ううーーーードラマの出来が良すぎて、何かもう色々と切ないっす(涙)
とりあえず、いつものあらすじ。
土方(永井大)と参謀の伊東甲子太郎(鶴見辰吾)は隊士の処分をめぐり度々対立していたが、ある時、伊東が一派を引き連れて新選組を脱退すると宣言する。その中に藤堂平助(田上晃吉)と斎藤一(尾関伸嗣)がいたことに近藤(宅間孝行)たちは衝撃を受けた。新選組をめぐる謀略に立ち向かう土方に、お美代(前田亜季)がケガを負って鴻池(近藤正臣)にかくまわれているという知らせが来る・・・。
(NHK公式サイトより)
原作では冒頭にある「油小路の決闘」、それの前半&オリジナルエピソードを加えたものみたいです。
…上のあらすじはものすごく簡略されてるけど(あらすじだからね)、お美代さんは新選組の間者扱いされて(土方の女だ!と平助が密告った…涙)伊藤甲子太郎の謀略により、自分ちの料亭「丹藤」に火付けされてしまったのです…お父さん(引越しのサカイの人)も旦那さん(…出てきてない)も殺されて(涙)
まぁ直接やったのは、池田屋で自決した宮部鼎蔵の遺恨を晴らそうとした肥後浪士なんですが…伊藤甲子太郎、かなり黒いです、このドラマでは。
お美代さんて、暴漢に襲われて危ないところを土方さんに助けてもらってからずーっと恋心を抱いてたんだけど、結局土方さんのために間者まがいのこともしたあげく、ひそかなお互いの思いを押し隠して人妻になってしまったのです。
今回は、その変化(お嬢様→若女将)がすごくよく現れてました、着物の襟が黒く変わってるだけじゃなく表情とか物言いとかね。
なので、一層悲劇性が増して…なんかもうただただ可哀想で…(涙)
原作にはないエピソードだし、結構ベタだとは思うんだけど、今回土方お美代ラインで泣きました。
あと、好きだったのは、屯所で囲碁を打ったりしながら幹部たち(永倉・原田・源さん)が藤堂平助と伊藤甲子太郎のことで雑談しているシーン。
縁側に斉藤さんが座ってこの話をじーーっと聴いてるんですが、この…表情とか座り方がいい(笑)
あと息巻く平助をいなす永倉、黙って言いたいことをこらえている源さん、棒読み(違う、朴訥?)の原田さん。
なんかね~こういうそれぞれのキャラ付けがしっかり見えるシーンが好きです。
短いシーンなんだけどね。
源さんは結局、一喝するんだけどね、これがまた大人で、いいんだな~~~。
このドラマの源さん、地味だけどすごく好きです。
さて、今回の沖田総司萌えポイントですが…
あっ、その前にこんなシーンもありました(笑)
↓
■お付き合いに忙しいダンナvs家を切り盛りする妻の構図
土方 「出かけるのか」
近藤 「ああ…今宵は老中板倉さまの宴席に招かれている」
土方 「(小声で)今宵も、だろ…」
土方さん、それ世の奥様方と同じセリフだよ~~!!!(笑)
そのあとも「隊のことはおまえにまかせる」とか言われてるし!!
土方さんかわいそすぎる…(ノ◇≦。)悩むこと多すぎ。
■で、癒しコーナーきたー!!
ものごっそい暗~い顔で稽古場を通りかかる土方さん。
そこには、黙々と一人稽古に励む総司の姿が。
(ここの殺陣も相変わらずキレが良く見惚れました…が咳とかしてるし、涙)
ここの、総司を見つけた時の土方さんのホッとしたような表情が好き~。
なんかこっちも同じ気持ちになってるんだよね。
土方 「総司」
柔らかく呼びかける土方さん…。
ここからの一連のシーンはもう…胸がつまって、何度リピしても泣きそうな気持ちになります。
ってか、セリフ起こそうと思うんだけど、見てるとそんな気になれなくて集中してしまう~。
それまでの殺伐とした空気を一掃する辻本総司の笑顔…なぜにそんな顔で笑えるの(涙)
沖田 「懐かしいですね」
土方 「何が」
沖田 「何もかもが」
(えーっと…今気づいた。宇宙戦艦ヤマトじゃないですよ、涙)
見ているのは夕日。没落の象徴です…。
ドラマ中でやっていないはずの多摩時代がなぜか容易に想像できる。
これ、演出や効果(音楽良いです)もさることながら、辻本くんの演技がとにかくいい。
はぁ…また切なくなってきちった…
あと3回か~~~終わって欲しくない~~~~
それにしても辻本くんて、こないだの生放送の時と本当に全く別人…。
なんか、沖田さんが乗り移ってるんじゃ…ってくらい表情も別人です。
あの時はすごくしっかりした身体で大人っぽかったのに、沖田くんの時は本当に少年のよう。
土方さんとの対比もあるんかな~~。(永井さん背高いもんね)
そういえば、今日は沖田総司さんの命日だったらしいです。
twitterでも辻本くんが呟いてました。
そういう真摯なところも好きだわ。
沖田さんに、合掌…です。