隅田川つれづれ

隅田川沿いで働き、暮らしてます。
ちょっと味のある暮らしが気に入ってます。
そんな毎日をすこ~しおすそわけ。

3月に喜界島

2012-01-12 20:54:16 | 奄美

決めました。
3月中旬に喜界島に行きます。

喜界島ってご存知でしょうか?
奄美大島のすぐ東どなりにある周囲30キロあまりの
隆起サンゴでできた島です。
隆起サンゴでできているので、今も年間数センチずつ隆起しているらしい・・。

かねてより喜界島には行きたいと思っていたんです。
実は与論に行った時に、喜界島か与論島か?と迷ったのです。

で、結局与論に行ったのですが、その後は奄美、奄美、と続いて
さぁ、ここらでそろそろ行かないと・・・・。
本当は夏がベストシーズンでしょうけれど、夏はほかにも行きたい場所があり、
今年は早めのオフシーズンに行くことにしました。
奄美大島も最初に行ったのは3月でしたっけ。
冬の奄美は雲が多く、雨がふり、肌寒いのです。
南の島らしさはあまり感じられませんが、じっくりと島の自然や歴史などと
向き合うにはこういう時期に行くのはいいものです。

昨年、秩父の「あまんゆ」で店主のさらさんとお話しした時に
喜界島は島の人に細かくガイドしたもらうと、スッと見落としてしまうような
場所も、1つひとつ話を聞くと面白いことが多いよ!
と伺ったので、是非そのようにして島を巡ろうと思います。

周囲30キロというとやはり与論と同じくらいかな。
与論は周囲24キロ程度だったかしら。
車を使うとあっさり1周しちゃう。
与論は意外とアップダウンがあるから自転車はちょっときついかも
と言われましたが、喜界島は平坦、中央部に高台はあるけれど
それ以外は自転車で気持ちよく走れそうです。
時間の制約もあるので全日程自転車とはいかないでしょうけれど、
中途半端な時間は自転車でまわると楽しそうです。
泊まろうと思っている宿では自転車も貸してくれるようですし、
今から少し体力つけて、すぐにばてないようにしないと。

喜界島の自然環境は奄美の北部と似ていますが
違う部分も多く、特産は黒糖と、黒糖焼酎というのは同じですが
ゴマの生産量が多く、現在日本で食べられるほとんどが外国産の中にあって
貴重な生産地となっています。
隆起サンゴの島なので、奄美南部のような大きな森や険しい山というのはありません。
せいぜい小高い丘、という感じでしょう。
それでも丘の隆起も特徴があるらしい(さらさん談)
そのあたりもガイドさんの話を聞いてみたいところです。
また、大島と喜界島はお互いに見えるほどの距離で
奄美空港から飛ぶ喜界島への飛行機は離陸したと思ったら着いてしまう
超短距離空路。
にもかかわらず、奄美にいるハブが喜界島にはいません。
そもそも生態系がかなり違うのかな。こんなに近いのにね。

本当は奄美空港から、その超短距離空路を飛びたかったのですが
昨年から東京奄美間の直行便の時間が大幅に変更となり、
奄美滞在時間が減りました。そのため、奄美直行便で奄美入りし、
その後、喜界島に飛ぶとなると結局喜界島着4時過ぎになるらしく
それでは短い休みがもったいない。やむなく鹿児島経由の便で行くことにしました。
(同じ時期、奄美に行く便は先割でとても安いので
とても惹かれましたが・・いやいや、喜界島に行くって決めたのだ)

お天気はあまり期待できませんが、初めて訪れる喜界島、今から楽しみです。
さぁ、情報収集がんばろ~♪


奄美の続きが・・・

2011-10-10 23:28:48 | 奄美

まだ1日目の途中のまま・・続きが書けません。

まだまだ盛りだくさんなんですよぉ。
こまったな。

1日目の夜には野生生物の観察ツアー。

翌日はダイビングと夜は昨年お世話になったカヤックのツアーガイドさんの家の離れに泊めてもらって、
集落の雰囲気を味わってみたり。静かな浜辺でおいしい食事を楽しんだり。
3日目には朝はイソヒヨドリのきれいな歌声で目覚めて、波の音を聞きながら浜辺で朝ご飯。
半日シーカヤックツアーを楽しんでから、
主人お楽しみのB級グルメ店で大盛りヤキメシに舌鼓♪
さらに午後から北上して市街地観光と奄美のtwitter仲間と対面・・
などなど、まだまだ書くこといっぱいなのに!
写真もいっぱいなのに!


奄美でふたたびの大雨!?

2011-09-26 01:04:32 | 奄美
25日夜からずっと強い雨が降り続けている奄美。
あまみFMも防災情報を夜通し放送中。
龍郷町の被害が目立っているけれど、南部にもこれから雲がかかってきているようで
こんな深夜なので避難の状況が心配です。

サイマル放送でひたすら奄美の状況を聞いています。
どうかどうか大きな被害のありませんように!
避難の必要な箇所には迅速な避難勧告を!

奄美旅行 1日目 一路ヤドリ浜へ

2011-09-24 22:28:03 | 奄美
金井工芸さんにお礼を言って工房を出たのがすでに4時ごろだったでしょうか。
さぁ、これはなかなか大変です。
金井工芸さんは名瀬よりも北の戸口集落です。
私たちが目指すヤドリ浜は最南端の古仁屋の港から
さらに20分程度走る本当に奄美大島の南の突端です。

気合のロングドライブのスタートです。

とはいえ、私は奄美大島限定免許なので
運転技術なし、ドキドキしながらの道中です。
ナビはもっぱら主人任せにし
(道は単純なので5回目の来島ともなれば
車についてるナビを使うまでもありません。)
ひたすら国道を走ります。

南に行けばいくほど険しい山道になる奄美。
アップダウンが増え、カーブもきつくなっていきます。
でも先を急がねばなりません。

そして、奄美のドライブで何が都会と違うか
と言えば、
「信号が無い」
のです。

名瀬市内を抜けてしまえば、もうあとは数十分に1回あるかどうか、
という信号の無さです。
時折集落のそばを通ると横断歩道があったりはしますが
信号はほとんどありません。
信号が無い、ということになると、車はあえて停車しない限り
ず~~~っと走り続ける高速道路と同じ状況になります。

そんな道中、南部に行けばいくほど、がけ崩れの箇所が目立つようになりました。
皆さんは覚えておいででしょうか、昨年2010年10月に奄美を集中豪雨が襲ったのを。
マングローブが有名な住用町では大規模な土砂崩れのほかに
老人ホームが完全に水に浸かりお年寄りが亡くなりました。
一時国道はじめあちこちの道路が寸断され、島内の各所が
孤立する事態となりました。
わかってはいましたが、実際に島の道を走ってみると
まだまだ修復できていない箇所の多いこと。
工事個所は片側交互通行です。
ヤドリ浜に着くまでに一体何か所あったでしょうね。



1年経とうとしていますが、まだこういう状況なのね
と認識を新たにしました。


結局、戸口を出てから、名瀬のはずれでトイレ休憩を1回取ったきりで
とうとう日が傾いた頃にヤドリ浜に到着です。
暗くなる前に着けてよかった。
古仁屋の町まではまだいいとして、その先は目指すホテルのほかには
大きな集落もなく、細い道が海沿いを走るのみ。
これをヘッドライトだけで走るのは心細いですからね。

1日目の宿はここ

マリンステイション奄美

↓ご一緒した先輩のご主人撮影の名ショット!


奄美大島 1日目後半 金井工芸訪問

2011-09-23 00:29:17 | 奄美
さぁ、お腹がいっぱいになったので、南へ!

と、その前にみなとやのすぐ目の前の浜へ行ってみます。
ありゃ?数日前の台風の影響でしょうか、浜には漂着ゴミが・・・(^_^;)
そうか、笠利の海は外洋に面しているので大陸側からのゴミが流れ着いてしまうんですね。
奄美で最初に案内した浜が漂着ゴミだらけ、というのはちょっと残念でした。
「台風でゴミが多いですね」と思わずフォロー。
片っ端から拾って歩きたい衝動に駆られました。



さぁさぁ、ここからはひたすらドライブです。
けっこうタイトなスケジュールなので、立ち寄り場所も絞り、
トイレ休憩以外では1か所のみを予定。
先輩のリクエスト
「泥染めの工房に行きたい!」
をかなえるために事前に調べてあった工房に行くことに。

実は当初「大島紬村」をご案内しようかな?と思っていたのですが
洋服好きな先輩は、泥染めのニットを持っていて
それがどうやら奄美大島で染められたものだ、というのです。

都心の百貨店に入っているようなブランドで泥染め・・・

奄美の中には泥染めの工房はいくつもありますね。
でもそのほとんどは「泥染め体験」などを売りにした
体験型の工房です。
または、自分たちで作った素材を染めて売っています。
関東圏のアパレルメーカーと共同で仕事をするような工房は
そうそうありません。

さぁ、どこだろう?
と調べているとき、twitterでお見かけしたのが「金井工芸」さん。

昨年の水害の被害が大きく、大変なようだが頑張っている、と
どなたかが書いていたように記憶しています。
どれどれ?とネットであちこち調べてみたら、なるほど、
紬だけではない泥染めの魅力を知ってもらえるように
さまざまな努力をされている若手の後継者がいるんだな、とわかりました。

その後も雑誌の取材なども受けている様子。
先輩の買った泥染めのニットも、もしかしてここの仕事なのでは?
と見当をつけました。

そこで、ギリギリではありましたが、出発直前に金井工芸さんに連絡。
泥染めの体験をする時間はないけれど、工房にお邪魔してもよいか、と
ご相談させていただくと、快くOKいただき、南下する途中、
「戸口」にある工房を訪ねることにしました。



戸口集落に着いてからも少々迷いつつ、工房に到着。
こじんまりとした工房です。
中を伺うと独特の香りがします。
大きな窯、木片が山になっています。
(あれがテーチ木かしら・・・・)



しばらくウロウロとしていると奥から金井さん登場。
どうぞどうぞ、と工房の中を案内してくださりました。
お若いなぁ!30代前半でしょうか。
Tシャツに前掛け。前掛けはさまざまな色に染まっています。
窯でぐつぐつと煮出されているのは、やはりテーチ木。
煮汁に布を浸せば独特の色合いに。
さらにその布を泥田にさらせば化学変化でグレーに。
それを繰り返し、徐々に黒く染まっていくのですね。
何度も何度も繰り返し、艶のある大島紬の深い黒に・・・。



でも、今金井さんが取り組んでいる泥染めには
黒以外の色もあるのだそうです。
それがこの時見せていただいた淡いピンクやベージュ、
さらに黒まで染めないグレー。



見たことのないような繊細な素材に、独特の風合いの
淡いトーン。
これは素敵です。
はぁ~~~
と思わずため息。
私はピンク、先輩はグレーのワンピースが気に入ったようです。
「これがお店に並んでたら即買い!」

金井さん、お話しの途中で、先輩の着ているニットに目をやります。
「もしかして・・・」
そうなのです、先輩はこの日の為に、
泥染めのニットを着て奄美入りしていたのです。
「やっぱり、そうです、ウチで染めたものです」
ビンゴ!
これはうれしい対面です。
「島じゃ売っていないので着ている人を見ることもなくて、
こうして実際に着てくださってるのを見るのは初めてです」
と金井さんにも大変喜んでいただけたようです。
私もお連れした甲斐がありました!

「どうぞ、裏の泥田もご覧になっていってください。」
と案内されたのは、工房のすぐ裏
そこに小さな泥のたまった池があり
木枠の中で作業をするのだそうな。
1つひとつを手で触り、目で見て、染めていく ・・
全てが手作業なのだなぁ、と実感。
到底機械化のなじまない作業です。



金井さん、泥を一すくい
「触ってみませんか?」
つやつやとした泥
触ると「わ!なめらか!泥パックしたいくらい!」
そう、私たちの「泥」の感覚とは別物ですね。
非常にきめ細かい粒子なのでしょう、プリンを触ったような感触です。

初めて触れる泥染めの世界。
聞けば金井工芸さんでは、色々なものを自分で持ち込んで
染めることができるとのことで、それを聞いた先輩は
「じゃ、白いワンピースとかTシャツなんかも?」
「はい、ちょっと染みがついちゃった服などでも染めるとまた違う風合いになって着られますよ」
きら~ん☆
先輩の目が光るのを見逃しませんでした・笑
「絶対染めにくる!」
と意気込んでいましたから、少し着飽きた服や、
小さな染みを作ってしまった服をどっさり染めにくるかもしれません。
なんだか私も、家で半分寝ている服をもう一度染めて着てみたくなりました。
自分好みの色になるまで染めて、いい加減のところで止めればいいので
きっと思いおもいの色に染めあがるんでしょうね。



泥染めには正直これまであまり興味がなかったのですが
今回、金井工芸さんにお邪魔して、俄然興味がわきました。
今度、奄美に行く時には、海や山で遊ぶ以外の楽しみ方もできそうです。



お忙しいところ、快く案内してくださった金井工芸さんには心から感謝。
これからのご活躍にも大いに期待したいと思います!



奄美旅行 1日目

2011-09-22 22:43:58 | 奄美
奄美大島行きの飛行機は、羽田から直行便が1日1便、というのは変わらないのですが、
出発も到着も今年、時間が変更になりました。
昨年まで朝9時ごろに飛び、奄美に11時過ぎに到着していた飛行機が、
今は11時前に飛び、1時過ぎに到着。
奄美から羽田への帰りの飛行機は、2時過ぎに飛び、4時過ぎ羽田着。

これがなかなかくせもので、
以前は帰りの飛行機も奄美7時発で、羽田到着は9時。
帰りが遅く、少々疲れますが、ギリギリまで奄美で遊べて、最終日でも丸1日使えたのです。
ところが到着日は昼過ぎ、帰りも奄美には半日しかいられず、
同じ日程でも半日程度奄美にいられる時間が減りました。

そんな中での会社の先輩家族の引率役。うむむ・・
小さな子供もいるので、あまり無理はできないのだけれど、
海で遊びたい!という希望をかなえたい、
なおかつ我々も大島海峡で遊びたいとなれば、南部行きは決定。
さらに、最終日は半日しか使えないので、
少なくとも空港まで1時間の名瀬周辺にいなければなりません。
となれば、南部には初日行ってしまうのがよいでしょう。

ということで予定としては
6日 奄美着  一気に南部へ移動
7日 終日ヤドリ浜・古仁屋周辺で海遊び
8日 午前中 シーカヤック 午後名瀬へ移動
9日 北部観光 東京へ
となりました。
初日の移動に厳しさを感じつつ、いざ、奄美へ!

出発時間が遅くなった分、朝は余裕をもって出かけられるのはいいですね。
ラッシュも終わろうかという時間帯に羽田へ。
多少かさばる荷物を持っていても邪魔にならないのがよいです。

事前にチェックインも済ませていますから、
荷物を預けたらスッと搭乗口へ・・・のはずが・・・・。
あら?主人の荷物が検査でひっかかりました。
機内持ち込みのリュックになにか金属反応が・・・。
なんだろう?と主人もピンときていませんが、
「ハサミがモニターに映っています」
ガ~~~ン!
はさみぃ?
そんなもの何でリュックに!?
どうやら、先日出先で作業があり、
糊やらハサミやらをもって出かけたのです。
その時入れたまま、すっかり忘れていたんですね。
「手続していただければ」ということになり、主人だけまた外へ。
そうこうする間に飛行機に行くバスが来たようで、先に着いていた先輩から電話。
「先にバスに乗ってるよ」
うう~、初っ端から出鼻をくじかれたような感じ。
ようやく戻ってきた主人をせかしてバス乗り場へ急ぐと、ガランとした待合所。
「やだ~最後だったら恥ずかしい!」と焦ったものの、幸い、まだ上手がいて、
私たちがバスに乗り込んでからも10分近くバスは動かず、ようやく全員がそろったところでバス発進。
そして・・・走る・・・走る・・・延々空港をバスが走ります。
途中、まるで高速道路の上のような場所も通り、見れば下は海!
「そういえばタモリ倶楽部でも羽田空港の拡張工事現場のこととかやってたねぇ~ここがそうか!」
とか話をしていたらようやく見慣れた小さな飛行機の足元へ到着。

ここで初めて同行する会社の先輩ご家族と対面・笑
先輩女性とご主人、5歳のお嬢さん。
ろくな挨拶もしないうちに機内へ。
幸い小さな子供がいるので座席はJALのスマイルサポートの手配で横一列で手配してもらえました。

機内では5歳のMちゃんは早くもウキウキでテンション高め・笑
お母さんにその都度たしなめられていましたが、
昨年、隅田川花火大会を見に我が家に来た時よりも落ち着いたなぁ、
お姉ちゃんになったなぁという感じがしました。子供ってどんどん変わりますね。

やがて予定通りに羽田を出発した飛行機は順調に南下。
そもそも今回の奄美旅行、直前に台風が奄美・沖縄方面を通って行ったので、
あと数日ずれていたら飛行機が飛ばなかった可能性がありました。
飛行機はやがて奄美上空に。雲は多いものの天候はまずまず。
奄美上空でくるりと円を描いてエメラルドグリーンの海を眼下に望みながら滑走路へ降りていきます。

空港へ降り立つと、いつもなら独特のムッとするような熱気を感じるのですが、
あら?意外と湿気を感じない。東京とさしてかわらない印象を受けました。
9月上旬だけれど、早くも秋に向かっているのかなぁと感じました。

レンタカー2台に分乗して、まずはお昼ご飯。
奄美のおいしい物代表「鶏飯」。
私たち夫婦のお気に入りの鶏飯を食べさせてくれるお店「みなとや」へお連れしました。
空港から南へ向かうには、みなとやはちょっと逸れるのですが、
やはり美味しい鶏飯を食べてもらいたくて・笑

あやしい私の運転で空港から約15分。
さとうきび畑を突っ切ってついた「みなとや」は改装してすっかりきれいになっていました。
以前は何か薄暗く、混沌として、よくわからない置物とか植木が所狭しと置かれていたのに!
明るくスッキリとした店内にビックリ!目指す鶏飯を注文し、
さらにデザートにドラゴンフルーツと黒糖アイスも注文。
鶏飯の味は保証済みですが、この黒糖アイスがおいしかったんですよね。
どこで売ってるのかしら。もっと濃い甘さを予想していたのですが、
すっきりとして、後味にフッと黒糖の香りがする
のです。 (今度奄美に行ったら探してみよう。)

え~っと、なが~くなってきたのでひとまずここまで。

デジブック 『奄美大島2011』

2011-09-16 22:43:27 | 奄美
記事を書きたいんですが、SNSやりすぎて
まとまった文章を書く時間をとれていません・汗

先に写真まとめたのでアップしちゃいますね。

デジブック 『奄美大島2011』





今回の奄美旅行は私たち夫婦だけでなく
私の職場の先輩女性とそのご家族をお連れしました。
ご主人と5歳の女の子。
もっと私があれこれ説明しながら回りたかったんですが
奄美ではドライバーの私。
家族ごとに車を分け2台で連なって走行したのですが
ハンドルを握ったら他のことはできないので
「あ~この左の大きな焼酎の瓶の前で写真撮るべき?止まる止まる?あ~」
とかそんな調子で「インカムでもつけて後続車両にアナウンスしたい」
と思いながら道を先行して運転。

「ここももう少し天気がよければ水面がキラキラして綺麗なのに惜しいなぁ
本当はもっときれいなんだよって言いたい!」
とか・笑
1人で車の中でやきもきしていました。
おまけに昨年10月の水害以来、まだ道のあちこちが
復旧作業中で、片側交互通行。
運転する人間としては大変緊張するドライブでした。

海を満喫したい!

というご要望にお応えするべく手配したのは
奄美大島の最南端の古仁屋からさらに車で20分ほど走った
ヤドリ浜のホテル。
奄美南部では唯一と言ってよいリゾートホテルです。
そしてホテル目の前が美しいビーチ。
このシチュエーションを求めてちょっと無理して初日に一気に南下したのでした。
それでも途中で泥染め工房の金井工芸さんに立ち寄ったりできてよかった・・。

詳細はまた追々。

秩父は古仁屋と似てる?

2011-07-22 22:05:26 | 奄美
今回、あまんゆに行くために初めて秩父まで行きましたが
乗ったことのない路線で、行ったことのない場所に行くというのは
新鮮でいいものですね。
秩父へ近づくにつれ山深く、静かになっていく道中。
とりわけ飯能で乗り換えてからは
あっという間に山の中で少し驚いたほどです(笑)

飯能から10分ほど行くともう周囲はすっかり山の中。
気持ちよくてうとうととした頃、「あしがくぼ~」

あ・・・「あしがくぼ」って覚えてる。
小学生の低学年くらいの頃に、東小金井に住んでいる叔母が
夏休みに連れて行ってくれたのが「あしがくぼ」だった。
そうか、西武線の沿線だったのね。

もう30年位前の話だわ(笑)

そんな懐かしい思い出に浸っていたら
トンネルを抜けた先に秩父の町が見えてきたのです。

あまんゆでさらさんとお話ししていて
「秩父ってちょっと古仁屋みたいだなって」
「?」
「トンネルを抜けた先に町が見えて」
ああ~!
古仁屋の、トンネルを抜けた先に見える風景、そうか、あの感じね。
古仁屋と違ってその先に海は見えないけれど(笑)
高台から眺める町に徐々に下りていく感じ。
そう聞くと、なぜかこんな山深い秩父が古仁屋とリンクしているように思えてきて
さらさんがこの秩父で奄美のカフェを開いたのが
妙に納得いってしまったのでした。

今度はいつ行こうかな。


カフェ あまんゆ

2011-07-19 23:18:15 | 奄美
秩父駅に着いたのは午後1時。
ざっくりとした地図を見て、あまり細かい道を歩いても
わかりにくいだろうと、多少遠回りでもわかりやすいルートで行こう
と思い、歩き出したのですが
これが思った以上の遠回り。

陽は真上からさすように照りつけます。
当然帽子着用、さらに水で濡らして首に巻く
熱中症対策用のスカーフも巻いています。
でも吹き出す汗は止まりません。

う~遠回りしすぎたかなぁ?
と後悔し始めたころ、カフェあまんゆに到着。
歩き出してから20分以上経っていたようですが
実は細い近道を歩けば10分程度で到着できる場所でした(^_^;)
倍くらい歩いたのね・・・

板塀が、懐かしい。
昭和の家並みはこういう板塀が並んでいたよね。



息を整え中に入ると、正面のキッチンから
にっこり、そしてまっすぐ私を見つめる女性が。

「着きました!〇〇です。」
「いらっしゃい!」

ほっそりとしているけれど、不思議な存在感のある方ですね、山川さら さん。
初対面なのに、ちっとも垣根を感じないこの感じ。
私も、何の飾り気もない恰好で、おまけに汗だく。
恰好つけてもしかたがない(笑)
靴を玄関で脱いで下駄箱にしまい、
友達の家にお邪魔するように、お店にあがります。
キッチン前にはラウンド型のテーブル席。
続きになっている畳の部屋にはちゃぶ台のような小さな座卓が4つ。
吐き出し窓が家の両側にあるので大きく開けていると
風が抜けていきます。

窓の外には小さな庭と隣との境の板塀。
庭には緑。
あ~なんだろうな、この感じ。なつかしい。

そうか、長く住んでいた千葉の家、あの古い家に似てるんだな。
古民家ならではの黒光りする柱や廊下、窓はサッシではなく
ガラスがガタガタ鳴る引き戸。ガラス越しに見える庭の木々。
今のマンションの生活にはない、ゆるやかな外界との境界。

ホッとしながら汗を拭き、人心地ついたところで
東武の物産展で仕入れてきたたんかんジュース2本をお届け。
物産展の様子や、初日にさらさんと「奄美の家」の
圓山さんが数年ぶりにばったり再会した話などを伺っていると
おや?もう一人お客様です。

「あ~こんにちは~」

と言うさらさんの様子から「常連さんかな?」
聞けば数百メートルほど先に住んでいらしゃるそう。
さらさんと同年代くらいの女性かな。
私と一緒にテーブル席に座ってお昼を選びました。
おすすめは・・・「やっぱりやぎ汁カレー」
そうだよね、他では食べられないもんね。
「じゃ!やぎ汁カレーで!」と言うと
「私も食べようかな!」
(笑)2人一緒にやぎ汁カレーに初挑戦です。

お店はさらさんがお1人で切り盛り。
でも、そう広くないお店はちょうどよい空間です。

テーブル脇のPCでは奄美の写真がスライドショーで流れ

「それは水間さんが撮った写真」
「お~さすが!」

…初対面。初対面ですよ、私たち。
でも何の前置きも説明も抜きでも話が通じる。ふふふ。
twitterさまさまです。日頃から奄美の人とtwitterを通じて
情報交換やおしゃべりをしているので、ほとんど共通の友人のような感じなのです。

やぎ汁カレーを待つ間、常連Aさんのお話を伺うと、
近々友人女性と初めて奄美に旅行に行けそうだ、
さっそく調べないと、ということ。
まだ奄美には行ったことがないというAさん。
「私は9月に行きますよ」
というと、どこの旅行会社?とメモメモ・・。
過去に旅行手配をお願いした南西旅行開発さんや、
今回の旅行手配をお願いしている京王観光さんを紹介しながら
日程を聞いて、具体的な料金をチェック。

「!」
「…たっか!(高)」

9月の3連休にしか休めない、というのですがその日程、
べらぼうに高い!
数日ずらした平日と比べたら倍以上の金額です。
…意気消沈。
でも何か手がないだろうか?
とあれこれやってるうちに「やぎ汁カレーです」
ハッ!
まずはこれを味わってから、ゆっくり旅行のことを調べましょう。



付け合せには島らっきょうとお馴染みパパイヤの酢漬けなど。
実はお腹ペコペコなのでした。
お腹ペコペコ、でも写真は忘れない(笑)





やぎ汁カレーってそもそもどんなの?
とお思いかもしれません。
やぎ汁カレー、というメニューは奄美料理、というわけではありません。
「やぎ汁」という料理が島の料理にあって、お祝い事などの時に
ごちそうとして用意されるようですが、
島の人でも大好き!という人もいればどうにも苦手、という人がいる料理なんですね。
羊同様、その匂いで好みが分かれるので、
私たち夫婦は未だチャレンジできないままだったのです。

そのやぎ汁をカレーにしたら…
「うん、おいしいです。匂いも気にならないな。
後味にたしかに少し香りがあるけど、おいしい。」
私はマトンのカレーなんかも大好き。ヤギもイケるくちかも?
ただ、さらさん曰く「やぎ汁も内臓をどの程度入れるかによって臭みが違うみたい」
ほお~~どうやら、その家々によって作り方が違い
好みで内臓量を加減して臭みをコントロールするようなんですね。
このやぎ汁カレーのベースは比較的臭みの少ないタイプかも。
だって、もっと臭みがあったほうが
やぎ汁カレーっぽいかも、と思うくらいだから。
でも、今度は「食べられない」って人も出てくるでしょうね。
だから、誰もがおいしく食べられるやぎ汁カレー、はこれが正解かな~。

秩父への道

2011-07-18 20:34:12 | 奄美
山手線よりも東側に住む私にとって、
さらにもともと千葉県民の私にとって、池袋から西、というのは
かなりのアウェー(笑)
そもそも池袋自体がわからない。
ざっくりとした位置関係はわかるものの、
毎回、池袋駅でJRの改札を出たら、
「さぁて、どっちに歩けばいいのかしら?」となる。

そんな私が、西武線終点へ!

当初、この連休は休みは17日だけのはずでした。
ところが、数日前になって、急に職場の空調整備の為に
18日は最低限の人だけが出勤となり、私はお休みさせてもらうことになったのです。
あら?急に降って沸いた連休。
何かしないともったいない!
でもどうする?主人はもともと17日がゴルフ、18日は仕事。
一緒にどこかへ、ということはできません。
逆に言えば「自分の行きたいところに遊びに行ける、やりたいことをやれる」連休です。

池袋では14日からちょうど「奄美の観光と物産展」を開催。
既に15日の休みを利用して満喫してきたばかり。
また行ってもいいけど、買い物はだいたい済んでしまったし…
あれこれとtwitterでつぶやいていたら
かねてよりフォローし合っていた「あまんゆ」のさらさんから
「西武線の終点の秩父までどうぞ」
と。

ん!?

秩父・・・
行きたいと思っていたさらさんの「カフェあまんゆ」
秩父ならちょっと距離はあるけど、翌日もお休みだし
イケルよね。
何かのスイッチが押されました。


主人が帰ってきてから
「秩父のさらさんのカフェ行ってみようかと思うんだけど、いい?私だけ先に行っても」
あまんゆに行きたいのは主人も同じ。
抜け駆けするような形になるので一応お伺い。
「・・・いいよ。下見してきて」
何の下見かと思ったら秩父 龍勢祭りを観に行きたいのだそうな。
そういえばそんなことも言ってたね(笑)
快く?OKしていただいたので、twitterでさらさんにも「明日、秩父行きます!」と連絡。
お昼頃を目指していくことにしました。

その後さらさんとダイレクトメールでやりとり。
大事な密命を受け、東武池袋の物産展会場に立ち寄ってから
西武線に乗り込むことになりました。
密命・・・さらさんが物産展で買い忘れた「たんかんジュース」を買って行くこと!(笑)
うっれしいな、頼まれごとしちゃった♪

さて、当日は本当は10時の開店と同時に東武で買い物を、
とも思ったのですが、まぁ、それだとあわただしいし、
行ける時間に行こう、くらいのつもりでゆるゆるとスタート。
池袋到着は10時半頃、既に15日に会場は一通り歩いていたので
迷わず到着&あっさりと目的の「たんかんジュース」と購入。
おや?表のスカイデッキでは泥染め体験コーナーなんかもやるんだね~
と横目で眺めただけで、きびすを返し西武線を目指します。

ところが、あれ?西武線ってどこ?(笑)
いかんせん池袋に土地勘なし。
うっかり東上線の改札を入りそうになりましたよ。
思い返しても池袋から西武線に乗ったのは過去に…あったかどうか?
キョロキョロ…キョロキョロ…ようやく案内板を見つけ
「あ~西武線は上なんだ、改札。」
というレベルの迷いっぷり。

無事に西武線改札をくぐりましたが、事前調査の通り、レッドアローは1時間に1本。
次の出発まではあと30分以上。
となれば、急ぐ旅でもなし、急行と各駅を乗り継ぐ事に決定。
到着時間はレッドアローと10分程度しか変わらないので、
のんびりと車窓を眺めて楽しむことにしました。

なかなか秩父に着かないこのブログ(笑)
次からが本題!?