はぁ…

(アンニュイ)
放送後、すでに1週間経ってしまったのですが、何だか終わったような気がしません
最終回を迎えてしまったんですねぇ…。土曜日の再放送も終わってしまったし。
思えばこのドラマ、私は特別新選組に詳しくもなく、ただ以前に観た大河の「新選組!」が好きだったという、それだけの理由で観始めたのですが、初回からすっかりこのドラマの虜になってしまいました…。
今やってる大河があまり面白くなく、何かガッツリ時代劇を観たいというのもあったかも。
ちょっと前に観た映画「十三人の刺客」で、久々に壮絶なチャンバラ(←好ましい意味で)観て、やっぱいいわ~ってミーハー心がむくむく湧き上がってたのも一因かと。
(すみません、むっちゃミーハーで…)
そんな私のハートに、がっつりと食い込んだこの「新選組血風録」。
そして何と言っても、まったく予想もしないところから、ストライクゾーンど真ん中に来た
沖田総司@辻本祐樹…くんо(ж>▽<)y ☆
もう…彼のおかげで人生変わっちゃいましたよ、本当に!
さて、最終回感想です(すみません変なテンションで…)
ちょっと途中端折ってます…。あくまで萌え目線

で書かせてくださいませ。
(それでなくても長い…涙)
■斎藤の言葉
冒頭いきなり室内での戦闘です。天満屋事件 というらしい。すみません、勉強不足で知りませんでした…。
三浦休太郎を逃がす永倉、戦闘中の斎藤、原田、土方、いきなりめまぐるしい殺陣シーンが繰り広げられます。
原田さんの槍の殺陣、今までもちょこちょこ見せ場あったけど、この回が一番でした!
最初の頃から思ってたけど、あの長い槍をあそこまで自在に操れるってホントすごい…見惚れます。
(あっ、ちなみにこれ録画を観なおして書いてるんで、初回観てる時は話に入り込んでてそんな観察する余裕ないですよ~)
逃げていく敵をなおも追おうとする斎藤
土方 「斎藤!深追いするな、三浦殿はもう逃げた」
斎藤 「…」(顔アップ!!!!!キター。目力すごいっす)
土方 「落ち着け」
斎藤、息を整えながら土方を見る。戦闘モード解除(目つきが本当に変わります…闘犬かっ!)
足下に横たわる数体の亡骸、味方も、敵も。
斎藤 「…俺たちは何をしてるんだ…」
土方 「斎藤…」
斎藤 「たった一人を守るために、このような犠牲を」
(しぼりだすような、苦渋に満ちた声)
横たわる亡骸、それを見つめる原田・永倉・斎藤・土方。
(斎藤さんの目が潤んでるんで何かこちらまで泣きそうになりました。この斎藤さん、本当に繊細なんだよね。戦闘モードからの切り替えが凄いです。)
ナレ 「京の町は混沌としていた。この夜の出来事は二百六十年続いた徳川の世がついに崩壊することの、小さな予兆に過ぎなかった」
ータイトルバックー
これは幕末の世に、剣に生き剣に散っていった最後の武士たちの物語である。
(すいません、これで本当に最後かと思うと…、ここのモノクロ総司見てすでに涙が…。)
■鴻池さんから縁切り申し出(涙)
目の前に積まれた金四千両を受け取る謂れがないと言う近藤に、京の町から出て行ってもらえないかと暗に告げる鴻池善右衛門。源平の世を例えにしながら。
(鴻池の表情はあくまで毅然としているが、哀しそうに見えます…)
鴻池 「この金は私どもだけが用意した物ではございません、伊勢屋、丹波屋、瀬戸屋など京の大棚が出しおうたもんでございます。」
近藤 「…もういい」(静かな悲痛の面持ち)
鴻池 「京の都を火の海にはしとうない、それが私ら商人の願いでございます…」
燃える丹藤を思い出す土方
せいいっぱい平静を保とうとしているが悲しみに満ちた近藤の顔
近藤 「そうか」
(ここでもう泣いてた私…涙腺ゆるすぎやろ…いや、近藤さんの表情がもうね(涙))
土方 「この金はありがたく持ち帰る。ただし借用するということで、ただちに証文を送らせよう」
鴻池 「いや、証文は…」
近藤 「善右衛門」
鴻池の複雑な表情。とても寂しそう…涙)
近藤 「ありがたくお借りする、世話になったな」
(ここの局長の顔がもうね~すんごくいい!男気あふれる顔!)
鴻池 「…」(涙ぐんでるように見えます…鴻池さん~)
鴻池、深々と頭を下げる。
(やっぱね…鴻池さん、複雑な気持ちよね…。近藤さんに惚れ込んで今まで後ろ盾になってきたんだもんね。でも立場上、この話は鴻池さんじゃないとできないよね…。なんかすごく、こちらまで寂しくなるシーンでした…)
■御陵衛士生き残りきたー。
篠原泰之進と、銃を手入れする阿部十郎。新選組に伊藤甲子太郎を殺されたふかーい遺恨があります。油小路の決闘の日、鉄砲の腕に自信がある自分がいれば近藤・土方を仕留めることもできたのに、と悔しがる十郎。
「機会さえあれば、近藤を撃ち抜いてやる」宣言。(この時銃口はこっち向き。こっ、怖いんですけどっ

)
■義を賭けた戦いへ
ナレ 「そして十二月九日。新選組にとってまさに晴天の霹靂とでも言うべき事態が起こった」
会津藩邸
ナレ 「薩長を中心とする武力倒幕派の画策により、将軍慶喜の政権返上と江戸幕府の廃止が天皇によって宣言された。世に言う、王政復古の大号令である」
紋付袴姿で平伏している近藤・土方の前に現れる松平容保…サマ。
容保 「京都守護職、並びに京都所司代も廃止になる。これで徳川家は一切の政治(まつりごと)から遠ざけられる」
広沢 「薩長は、公方様の官位と領地を没収しようとしてんだ。それをこばめば、将軍家は朝敵になんだ。」
近藤 「…朝敵…」
広沢 「二条城に詰めておられる公方様もいずれ大阪にお移りいただかねばなんね…」
土方 「大阪に…」
容保 「越前の春嶽殿、土佐の容堂殿、更には尾張の慶勝殿までこれに同意した。口惜しいこと甚だしい…将軍慶喜公がいま少し…(拳を膝に叩きつける)」
(この…容保役の林泰文さん、すごくいい役者さんだと思います。こないだ「JINー仁」でも、久坂玄端役を熱演してました。泣いたな~あの時も…。今回も、静かな、だけど深い憤りの表情にぐっときます…)
近藤 「殿!!殿はいかがなされますか!
広沢 「近藤!」
容保 「(広沢を制して)良い。近藤、お主達はいかがする」
近藤 「われら新選組、いかなることがあろうと会津中将様と命運を共にする覚悟でございます!!」
(容保の、心打たれたような、それでいて静かな表情…)
近藤 「たとえこの京を去ることになってもあくまで戦い抜き、義はどちらにあるのか天下に知らしめてくれましょう!」
(ここ広沢様も涙ぐんでます…というかすでに私号泣でした…)
容保 「近藤、よう言うた。お主の言うとおりだ」
すっくと立ちあがり、庭先で空を見上げる容保。
容保 「われらは義を賭けた戦いに起つ。そして何としても、勝つ!」
近藤 「ありがたきお言葉…!」
(あーーーーなんかもうね…やっぱ幕末物はこういうのがすごく辛いです…。今まで信じていた価値観がすべてひっくり返されるというか、オセロゲーム(とは言わないのか、今)の駒が全部裏返るみたいな感覚…。辛い。そういえば先日、辻本くんの出演作である「白虎隊」を借りて観たので、このあとの展開が分かって余計たまらんな…容保様ーーーーー!
・°・(ノД`)・°・)
■武士姿の山ちゃんキターーー!!
近藤・土方に、鴻池さんが宴席を設けてくれるという伝達をしにきたわれらが山崎さん!!!
もう町人の格好じゃないんです…きちんと髷を結って、りりしいお姿…や~~ん似合う~~!!
うう…でも悲しい。もう監察のお仕事しなくて良くなったのかな?それどころじゃないよねもう…。
しかし、この姿なら加納惣三郎くんが惚れるの分かるわ…(あ、原作です)。
鴻池さんには四千両のうち三千両は返したんだよ~、という近藤さん。律儀だ…。残り千両は餞別だと言って受け取らない鴻池さんも男前だね~。
■料亭「濱静」
三人の芸子さんが舞ってます(なんか本職の方っぽい)。出立前最後の夜、つかのまの酒宴を楽しむ…楽しんではないよね、お通夜のような雰囲気の隊士たち。人数少ないけど、幹部だけの参加?
庭でその様子を伺う篠原泰之進と阿部十郎。近藤・土方狙いですが、多勢に無勢で躊躇している様子…、結局その夜は計画を見送ることに(偵察だけだったのね…ご苦労様です)
近藤 「みんな聞いてくれ。今宵逢いたい者がいればこの席を抜けて逢いに行ってもかまわん。屯所へは明日、巳の刻までに戻れば良い」
この言葉に、顔を見合わせたりする隊士たち(主要メンバー以外の人の名前が分かりません~)。
近藤 「どうした、遠慮するな。そうそうあることではないぞ」
原田杯をあけ、すっくと立ち上がる
原田 「それでは、女房殿のご機嫌を伺うとしよう(にっこり)。御免」
原田去る
(原田さ~~~~ん

ここの原田さんたぶん全話通して一番いい顔してます~!!すんごく優しく笑うのね…今までこういう顔見せるわけにはいかなかったんだね…いっつも怖い顔だったもんね…。なんかもう…不意打ちでやられました、はい。中の人、武智健二さんも原田が女房と仲睦まじいところをドラマ中でやりたかったらしい(NHKスタッフブログ参照)ので、やっとちょっとそういうシーンあって良かった~。でももう最後やん(涙))
斎藤が杯を置く
斎藤 「俺も失礼します」
(ええっ?!そうなん?斎藤さーーーーん!!ってちょっと思ったけど、ん、待てよと思い返しました。ふふ…。謎)
そんな斎藤を見て、近藤に酌をしながら「生真面目な男だと思っていたが、やることはやっていたのかね」と笑う源さん、好きだ~(笑)
遠慮がちに咳払いをし「俺も失礼したいのだが」という永倉。「永倉君、気兼ねはいらん」、ゆっくりしてこい」と微笑む近藤。永倉に続き、残り三人の隊士が去る。
(…ん?山崎さんが残ってるやーーーーん!!(笑)そっか、監察だもんね…素性明かせるような深い付き合いの女性なんかいないよね…いやいても多分いつ会えなくなるか分からんと、常々申しおいているのかも、と勝手に妄想(すいません)皆を見送る姿がちょっと切ない…)
■俺にはここしか居場所がない@斎藤
どこぞの民家?(半井先生とこじゃないよね…壬生の屯所にも似てる)、炭入れを提げ外から入ってくる斎藤。奥の部屋には布団から半身を起こした沖田の姿が…。
沖田 「君も酔狂な男だよ…何もこんな病人のところに戻って来なくて良いのに」
(ここで総司が自分の半纏の肩の下がりを左手で直すんですが…なんかこれドキドキする…ビョーキですワタシ)
斎藤 「墓参りのついでですよ」
炭を囲炉裏に足しながら、目を合わせずに淡々と答える斎藤
沖田 「平助のか?」
斎藤 「ええ」
沖田 「君は…隊を抜けるかと思っていた」(湯呑みから一口茶?を呑む)
斎藤 「沖田さん」
沖田 「ん?」
斎藤 「俺にはここしか居場所がない、この新選組しか…」
沖田 「…そうか」
斎藤 「でも、無駄には死なん。(細い薪を折る)たとえ新選組がなくなったとしても俺は生き延びてみせる」
囲炉裏の火に薪をくべる、少しだけ勢いが強くなる炎
沖田 「ならば私の分も頼むよ」
その言葉に、沖田を見やる斎藤
沖田 「約束したよ」(微笑む)
返事の出来ない斎藤、表情が崩れそうになり、目をそらす…
静かに微笑み、また茶を飲む沖田、横顔が消え入りそうに儚い。
(だーーーーーーーーー…

もう涙腺決壊です、ってか何度観てもじわーーってくるんですよねここは。斎藤さん、総司のこんな姿見るのたまらんよね辛いよね…でもちゃんと来てくれるんだ…。そういう斎藤さんの気遣いというか意志が好きです…。あと、新選組の志を受け継ぐために生き延びようという意思。)
■哀しみの隊列
ナレ 「慶応3年(1867)12月14日新選組は薩長に包囲された京の都を出立した。近藤と土方が江戸から上京してわずか5年後のことであった。」
誠の旗をかかげ、粛々と京の町を進む隊服姿の隊士達。その中には大八車に乗せられた、病身の沖田の姿も…。
(…もう、ここは…ちょっと辛いです、何回も観れません(涙)蒼白な顔、中空を見つめ一瞬目を閉じる総司。傍らに置いた刀の中に、菊一文字もある…)
隊列の中の土方を人垣から見つめるお美代
ナレ 「そしてこれが、美代が見た土方歳三最後の姿となった」
■鴻池善右衛門、火鉢の前で俯いていた顔を上げる…悲痛の顔。
鴻池 「ご出陣なされたか…」
(きわめて短いシーンですが…ここはもう涙があふれてきて止まりませんでしたね…。鴻池さんの新選組に対する想いがひしひしと伝わってきます。そしてその運命を見通したかのような寂しげな顔…。やっぱすごいです、近藤さん(あっ…正臣さん))音楽もいいんだ…また。
■近藤撃たれる
ナレ 「12月16日、新選組は倒幕派との戦いに備え、その最前線となる伏見に着陣した。その二日後二条城で軍議を終えた近藤は帰途、竹田街道の墨染に差し掛かっていた」
馬上の近藤を狙う、篠原泰之進以下御陵衛士の残党。今度は二人じゃありません。銃で近藤を狙う阿部十郎。狙いあやまたず近藤の右肩に命中する。落馬しそうになりながらも馬で逃げる近藤。「信じられん、弾は当たったはずだ」と呆然とする阿部。
布団に寝かせられている近藤。
源さん 「この怪我でよくぞ落馬しなかったものだ」
近藤 「何を言うか、日ごろの鍛錬の賜物だ」(起き上がろうとするが斎藤に押しとどめられる)
近藤 「不覚にも肩に鉛弾ひとつくらった」
永倉 「やはり、総司の言っていたとおりだ」
(え?阿部十郎のこと言ってたシーンって何話かにありましたっけ?私失念してる?言ってたという設定?なんか思わぬとこで総司の名前が出てきてドキドキ)
近藤 「だが、鉛弾でも殺せないと分かれば、そうたやすくは手出しはすまい、案ずるな」
(豪胆だなぁ…近藤さん、)
■病床の総司
布団に寝たままの総司。枕元には菊一文字…もうない(涙)土方が傍にいる
沖田 「ふふ…さすが近藤先生だ。肩を撃たれても落馬せずに戻ってくるとは」
土方 「…総司、頼みがある」
(間髪入れず)
沖田 「いやですよ。土方さんがあらたまって言う時は、たいていろくでもない事だ」
(いいねーーいいねーーーこの沖田、好き。なんか元気な頃の言い回し健在。でも元気ない(涙))
しょぼんとする土方
沖田 「でも…聞くだけ聞きましょう」
(この切り返しも好きです…でも元気ないよ~涙)
土方 「この伏見は、戦場になる。怪我をした近藤さんを大阪に移したい。」
沖田 「それがいいでしょう」(かすかに微笑む)
土方 「しかし近藤さん一人では…」
沖田、くすくすと笑う
土方 「何がおかしい」
沖田 「近藤先生にも同じことを言うのでしょう?…病の総司を、大阪に移したいってね」
少し当惑する土方(総司はなんでもお見通しさ~)
沖田 「分かりました。近藤先生のお供をして大阪へ行きます。」
土方 「総司」
沖田 「足手まといは嫌ですからね」
寂しげに微笑む総司
外にはうろこ雲の広がる、黄金色した夕暮れの空…
(沖田と土方の二人だけの会話って、今までも何回もあって、どれもすごく好きなシーンだったなぁ。後半はどれも切なかったけど。ってかもしかしてこれが最後の土方との会話?えーーーん

)
■快刀虎徹
大阪行きを近藤にも薦める土方
土方 「これは俺一人の考えではない、皆の意見だ」
眉間にしわを寄せ、苦い表情で考え込む近藤。長い間。ひとつ大きなため息をつき、意を決したような顔になる。
そして、またひとつ小さなため息。いつもの柔らかい表情にもどっている…。
近藤 「歳よぉ…色々あったな。多摩の百姓だった俺達が京へ上り、このような戦いの渦中に踏み込んで行くことになろうとは…思いもしなかった」
近藤 「武士になったんだな、俺も、お前も」
土方 「…そうだな」
(感慨深いなぁ…。ここの近藤さんが実にいいんですよ。ドラマ中ではほとんどやってない多摩時代をなぜか観たような気になります。(回想シーンという形でちょこっと第1回にあったけど、多摩時代。でも青年時代ということとで違う役者さんがやってました))
ここで山崎さんきたー。
山崎 「お持ちしました」
持ってきたのは、近藤に以前鴻池が進呈した、本物の方の虎徹
(ああー第1回で出てきたエピソードがこんなとこで生きてくるのか…)
近藤 「歳、こいつはお前が使え」
土方 「この…虎徹を、しかし」
近藤 「俺の虎徹はあれひとつで十分だ」
(自分の虎徹を見やる近藤。第1回思い出します…涙)
近藤 「新選組を束ねるには虎徹くらい持っておかんとな」
近藤 「まかせたぞ、歳。俺の分まで戦ってくれ」
(土方さん…背負うもの多すぎ、涙)
ナレ 「12月20日、負傷した近藤は沖田と共に大阪へと移った」
…なっがいですね~~、ここまで読んだ方すごい気力です(笑)
ありがとうございます!
それにしても…なんというか、ほぼ台詞の羅列で感想なんてほとんどないに等しいですが、でも何より自分で書きとめておきたかったので…。
後半に続きます~。