そういえば、ライヴを観に行くのはマイケルの来日公演以来である
Gary Moore × Cozy Powell
なかなか面白そうなコラボに惹かれ、よく事情も分からないまま参戦した(@1日)
会場は吉祥寺
全く縁のない場所ではないが-20年近く前に訪れたことのある街だが-、けっして近場ではないため若干躊躇するものがあった
しかも、遠いだけでなく翌日は早起きが必須故、ライヴ後の余韻を愉しむ時間もなかった....
結局、ぎりぎりまで悩んだ末参戦を決めたのだが、それが大正解だった
今まで体験したライヴとは若干趣が異なったが、それが却って新鮮だった
インストのみの演奏
実際は、歌入りが1曲だけサプライズ的に披露された(*1)のだが、なくても良かったかも?!(笑)
そう、歌入りの曲でさえ、歌なしで挑んだそのチャレンジ精神が素晴しかった
ひとことで言うなら大人の-いや、‘大人な(笑)ロック’だった
とても今回のために結成されたバンドとは思えないほど、息もぴったりだった
一都三県
変わったバンド名のこのバンドは、東京、神奈川、埼玉、千葉のメンバーで構成された、その如くのそれだった
“リハが大変だったろうなぁ。。。”などとふと要らぬ心配までしてしまった(笑)
ハイテクを駆使して、緩急自在にギターを操るストラトさん
五弦ベースを用いて、地味ながら存在感のある堅実なリズムを刻むBunさん
斬新なアプローチで鍵盤を華やかに舞う、実はプログレ好きのYOKOさん(*2)
新しい試みには積極的に挑戦、変幻自在のパワフルなドラミングで圧倒するコリンさん
4人の確かな技術と経験に裏打ちされた今回の急造?ユニットが織り成す心憎い演出-春夏秋冬の四季に準えての選曲と構成に思わず舌を巻いた(*3)
プログレの春、ハードロックの夏、バラードの秋、フュージョンの冬-
どの季節も魅力的で、ゲイリーの多彩な楽曲に改めて感銘を受けた
それぞれ3曲、3曲、3曲、1曲と計10曲が演奏されたのだが、生憎知っている曲は2曲のみだった
秋の陣で披露されたThe LonerとParisienne Walkways
個人的にはコリンさんのドラム・ソロ(*4)が光る夏とギターの泣き(*5)が聴き所の秋が印象的だった
演奏を効果的に彩るライティングや各パートの個性を生かすバランスのいい音響が申し分なかっただけでなく、天井に設置された鏡に映し出される、
普段は観ることの出来ない角度からのステージの模様が面白く、とりわけドラマーが目立つ仕掛け?になっているのが、この会場の特筆すべき点である(*6)
すっかり気に入ってしまった(笑)
その上、入場料もリーズナブル!
ドリンク代も下戸の観客を考慮した低めの設定、そんな至れり尽くせりのサービスは、本当に有難かった
歌なしでも充分に愉しめることを証明した、今回のライヴ
心から拍手を送りたい
あっという間の1時間(実際は50分?)は、大満足の貴重なひとときだった
The Loner / Gary Moore
後ろ髪を引かれつつ、早々に会場を後にした私の脳裏に過ぎったのは-
“もしもマイケルがインスト・ライヴを行なったら、どんな曲目がいいだろう?”と、後ろ髪とは裏腹の思いだった(笑)
【註】
(*1)...Back on the Streets (飛び入り?ゲスト?)vo.はRittyさん 足元にはしっかりと歌詞カードのアンチョコ(笑)があった
(*2)...メンバーで顔見知りだったのは、YOKOさんとコリンさんのおふたり SMG以外YOKOさんは新鮮で、SMGだけの活動に終始するのは、
正直もったいないと思った
(*3)...四季の合間に曲紹介のMCも兼任したコリンさん、真面目に進めようと思えば思うほど?笑いを誘う、その奮闘ぶり?が微笑ましかった
(*4)...Killer Iron MaidenのKillersなら知っていた(笑)が、初耳だった 文句なしの粋なナンバー
(*5)...もう少しねちっこい(笑)粘り(タメ)を利かせれば尚感動的だったと思う-単なる私のわがままだけど(笑)
(*6)...開場時間に間に合って入場を済ませた私だったが、控え室-畳2畳ほど(!)の狭い空間だが、不思議と和める空間-に迷惑も顧みず
我が物顔で押し入って(笑)、メンバーの皆さんと交流できたことは本当にラッキーだった
GaryxCozy ですか!
中々渋いですね、それも若者の街(笑)、吉祥寺とは!
インストがメインということは、コロシアムⅡ時代の曲も演奏されたのですかね?
私はGaryのコロシアムⅡ時代は結構好きでした。ジョン・ハイズマンのドラムもカッコ良かったです。
あと、xCozyなら、当然サンセットも演奏されたのでしょうか?Garyのマーキークラブライヴでの、サンセット~パリの散歩道(インストver)は正に秀逸でした。
ずばり、中央本線沿線にお住まいでしょうか?
(荻窪? 三鷹?)
>コロシアムⅡ時代の曲も演奏されたのですかね?
おそらく演奏されたのではないかと思います
春の陣はプログレ風―あるいはジャズ風と思わせる曲調でしたので
>当然サンセットも演奏されたのでしょうか?
....多分(^^;;
youtubeでも確認したのですが、実はあまり覚えていないんです
セトリを知りた~~~い!!(笑)
ゲイリーとコージーといえば、その昔水面下でバンド結成に向けての準備がなされていたようですが、
レコード契約の問題が障害となって、残念ながら実現には至りませんでした。。。。
もしも実現していたら、コージーのMSG参加は幻となっていたでしょう....
MSGの初来日は、あるいはもっと後になっていたかも知れません
運命って皮肉ですよね、、、、
幻のバンド結成が、オリジナルではなくトリビュートという形でしたが、目の当たりに出来て嬉しかったです(^^♪
そうです、詳細はおいおい分かるかも(笑)
中野にCryBabyとか言うHR/HMバーがあるらしいんですがちょっと気になってます。三軒茶屋のブラックモアには数回行ったことがあって、そこでマリノの大谷令文さんに会ったことがあります。
>もしも実現していたら、コージーのMSG参加は幻となっていたでしょう....
MSGの初来日は、あるいはもっと後になっていたかも知れません
そうかも知れませんね。
さらにコージーが居なかったらグラハムの黙示録への参加もなかったかも。。。
ちなみに、2ndレコーディングで、コージー以外の候補はいたんでしょうか?
>幻のバンド結成が、オリジナルではなくトリビュートという形でしたが、目の当たりに出来て嬉しかったです(^^♪
気持ちは分かります(笑)
そういえば、サイクスもブルーマーダー結成に、コージー誘ってましたが結局お流れに。。。
サイクスのトリビュートバンドが居たらちょっと見てみたいかな?
では、東京に住むなら中央沿線ですね(笑)
詳細が分かる日を楽しみにしています♪(笑)
そう、マイケル御用達(笑)のサンプラがある中野も中央沿線でした☆
CryBabyはマイケル・フリークが夜な夜な?集うロックバーです
私は以前、2,3回ほど足を運んだことがあります(^^)
>三軒茶屋のブラックモア
噂で聞いたことがあります
令文さんはそこの常連さんなのかな?
1度だけライヴを観に行ったことがありますが、いい人ですよね(^^♪
ちなみに、渋谷のマルムスティーンへは行かれたことがありますか?
>コージーが居なかったらグラハムの黙示録への参加もなかったかも。。。
確かに!
『黙示録』誕生の背景には、コージーの貢献が大きかったんですね~☆
>ちなみに、2ndレコーディングで、コージー以外の候補はいたんでしょうか?
クリスによると、コージー参加の前に誰かドラマーがいたそうですが、最終的にコージーが係ることが決まって、クリスもMSG加入を承諾したそうです
うる覚えですが、近くに行きつけのスタジオがあるらしく、帰り際に店に寄ることがあるとのことでした。
令文さん、とても腰が低くていい人でしたよ。
>マルムスティーンへは行かれたことがありますか?
存在は知っていますが、行った事はないです。
存在を知った頃には、私の中のロックバーブームが既に去っていまして・・・(笑)。改めてWebを見たのですが、tabelogでランチに関するコメントが投稿されてましたね。インギーアイテムより食事が充実しているのでしょうか!?(笑)
クリス&コージー、最強のリズム隊だ!とか当時マイケルも言ってたような?
ただ、コージーに関する私の主観は、マイケルよりリッチーの曲の方が合っているかなぁという感じです。Looking for Loveのドラムは結構好きですが!
名前だけは知っていますが、具体的にどの沿線なのかさっぱり分かりません(笑)
ちなみに、マルムスティーンについては記事にしたこともありますが、リニューアル後―つまり、現況については不案内です。。。。
>コージーに関する私の主観は、マイケルよりリッチーの曲の方が合っているかなぁという感じです
そうかもしれません......でも☆
もしも『黙示録』のDr.がテッドではなくコージーだったとしたら、よりグレードアップしたアルバムに仕上がっていたと思います!(笑)
(正直、『神話』におけるコージーのDr.は.....)
テッドはコージーに負けまいと奮起していた?のか、特にAssault AttackのDr.はほとんどコージーしています(笑)
ちなみに、Rainbow在籍時におけるコージーのDr.は、『Down to Earth』でのそれが結構お気に入りだったりします(^_-)b
ところで、サイクスはお好きなのですか?
私の場合、彼とは何故か相性があまり良くないみたいで.....
Thin Lizzy在籍時とWhitesnake在籍時の来日公演を観てはいるのですが、ほとんど記憶にございません(笑)
但し、Please Don't Leave Meだけは、例外的に?大のお気に入りです(^^♪
ぶっちゃけ目から鱗の感動&衝撃を受けました☆
確かに。限りなき戦い(笑)とは別物ですよね。でも、この時のテッドは調度良い重さだと思います。コージーが入ると良くも悪くもヘヴィメタルリテラシー(笑)が上がるんですよね。それがマイケルの繊細さをスポイルしてしまう気がしていて。DesertSongでコージーにズンドコされちゃったら・・・それこそインギーが乱入してきそう(爆)
>ところで、サイクスはお好きなのですか?
はい、今でも大好きです!
記事にしていただけたら、1000行くらいで突っ込み入れますよ!!
今回は初回なので軽め?のコメントで・・・
私も当初、サイクスのイメージは「どうせカッコだけのヤツだろ?」くらいのイメージだったのですが、私が加齢(笑)と共にHR/HM離れしていく中、結局、最後まで残ったHM/HR系ギタリストがサイクスでした。
ギタリストとしてももちろんですが、HM/HRに囚われない作曲能力の幅広さに、ミュージシャンとしての大きな魅力を感じます。ソロより、リフ、楽曲に彼の美学があります♪
マイケルやリッチー、インギーに比べればカリスマ性、信者も圧倒的に少ないですが(悲)、彼の持つ英国ロマンチズム(笑)も結構いいですよ。ブルーマーダーは大人のロックです!と、ちゃっかり布教。。。
西荻窪も不案内ですが(笑)、安くて美味しいお店が軒を並べているイメージがあります(笑)
確かにコージーのDr.は、マイケルの繊細さを殺してしまうような感覚が無きにしも非ず、ですよね(^^;;
私が『神』を好きなのは、このアルバムが‘マイケルを象徴するアルバム’である点も大きいです ソロ・アルバムの趣が強いからこそ、いいんです!(笑)
サイモンのDr.は、その個性を感じさせつつも繊細なマイケルのギターを引き立たせているところが流石だと思います☆
マイケルがバンドとして魅力を感じるのは、MSGよりもUFOです
そして、ライヴより断然スタジオ派です!
ライヴはその名の如く‘生’に限ります 音声だけだと正直.....キツいです(^^;;
例外的に『UFOライヴ』は名演だと思います☆
フィルとピートとマイケルの三つ巴(笑)―個性と個性のぶつかり合いが、却って見事な調和を生み出していて、最高にカッコイイです!(笑)
今気付いたのですが、『神』はマイケルの土壌―影響を受けた音楽―が顕されたアルバムだということです
Cry For the Nationsはペイジ、Bijou Pleasuretteはウエスト、Into the Arenaはベック、Tales of Mysteryはクラプトン、そして―
Feels Like a Good ThingはZEP、Lost Horizonsはサバス(笑)
ちなみに、Feels Like a Good ThingはMSGとしてのバンドの魅力を感じさせる、唯一の?ナンバーです!(笑)
(Into the Arenaはインスト・バンド(笑)としての魅力に溢れてます☆)
>記事にしていただけたら、1000行くらいで突っ込み入れますよ!!
よっしゃあ、受けて立ちましょう!(笑).....って、生憎記事に出来るほどサイクスに対する引き出しがほとんどありません(^^;;
ただ、記事にしたことはあります(笑) ↓
http://blog.goo.ne.jp/michaschenker/e/0241da4ce929446b7a8475bf87c958e4
そういえば、サイクスもゲイリーもThin Lizzyと係わりがありますね☆
Thin LizzyのSAYONARA Tourを観に行くきっかけになったのが、ラスト・アルバム『Thunder and Lightning』(のThe Holy War)を気に入ったからです♪
確かマイケル信者でサイクス信者でもある人を約1名知っています(笑)
Blue Murderの名前もそのおかげで知りました ‘大人のロック’だそうですが、お子ちゃま(笑)の私に受け入れられるでしょうか....?(笑)
それは素晴らしい!
私はライブアルバムで我慢してました(笑)
Blue Murder、残念ながら、お子ちゃまの私には…すいません。
Thin Lizzy解散後、サイクスはUFOに入ったら面白かったのに、とは思います。
コージー参加のアルバムはいろいろ聴いているのですが、もっとも「コージーって凄い!」と感じたのはエマーソン・レイク・アンド・パウエルでした。
とくにライブ・アルバムでELパーマーの曲を演奏すると、ドラマーが替わるだけでこんなにも印象が変わるのか!と思うほど。
繊細で手数が多く器用なカール・パーマーと比べて、直球勝負のコージーは実に男らしく、ロックそのものでした。
フォークっぽい曲はロックに、プログレな曲はハードロックに、ハードロックな曲はヘヴィメタルに。
ゲイリーにも触れておきます(笑)
とても好きなギタリストですが、彼のようなプレイをしたいとは思わなかったりします。
熱すぎるんです。
派手なチョーキング、ビブラート、マシンガンピッキング…。
それが自分のキャラに合わないので(笑)
聴くのは大好きなんですよ。
「神」に関する考察、素晴しいの一言です。満場一致と言いたいところですが、Lost~がサバス?というのはないなぁ(笑)。そこの一点だけ惜しい感じです。
さて、、、
>ただ、記事にしたことはあります(笑) ↓
http://blog.goo.ne.jp/michaschenker/e/0241da4ce929446b7a8475bf87c958e4
拝見させていただきました。
本編、コメント共にサイクス基本不人気・・・(悲)
サーペンス~はUK版が断然いいのですが、デヴィカヴァ(笑)との共作とはいえサイクス美学(くどい!!)が開花し始めたあのアルバムに得られるものがないとなると・・・
残念ながら、サイクス布教は諦めます(悲悲)。
ホワスネ後のブルマはさらに独特の世界観が繰り広げられますし、益々ピンと来ないんじゃないかと(笑)。大人かどうかは別として、私には洗練されたゴージャスなロック、音楽ジャンル:サイクスみたいな感じなんですけどね(笑)。
サイクスはゲイリーでHRギターに目覚めてますが、バックボーンの音楽はパンクだったり、ジョンレノンだったりUKの土壌みたいなものが強いらしいのですが、私はそこにシンパシー的なものを感じるようです。私がUFOで「現象」を推す理由も、イギリスらしさを一番醸し出しているからなんです。
パンクとは言わないですが、スミス、ジャム、ロキシーミュージックあたりの音楽が私の好物です。ユーリズミックスの1stは(私の中で)名盤。
>確かマイケル信者でサイクス信者でもある人を約1名知っています(笑)
その方、知りたいです!
というのは冗談です(笑)