キーちゃんは・・
11月後半捕獲され
1月中旬に保健所からボランティア団体引き取り、預かり宅へ
3月初め第二の預かり宅
3月中旬アタシとお見合い
4月中旬トライアル開始のはずがコロナで
急きょ!3月31日来宅
接してみて、その経緯の詳細を推測
10月のあの台風で、迷子か育てきれずに綱を外したか
それで家無しになったのは、確信
虐待されてたりしてた子じゃ断じてない。
リキとは大違い
怯えるけど怯えない。
人は本質嫌いじゃない。なにされても嫌がらない。
さわらせてくれる。頼ってくれるし、甘えることもできる
前の預かり宅2つとも大都会だったから
諦観してたんだろな・・・あまりに別世界で
生き物は、極限までいくと無抵抗になる
でも、ウチに来て懐かしい土のニオイ!
預かりさんの話とは、大違い!
ウチに来た当初からやたらリラックス
翌日も大はしゃぎ!ネコどもも大喜び
でもね・・・そっから・・・
かすかに潮のにおいもするし♪あぁあああ家に帰れる!!!!!
って思ったんだろうなぁ
散歩ったってやっぱ外はコワイの
放浪や捕獲の恐怖はぬぐいきれない
だって、まだ迷子になってから半年しか経ってない
そりゃぁ帰りたい!記憶フレッシュすぎる
必死にどこかにあるはずの家を探してる
そうは言ってもハンパな田舎は、公園のヒトツもない(~_~;)
それでも案内した近所のお稲荷さん
その横に結構広い更地があって、残土などがこんもりしてたり
雑草の合間に貝塚ちっくな砂地が広がっている
ここ!ここ!ここ!間違いない!絶対ここ!
お稲荷さんの網のフェンスからそこを眺めて動かない
埋まってるんでしょ?!って境内の土を掘って掘って掘りまくる!
違うんだよ・・・帰ろう・・・
無理やり引っ張って戻ると
いや!ダメ!戻る!
とまた鳥居をくぐって引き返す何度も何度も何度も何度も
鳥居を出ると、やっぱり!と踵を返して必死に戻る
本当にお前、それお百度じゃん・・
これじゃしまいに評判になってYouTubeにUPされるよ
って程の固執ぶり
毎日毎回お稲荷さんに行っては、繰り返す。
境内の塀の隅に穴を掘ってそこに座って更地をいつまででも眺めている
そうやって、育った家の近くでうろたえていなくなった家族を探してたの?
切なくて哀しくて、元の飼い主に届けてあげたいって
事情で無理なら元気だよ!ってそれだけでも教えたいって
アタシのとこなんかに居たら可哀想・・・って
キースケと一緒に泣いた。