard Times
Don't Wanna Lose
Meanstreak
Lonly Side
Shine On
If You Want Me
Lipstick And Leather
Don't Be Afraid Of The Dark
I'm Comming Home
I Believe In You
Eyes Of A Stranger
Hungry For Rock
Black Tiger
Midnight In Tokyo
Blind Patriot
I'll Cry For You
Hurricane
Dirty Girl
Summer Time
Forever
Open Fire
Rescue Me
Winds Of Change
【註】
(*1)...闘病中だったデイヴの長年の朋友Phil Kennemoreが今月7日他界した 享年57歳
(*2)...オフ会参加者は総勢7名で、内訳はしっかりしぇんか~さん、reiGさん、cozy N.さんの山梨組3名、千葉のjapametal500さん、
東京のdayanさん、momosukeさん、私の神奈川組2名で地方色豊かな集まりとなった
(*3)...開演前にTシャツの購入者は、抽選で25名が各公演終演後のサイン会に参加できる番号が記載された抽選券がもらえる
当選者は終演後の物販売り場で発表、残念ながら私の番号はなかった
(*4)...Y&Tは永遠―という意味の英語を記したのだが、本来はeternalを用いるのが妥当と思いつつ楽曲との兼ね合いも鑑み、
foreverを採用した
(*5)...オフ会後に下見のため立ち寄る予定だったお店に急遽Y&T観戦のため行けなくなった旨のメッセを送った
(*6)...その直後、“キターーーっ”と叫びつつ?私は側にいたしぇんか~さんと思わず固い握手を交わした
(*7)...川崎の熱い声援に感極まったデイヴはMCで“ありがとう、毎年来るよ!”と約束?したのだった
むせび泣くんでしょう、、これでもかと。。。
すごすぎます、、、心がギューってなります。
あー言葉では表せません!
またご一緒させて下さい。
お疲れ様でした。
昨日はお疲れ様でした。
昨日後ろから見ていてmicha*さんがとても楽しんでいたのはよくわかりましたが、記事を読むとその時の様子が目に浮かんできます。
ホントに素晴らしいです。
また次回のY&Tもご一緒させてくださいね♪
みんなで良いライブを共有できて幸せでした!
デイヴも気合入ってました!
なかなかあんなLIVEは体験できないと思います。
しばらくギターに触れないくらいの完全燃焼です・・・
ありがとうございました!
仕事でライブ行けなかったのが心残りですが素晴らしいレポで我慢しますw
フィルを偲びながら毎日フィルのボーカル担当の’SQUEEZ’聞いてます。
心に響くギターは一生の付き合いですよね~
思いがけずライブをご一緒できてうれしかったです
皆さまの説得に負けてよかったですよね!?(笑)
今も一昨日の余韻を味わいつつ、一昨日購入した『EARTHSHAKER』の
大好きなRescue Meを聴きながら、レスしています
あぁ...今にも熱いものがこみ上げてきそうです
http://blog.goo.ne.jp/michaschenker/e/4332d93347cab14db035d1454a496c6d
>やっぱ文才ありますよ(笑)(本当に)
つくづく自分の進む道を間違えたかなぁって思いました。。。
もしも...
もしも...
私がまかり間違って文壇デビュー?した折には、印税で食べていけるよう(笑)、japametalさんが買い占めて下さいね(はぁと)(爆)
強力な観戦誘導?をありがとうございました
7,300円でも安いと思います!(ホント)
(Tシャツ3,500円+CD1,500円も加わり、トータルで12,300円の出費でしたが、それ以上の価値があったと思います☆)
Let Me Go
Knock You out
ライヴで演ってほしかったなぁ。。。(ぽそっ)
ジョナサンで集まった時、momosukeさんの姿が見当たらなかったのでちょっと寂しかったのですが、
途中からの参加と知り、しばしの後久しぶりに再会できて、嬉しかったです(^^♪
会場内でもお気を使って頂き、恐縮です...
おかげさまで皆さんと素晴らしいライヴを堪能することができました\(^o^)/
>また次回のY&Tもご一緒させてくださいね♪
はい、勿論です♪
その前にSSGとHeavy Chainsのコラボ・ライヴが三度実現したら?、またご一緒させて下さいね(^_-)b
しぇんか~さんの殺し文句に参りました~!(爆)
japametalさんとの見事なコンビ・プレイ?に半ば圧倒されつつ、“言い切れる”ほどのY&Tの凄さってどんなんだろう→知りたい→体験してみたいと
心が徐々に移り変わっていくのを感じました
おふたりの強力誘導?に心から感謝しています☆
人間国宝は、デイヴとゲイリー(ムーア)のふたりだけに冠された称号ですが、
デイヴが顔を歪ませ、入魂の号泣ソロを演奏中、その姿が何度もゲイリーと重なりました...
昨年の1月はマイケル
今年の1月はデイヴ
年頭から2年続けてふたりの素晴らしいギタリストを堪能できた幸せを、噛み締めています。。。