アメリカンハッスル

アメリカンハッスルを観て来ました。
ニューイングランドではないのですが、東海岸のニュージャージーが舞台ということと、
とてもいい映画でしたので、御報告します。

Rotten Tomatoesの評価は、批評家が９３％で観客が７３％と高得点です。
オスカーノミネートは10部門
～作品賞・主演男優賞・主演女優賞・助演男優賞・助演女優賞・衣装デザイン賞・
　監督賞・編集賞・美術賞・脚本賞～
全て、ウットリと納得です。

とにかく、個々のキャラクターが丁寧に描かれている事と、
全ての俳優陣の見事な演技に酔わされます。
生々しくもあり、人によっては、特定のキャラクターに対し生理的に。。ウッ。という反応もありながら、
吹き出してしまう軽妙な台詞が魅力的です。
大御所の役者の登場に、場の空気が高まるシーンがあり、これも見ものでした。

衣装がまた素晴らしいです。
それを着こなす俳優人に、これまた感動。
時代の美しさがちりばめられた小道具のセンスの良さ。
一つのシーンの流れの中で、次に来ると無意識に期待する画が来ない心地よさ。
大きなどんでん返しも、意表をつく展開も無く、ただ、人を描いている作品です。

映画終了後も観客は、しばらく席を立たずに語り合っていました。
席を立っても、劇場を出ても、老若男女、話が弾んでいるようでした。

個人的な話で恐縮ですが、いわゆる詐欺師物～Con Artist/Hustler～では
スティングとユージュアルサスペクツが大好きな映画だったのですが、
アメリカンハッスルを入れて、ようやくトップ3が完成です。ありがとう、アメリカンハッスル。

あの台詞が、このシーンが、、、と、うるさくなりそうですので、ここで終わりにします。
日本では既に公開されているようですので、是非、ご覧になってみてください。