朝近所の公園に
まだ乞食になりきれないやせた若いオトコがいた
つばのある帽子で
垢で汚れたカオを目深にかぶって隠して
唯一の家財道具の自転車に
そこの水道で洗濯した緑のシャツを干していて
ベンチにひっそり怒ったように腰掛けている
入っていくの一瞬はばかったけど
りき達とクローバーがいっぱいの中に入っていった
興味深くシンちゃんが彼に寄っていくと
一瞬彼は微笑んだ
あんまり見ないであげよ・・って思ってたから
だって彼、意識バリバリで体を硬直させてた
バカにしただろう!さげずんだだろう!って暴れるタイプに見えた
そ・・・シンちゃん気質・・・
慣れてるもんね!ヘーキだよ・・・
ダイジョウブ・・キミのこと・・なんとも思っちゃ居ないよ・・・
30台前半かなぁ~
どうしてそんなんなっちゃんたんだろう
犬なんか2匹も連れていい気なもんだ・・って思う?
そうね・・・
おかげさまでのんきなもんよ・・・
・・・アタシだったらどうしようかなぁ・・・
もう少しキレイにカオを洗って
とりあえず、行政の門をたたくかなぁ~
たいしたことしてくれやしないだろうけど
ねばるね・・・
なんてシンちゃんのウンコ取ながら考えた
でも・・やっぱキミさ・・
なんとかしなきゃ・・
雨が降らないうちに
なんとかしなきゃ・・
ヒトの目なんか気にしてる場合じゃないよ
何事もなかったように立ち去るアタシ・・・
まだ乞食になりきれないやせた若いオトコがいた
つばのある帽子で
垢で汚れたカオを目深にかぶって隠して
唯一の家財道具の自転車に
そこの水道で洗濯した緑のシャツを干していて
ベンチにひっそり怒ったように腰掛けている
入っていくの一瞬はばかったけど
りき達とクローバーがいっぱいの中に入っていった
興味深くシンちゃんが彼に寄っていくと
一瞬彼は微笑んだ
あんまり見ないであげよ・・って思ってたから
だって彼、意識バリバリで体を硬直させてた
バカにしただろう!さげずんだだろう!って暴れるタイプに見えた
そ・・・シンちゃん気質・・・
慣れてるもんね!ヘーキだよ・・・
ダイジョウブ・・キミのこと・・なんとも思っちゃ居ないよ・・・
30台前半かなぁ~
どうしてそんなんなっちゃんたんだろう
犬なんか2匹も連れていい気なもんだ・・って思う?
そうね・・・
おかげさまでのんきなもんよ・・・
・・・アタシだったらどうしようかなぁ・・・
もう少しキレイにカオを洗って
とりあえず、行政の門をたたくかなぁ~
たいしたことしてくれやしないだろうけど
ねばるね・・・
なんてシンちゃんのウンコ取ながら考えた
でも・・やっぱキミさ・・
なんとかしなきゃ・・
雨が降らないうちに
なんとかしなきゃ・・
ヒトの目なんか気にしてる場合じゃないよ
何事もなかったように立ち去るアタシ・・・