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みゅう'ずみゅうじあむ

猫2匹とダンナとご隠居と共に宮崎で暮らす主婦が個人的好み全開で語るブログです。時々アマ劇団員として暗躍しています。

平清盛~第7回「光らない君」

2012-02-21 | NHK大河ドラマ感想

今回の一句

せを~はやみっ!ああビックリした… by「ちりとてちん」

いやー最近「ちりとてちん」をレンタルして観まくっているので、どーしても崇徳帝のあの句に反応してしまったわ(笑)(上方落語で「崇徳院(すとくいん)」っていうのがあるそうで、「ちりとてちん」では重要なシーンで何度も出てきたのです。)
ちなみに(ってかここ見てる人は知ってると思いますが)今回の大河と同じ藤本有紀さんが脚本を書いてらっしゃいます。

今回は良くも悪くも、少女マンガ展開。前回が少年ジャン〇展開だったので、まぁ釣合い取れていいかな~と思いました。個人的には前回よりも好きな回。

それにしても、清盛はやっぱり汚いのな…(涙)

正装して鳥羽院御所を訪れ、鳥羽院に官位昇進の礼を述べた」

と、ノベライズに書いてあったので、てっきりあのシーンは小綺麗にしてるもんだと思い込んでたんですが…なんだあのボロボロな格好&真っ黒な顔は~。もしかして、このままずーっと小汚いまんまなんですかね?…んなわけないか。
明子(初登場)との対比も、正直逆のよう(明子のほうがどうみても良家のお嬢様っぽいw)に見えて「身分違いの云々…」というのが、いまいちストレートに伝わってこなかった…のは私の想像力不足ですか?

それにしても、今回はやはり明子(加藤あい)さんが予想以上に良かった!『海猿』シリーズ大好きなので、私の脳内にはあのイメージがすっかり定着してしまってるのですが、全くそれを感じさせない、たおやかでひかえめで物静かだけれども芯が強く美しい明子像をうまく印象付けてました。月光の下、清盛への思いを秘めて琵琶を弾くシーンの表情は静謐で物悲しく、素晴らしかった!もちろん音・照明効果のおかげもあるでしょうが、今回あのシーンが一番心に残りました。

そういえば今回は、とにかく女性陣が皆光ってましたね。

冒頭、夢見る少女オーラ(今なら二次元アニメヲタ少女w)満載で初登場した時子(深田恭子)ちゃん。民放ドラマで散々観ていて、決して上手くはないと思うセリフ回しも(棒?ともとれるか)、今回の大河のあの役だとあまり違和感がないように思いました(笑)私は時子好きですね~。冒頭の「源氏物語」の朗読も、意外に雰囲気があって良かったように思います、あのCG紙芝居も含めて(笑)
ラストの方の清盛の求愛を受けた明子を見たあとの呟き

「すずめの子を犬君が逃がしつる。伏籠のうちにこめたりつるものを。」

が、「光らない君」だった清盛に恋してしまった気持ちとそれを今更どうにもできない切なさ、友達の恋心が成就した嬉しさも含めて、色んな感情が読み取れる切ない言い回しでした。
それにしても、この時子で壇ノ浦までやるのでしょうかね…なんか想像すると悲しすぎて辛い(涙)ほわぁっと、現実離れした子のままで居て欲しい気もしますが…無理か。

宮廷のドロドロバトルも健在(笑)たま子さんは相変わらず、無垢な残酷さをおしげもなくばらまき、その攻撃をもろにくらった得子がまさかの鳥羽ちゃん逆レイプ!いや、先週予告で見たし、ノベライズも読んだから分かってはいたけど…お仕事中のダンナさまを押し倒すとは…いやはや、大画面で観るとドキドキしますな~~。まぁあんまりこっち方向ばっかり力入れた演出になるのは困りますが、決して嫌いではないです(笑)

そして、なんと言っても今回はまた宗子(和久井映見)さんが良かった!(何度も言うようですが)今『ちりとてちん』を観ているので、そのおかあちゃん(糸子さん)役(明るくて天然で面白くてサザエさん的だけれども愛情深く家族思いで、ホント素晴らしいおかあちゃん)とのギャップがすごいんです!今まで和久井映見さんてあんまり注目したことなかったけど、こんなに素晴らしい女優さんだったんですね。表情がものすごく細やかで色んな感情が読み取れるので、ついこの方の演じてる宗子に感情移入してしまいます。
今回は、たぶん舞子(吹石恵)を思い出し廊下を歩きながら、うっかり「遊びを~せんとや~♪」と口ずさむダンナの背中を見送る視線がもう…苦しそうでね。
せっかく従姉弟の家成(佐藤二朗)さんが持ってきた縁談も無になり、なんというか「ちっとは私の方の面子というものも考えれ~&昔の女の事を思い出してる場合か!」みたいな、今まで「自分は大丈夫、このダンナを支えていける」と思ってた気持ちがふと揺らぐ瞬間というか、そういう暗い気持ちを持ち始めた苦しい感じがひしひしと伝わってきて、辛かったな~。
しかもそこで「次週へつづく」ですよ。土曜日の再放送も観たけど、あの和久井さんの表情で次週に続く、だと大概次も「観よう」と思うわ。

なんだか今回はやはり、「女」の回だったのかもしれません。感想書こうとするとどうしてもこうなってしまう~。

てな感じです(笑)。はーー土曜日までひっぱっちゃったw


恒例のひとこと感想

女の回と言いつつも、この人を忘れてはいけない!!崇徳帝(井浦新)さん。なんかね~、短いシーンなのに妙に心奪われましたよ…。冒頭書いた「瀬をはやみ 岩にせかるる滝川のわれても末に 逢はむとぞ思ふ」の詠み方。何、この物悲しさ。この人って後に怨霊伝説化するんだっけ…?「義清、つぎはいつ参る?」の言い方も浮世離れしてて良かった。ちょっと今後目が離せない人物です。

そして!!!次週ついにあの人がーーーーーー!!!
「粛清いたします」
山本土方再来ですかっ?!いいえ、ついに悪左府藤原頼長の登場ですむはーーー。


平清盛~第6回「西海の海賊王」

2012-02-12 | NHK大河ドラマ感想

えーーーーーっと…。
とりあえず、今日のまとめ。
きっと、皆書くよね(苦笑)

「海賊王にオレはなるっっ!!!」
(注:少年ジャン〇にあらず)


タイトルどおりです…(涙)

うーーーん。賛否両論ありそうですが…私は今回のはちょっと…微妙だったかな?
いや、いいんですよ、いいんです。たまにはこんなはっちゃけた回もあっていいじゃーないですか。
ちゃんと1話からの伏線(というか、見え見えでしたが)を綺麗に回収してるし、清盛も熱演してるし…(熱演=名演ではない)。

でもいやしかし。

果たして2回に渡って海賊話やる必要あったんかな~。
兎丸(加藤浩次)さんオリジナルキャラだしなぁ…大事な役回りとは思ったけど。
脚本家さん的には、清盛の今までのうじうじっぷりから覚醒させるきっかけのつもりで書いてるんだじゃないかな、と思ったけどいかんせん、ノベライズ先に読んでて印象に残ってたシーンのばっさりカットが多い…(涙)

例えば、清盛をかばって重症を負った乳父の盛康(佐戸井けん太)に付き添う清盛に、家貞(中村梅雀)が言うセリフ

「よう見ておくことです。恐れ、ためらっておれば、斬られる。ときにおのれが。ときにおのれの大事なものが。」

そもそもノベライズでは、清盛が斬った相手のあまりに凄惨な苦しみ方に思わず身体がすくんだところをかばって盛康が斬られたことになってるけど、本編ではなんかオロオロしてる清盛をかばって矢で射抜かれてましたもんね。ありがちなセリフだけど入れて欲しかったなぁ。清盛が首謀者を探しに海に出る前にワンクッション欲しかった。

あと、人質になった清盛を助けに行くかどうかで話している時、忠盛が苦悩しながら波打ち際で夜の海を見ている、というシーンもなかったような気がする。この忠盛の様子を見て、忠正おじ(豊原功補)が「わしが行く。(略)わしは清盛などおらぬほうが良いと思うておる。しかし兄上にはなくてはならぬのであろう?」と言うんだけど…本編ではこのセリフがなんか唐突でした。忠正さんのツンデレな感じは良く出ててカッコ良かったですが(笑)

それから、帆柱に吊るし上げられた清盛が

「父上は来ぬ。こたびのことは平氏にとって大事なつとめだ。俺ひとりの命と引き換えにできるものではない。」

と兎丸に言うのもなかったような。(1回しかまだ観てないので、もしかしたら聞き落としかも)
この清盛のセリフがあって、あの平氏たちが皆で迎えに来るシーンがより感動的になるんじゃないのかなぁ…なんて思ったり。
(いや、あそこは普通に感動はしたんですけどw)

うーん、ノベライズつい読んでしまうけど、先に読まないほうがいいなこりゃ(笑)

清盛の表情は相変わらず「ハッ!」とさせられるところが多くてすごく好きでした。
けど、セリフ回しよ…問題は。
兎丸との戦いで、ものすごくいいセリフを言ってるのに、声が割れて聞き取りにくい…。
あと、前述のような冷静なシーンがないもんだから、どうもがなってばかりなイメージしかない…。

なんか、今日はちょっと愚痴みたいな感想になっちゃいました。
でも、もっとこの脚本家さんのいいところ(『ちりとてちん』観てると、ものすごく緻密な脚本を書ける人だと思うので)が出てくるといいな~と思います。演出さん、お願いしますよ…。

あと、恒例の一言感想を…

やっぱりオープニング曲&映像素晴らしい!!大好き。

義朝(玉木宏)が相変わらず主役よりカッコよい!鹿皮お似合いね。

「ややが出来ました」と勝利宣言する得子さまvs「おつとめごくろうさーんグッジョブ」とあっけらかんとしている、たま子さま。なかなか戦いづらい相手だよなぁ(笑)

そんなたまちゃん、堀河局と義清の寝物語の合間に「心がからっぽ」とか言われてる。当たってるだけにかわいそす…ってか、アンタたちいつの間にそんな仲に…w

高階道憲「誰でもよーい!誰でもよいゆえ助けてくれ~。」がまた聞けて嬉しいよ(笑)ってかこれ、あと何回くらい聞けるのかなw

今日は鳥羽劇場はないのねザンネン。

なーーーんか今日は物足りないと思ったら、お公家メイクの人達が全然出てなかったからだ!!(笑)チームお歯黒、次回は出るかなぁ?

時子(深田恭子)さん登場。やっぱりあのしゃべり方か…。ちょっと不安(色々と)。

ラストあたりの『タルカス』かかるシーンは鳥肌立った!あの曲は神曲だな~~


なんやかや言いつつも、あっという間の45分間でした!!!
次週も楽しみでーす。


平清盛~第5回「海賊討伐」

2012-02-07 | NHK大河ドラマ感想

今日の(鳥羽ちゃん的)NGワード


ご寵愛。

いや~、待賢門院たま子サマ最強伝説ですよ…。
ちょっと余りにもあの会話が恐ろしかったんで、列挙してみる。
※注:ノベライズを参考にセリフを起こしています。( )内は私の気持ちw

鳥羽院「璋子、そなたはなにゆえ…朕のもとに入内したのだ」
(ほら~またそういうこと訊くう~~、真性Mですか、鳥羽さん。)

璋子「…法皇様の仰せゆえにござりました。あの時は悲しゅうて、つろうて…入内して間もなく、私は悲しみのあまり寝ついてしまいました。」
(あーーそうだったよね…。で、まだピュアだった鳥羽さんがすんごく心配して水仙の花を手折って見舞ったりしてくれたんだよね…鳥羽さん優しい、鳥羽さんカワイソス。)

璋子「薬師にも治せず、僧の祈祷でもおさまらず…そのあげく、法皇様は陰陽師まで召しだされ、大変な騒ぎになったものでござりましたね。そもそも病などではござりませなんだのに。」
(あーーーーーそうだったよね、ほんで無責任な陰陽師の発言で、清盛の母ちゃん舞子が死んじゃうハメになったんだよね…。)

璋子「すると、貴方様が仰せになられたのです…法皇様に会うが良い、と」
(言ったけどさ…まさか「会う」がそういうこととは普通思わんよね…)

璋子「あの夜、私はひさかたぶりに法皇様にお会いし、そして…存分にご寵愛をこうむりました。あれは貴方様のおはからいにございましょう?なんとお優しいお方かと思い、中宮として貴方様の子を産む覚悟も決まったのでござりまする。」
(ごごごごごちょうあい~~~~~?!アンタそれここで言うか!!しかもウットリしてる?!)


お前は人ではない
もののけじゃーーーーーーー!!!!!

鳥羽院、ついに(また?)ぶっ壊れ、泣きながら雷雨の中に飛び出す…。
この時の三上さんの演技も、どこの猟奇ホラーかと思いました…舞台で観たい、濃い演技。
(いや、好きなんですけどね)


…それにしても、壊れるわなぁ…これ。

「ご寵愛」て…この言葉がこんなにエロ…いや、ストレートに「夜の営み」に聞こえるのは、私の性根がエロエロだから、ではないよね?
しかし、鳥羽さんも毎回毎回懲りもせず、よくこういう質問をするよなぁ…いいかげん学習しろよ、と言いたくなるけど…なんか訊かずにおれない気持ちは分からなくもない。
(まぁ何年間も訊けないで耐えてたんだろうけど)
ちょっとでもいいから、自分の事を好いていてくれるというか、一縷の希望が持てる言葉が欲しいんだよね…。それだけたま子さんのことが好きなのよね。
それがあなた、そんな言葉どころか奈落の底に突き落とす言葉の暴力!!
しかも本人は全くそれが暴力だと思ってないという…恐ろしいまでの「純粋さ」。

本当に怖いです、たま子さん…(涙)こんな人身近にいて欲しくない。

それにしても、演じてる壇れいさんはハマリ役だと思うなぁ。残酷な言葉を吐けば吐くほど、神々しいまでに美しく見えてくる…。正直この女優さんは今までちょっと苦手だったのですが、この役はハマっててすごく好きです。誰にでも出来る役じゃないよな~。

まぁでも、鳥羽たま劇場も一旦これで終わりでしょうね。今回ばかりは鳥羽さんも愛想をつかした(つかしたい)はず。
さらに得子さん(松雪泰子)の登場で、鳥羽院は今後は屈折した愛を抱いたまま、たま子さんには辛くあたっていくことになるみたいです…。
(これ、ストーリーブックだとこの回で『遅咲きの水仙を輿に乗って見に行こうとする鳥羽院と得子、たま子置いてけぼり』ってシーンがあるみたいなんだけど…6話に持ってきたのかな?)

それにしても、(レイプされたにもかかわらず)鳥羽院の支えとなろうと思った得子と、あとで出てくる家盛の「なぜ父上と夫婦になられたのか」の問いに答えた宗子の

「痛々しかったから」

というのは、やっぱりシンクロさせてあるんだろうなぁ。
「痛々しい」という言葉で「愛情」を表したのがすごく心に残って、気持ちが伝わってきたな~。


あーーーいかん、なんか今回は「ご寵愛」ばかりが脳内を駆け巡って(ウソ)他の感想がおろそかに(笑)

以下他のシーンは毎回の事ながら、列挙方式で。


冒頭、赤ん坊(平五郎)をおそるおそる抱く清盛の表情がむっっちゃ良かった!あの表情があるから松ケンはあなどれない…でも相変わらず他の演技が大げさすぎでちょっとマジでドン引きするところも…。静のシーンはすごくいいのに(涙)

あっ、その前に、「三と四は?」と問う家盛に「三と四はよそにおりますゆえ」と軽~く言ってのける宗子さん、その時の忠盛父ちゃんの顔も良かったな~(笑)

三毛猫かわゆす(笑)義朝とじゃれる清盛もかわゆす。義清さんちで、わいのわいのやってるシーンはなんか和んだ。

海賊討伐についての会議。じゃじゃーーんという感じで現れたサダヲちゃんもとい高階通憲。立て板に水のごとく自説を述べるのがカッコいいんだけど…なぜにこの人もこんな場面で顔が汚れてる…?初登場時は穴にハマった時だから汚れてていいけど。この時代って顔洗ったらいかんの?水ないの?どうも馴染めないんだよな~これ。もしかして色黒を表現してるのか?ええーー?

そんなサダヲちゃん、まさかの二度目の『思わぬところからの登場』(笑)「なんでもよーい!」には吹き出した。清盛のちょっと青臭い赤面セリフのシーンでうまく出てくるので、今後も青臭い一人語りが始まったらどこからともなくサダヲちゃんが登場するかも!いやでもさすがに3度やったらしつこいかw

海賊退治に行く前の決起シーン。鱸丸の「海をあなどったらいかん」発言、カッコよすぎ存在感ありすぎ。海に出て、小船を操舵してる姿も、ただモンじゃないオーラ放ちすぎ!あれでは逆に海賊に怪しまれるやろ!!w

忠正おじ…心底清盛の事嫌ってるのね…。赤子の頃から「見ても笑えなかった」って、それ言われた清盛はホント辛いよね…。冒頭のあの赤子のシーンがあるから余計に清盛が可哀想だったなでも「お前がまこと兄上の子なら、少しばかりやんちゃが過ぎても、かわいい甥と思うてやれただろう。」という言葉で忠正おじもまた苦しいのだというのはすごく伝わってきたな。保元の乱の時、泣かないでいる自信ないわ、私…。


今回は、次回へ完全に「続く」。
次回は、宮廷シーンはあんまりなさそうだなぁ…ちょっと物足りないです(笑)


ノベライズ買っちゃいました。
なんかカットされてるシーンが結構あるらしい。

ちなみに、ダンナがくれた3000円の図書カードで購入(笑)


平清盛~第4回「殿上の闇討ち」

2012-01-29 | NHK大河ドラマ感想

今日のまとめ

主役は平忠盛!

中井貴一さんカッコええー!
今期ドラマはフジの「最後から二番目の恋」も楽しく観ているけど、あの役とは本当に別人で、そのことにも感動するわ~~。
(ってかそれ当たり前かw)
どっちの役柄も好きですが…さらに今週末、映画「麒麟の翼」も観に行く予定なので、さらに中井貴一氏にどっぷり惚れてしまうかもです(笑)

さてさて、第4話。
冒頭の頼朝のシーンは今回はなし。さすがに毎回あれだと、まだるっこしいよなぁ。
今回は、北面の武士の皆さんが流鏑馬のお稽古をしているシーンから。

このシーンの清盛…すっごく態度悪い、相変わらずグレまくり。
他の人のを見ている時、口とがらせて猫背で身体ゆらすのヤンキーみたいだから、やめい!!(笑)
ナレーションで、「北面の武士とは容姿端麗で文武両道なエリートなんだよ~」という説明があったのだけど、その中で一人浮きまくる清盛。
しかも、顔が汚れまくり。西海にいた時と変わらんけど、いいのかこれでw
案の定、流鏑馬も散々な結果に…ダメダメじゃん(笑)

そういえば、この大河と同じ脚本家(藤本有紀)さんの書いたドラマ「ちりとてちん」を今、ネットレンタルしてちょこちょこ観始めてるのですが、これも主人公がすごーくへタレで不器用で、全然主人公らしくないんだよね。だがそれがいい(笑)すごくいい。

待賢門院たま子サマのお供をするよ~ってんで、いっせいにおしろいをはたきはじめる北面ズの方々を見て

「なんじゃああああ~~?!」

と目をひんむき、変顔で怒る清盛。
今回は、この変顔オンパレードでした(笑)

忠盛が晴れて殿上人になった祝いの席で、殊勝に祝いの言葉を述べる時も(一応社交辞令でお祝いしてる感満載)、一連の変顔。まさか、顔芸が得意だとは!
いやーそれにしても、清盛今回も喚き演技が多かったな~~。
すこーしずつ大人になってきてる気もするけど…ちと一本調子に喚きすぎ、子供すぎ。
そういう演出なのかなぁ…。もちょっと抑えてもいいような、いや、むしろ抑えて欲しいかも。
まぁ、大人への成長を見せるには分かりやすくていいけども…。
(精神的に)大人になればもっと落ち着いた清盛が見れるのか。
ああー早く覚醒しないかな~~(笑)
もちろん今の清盛もやんちゃ坊主で可愛いから好きなんですがw


今回は、冒頭にも書いたとおり、忠盛無双の回でした。

殿上人になった祝いの席での棟梁らしい落ち着きと貫禄。
家成サマのお屋敷での宴に招かれた際の舞の凛としたカッコよさ。(私は全く舞について素人ですが、とにかく姿勢が綺麗で!)
屈辱を受けたあとの、クールな挨拶&不敵な笑み。

いや~~~カッコええ!主役やん!!

そしてなんと言ってもタイトルどおり「殿上の闇討ち」のシーン。
為義(小日向文世)さんとの対比がもう…。これでもかというくらいカッコよく描かれてました。
あ、でも為義さんもすごく良かったんだよな~ここは。

為義「うるさい!お前に何がわかる!わしの父はお前の父親に討たれた。次はわしがお前を討つ。そうせねば、わが嫡男・義朝はこの先ずっと報われぬ!」

正直、ちょっと判官びいきな面がある私は、この言葉に一瞬為義さんたち親子を応援したくなってしまいましたが…忠盛さんのカッコよさは半端なかった。

すらりと太刀を抜く忠盛

為義「それは…本身(真剣)ではないか(汗)」
(この辺のへタレっぷりがまたいいんだ、コヒさん!)

忠盛「忠実様には、忠盛が抜刀したゆえ闇討ちはできなかったと言えばよい」

為義「そなたはどうするのだ…ただではすむまいぞ」
(他人の心配してる場合か!コヒさん!)

忠盛「為義殿、源氏と平氏どちらが強いか、それはまた先にとっておくことは出来ぬか?その勝負は、武士が朝廷に対して十分な力を得てからでもよいのではないか?」

為義「忠盛殿…一体何を考えておる」

忠盛「わしは王家の犬で終わりたくはないのだ」

むはーーーーー!!やっぱしね!!忠盛父ちゃん、さすがーー!!
(清盛&私、心の声)

ここ、悠然と殿上に去っていく忠盛の後姿がむっちゃカッコ良かった(ボキャブラリーが貧弱ですみません)、あの衣装もいいんだよね~~赤と黒のコントラストがすごく綺麗。


覗き見してたそれぞれの息子達がどちらもお父ちゃんを見直して、それぞれの思いを口にするシーンも良かったです。

義朝「父上がやられた分は私がやり返します。強くなって、父上をお守りいたします!」
為義「お前に守ってもらうほど老いてはおらぬわ」

この会話、源氏ちょっと応援したくなりましたよ、また(笑)

一方清盛は…

清盛「いつから考えておったのですか、王家の犬で終わりたくはないと」

忠盛「それはな、清盛、お前をわが子として育てると決めた時からだ。そのときゆるがぬ心の軸ができたのだ」

あああーーーーここ、回想シーンも何も入らないのに、すごく鮮明に1話のあの枯野原のシーンが浮かぶ~。忠盛がまだ赤子の清盛を抱き「平太」と名づけるあの名場面、泣いたよあそこは。
うーん、また1話から見直したくなったじゃないか!!(笑)

清盛、すごく嬉しそうに涙ぐみ、そしてそれを慌てて隠すように「まったく父上は…、帯刀した上に抜刀するなどと、源氏の棟梁が告げ口したらどうなさるおつもりですか!」とまた乱暴な口調で言うのですが…むっちゃ可愛い(笑)そのあと、実はあの刀はアルミ箔…じゃない銀箔を貼った竹光だということをバラすおちゃめな忠盛。

忠盛「新入りの殿上人に嫌がらせはつきものと家貞が用意してくれたのだ。まさか為義殿が本気で斬りにくるとまでは考えなんだがな」

高らかに笑う忠盛につられて笑う清盛。

忠盛「お前が思う以上に、殿上は面白きところぞ」

馬で駆けて行く忠盛を追いかける清盛…。
なんか、微笑ましいわこの2人(笑)

さぁ、お父ちゃんの本心が分かって、また少しは成長するんかな~清盛。
して欲しいなぁ(笑)

 

ああ…なんか今週のは、忠盛無双のせいで他のパートの感想まで手がまわらず…いや、でもだだーーっと駆け足で、今日の個人的見所。

たま子さんvs鳥羽さんの定番プレイ。
鳥羽さん「一度でいいから謝って」
たまちゃん「申しわけなす(棒)」
鳥羽さん「おまえというやつわーーーーーーー(泣き)」退散。
堀河局に怒られても何のことかわかんないたまちゃんって…。
てか、鳥羽さん毎回かわいそすぎ

忠盛が寄進した観音像の山に陶酔する鳥羽上皇。表情ヤバい。あ、でもこの映像、荘厳ですごく良かった…やっぱ本物(三十三間堂で撮影したらしい)の迫力。

低レベルなイジメを「もうそのぐらいで宜しいでしょう!!」といさめる家成(佐藤二朗)サマ

藤原忠実(國村 隼)サマ、異相が怖すぎ。でも好き

何とか松トリオ、西海の漁師に預かられたらしい。おおーー!生きてて良かった!

忠正おじ(豊原功補)、忠盛の殿上人昇格を涙流して喜ぶ…すんごく嬉しそうだ、こっちまで何だか嬉しくなるわ(笑)

家貞(中村梅雀)さんグッジョブ(竹光の件)


ああ~~~今週も面白かった!!
とにかく、日曜日が楽しみです。


ちなみに…これ買っちゃいました(笑)


ノベライズも欲しくなってきたぞ…。


た、大河感想書きます!(笑)第3回「源平の御曹司」

2012-01-23 | NHK大河ドラマ感想

えーーーーすでに第3話になっちゃった今年の大河ドラマ。

「平清盛」

何を隠そう(ってか、このブログにはあんまり書いた事ないか…)、私はかつて松ケン大好きっ子(子ー?)で、ハマるきっかけになったデスノート後編なんかは4回も映画館に観に行った過去があります(もちろんDVDも買いました)。

なので、今回の大河主役を松ケンがやると決まってから、ちょっぴりワクワクしていたんですよね、実は。ただし、若干の「不安感」つきで(笑)

これはあくまで私の個人的見方ですが、松ケンって決して「上手い役者」さんではないと思ってて…あ、いや「L」の時は最高だったんですよ、もう「L」でしかなかった、あれは。
でもね、そのあと「カムイ外伝」とか見てて(最近では「ガンツ」もあったな)、どうも役にハマってない時は、すごく凡庸な役者さんにしか見えないという…そんな気がして。
トーク番組とかでも、お国訛りが抜けないんで、その辺が可愛くもある反面、役者としてはどうなのよ?感があったりで、実は松ケンの出る作品は(親心っぽく)ハラハラしながら観てしまう…という、ちょっと複雑なファン心理だったりしてたんです。

ただね、ハマった時が素晴らしいんですよ、彼は!うん。
「DMC(デトロイト・メタル・シティ)」なんか最高でしたね~~~。もうLのことなんか全く思い出させもしないくらい別人でした。
同じように評判が良かった「銭ゲバ」は実は宮崎では放映しなかった(はず)ので、残念ながら見てないんですが、あれも完全に役が憑依してたらしいです。

斯様に、松山ケンイチという役者さんは、諸刃の刃と言うか、使いどころ間違うと「なーんか魅力のない役者さんね」で終わってしまいかねない不安があって…。

前置きが長くなりましたが、そういう理由で今回の大河、初回(は、松ケンまだ出てなかったけど)、2回目と様子見してましたーーーー(おい)
作品としてはすごく好きな雰囲気だったので(特にオープニング好きです)、初回観たあとすでに1年間の視聴は決定してましたが、3回目を観終わった今日、ブログに感想書くことにしました。


…結論(早っw)松ケン、大丈夫です!!
清盛降りてくると思います(まだ全然完全体じゃないけどw)。
もちろん、不安なところはいっぱいありますけど(やっぱりところどころ訛ってるし)、時折すごく

「おおーーーーーーカッコええ!!!

と、息を呑むくらい光る表情とか、佇まいがあるんですよ。
今はまだグレた中学生位の頃なので(今日の時点で15歳位らしい)、ちょっとあんまりじゃない?的な喚き演技が多いのですが(というかほとんどそれw)、あえてそうしてるのかな…と。
もちょっとテンション下がる部分も混じるとさらにいいと思うのですがそれはまぁ、そういう演出なんでしょう、きっと。

今日は、そんなグレまくった松ケン清盛を、周囲がボッコボコに言葉攻め→主役のアイデンティティ崩壊涙目、なある意味気持ちいい(え?)展開でしたが、とにかく清盛の子供っぽい泣き顔にぐーーーっと来ました。あれ演技か?演技なのか?すごいや、松ケン。
もうね~ああいう一瞬の表情で、それまでどんなに棒読みっぽいセリフがあろうが、喚きすぎてちょっと何言ってるかわかんない、的なシーンがあろうが、帳消しにしてしまうってもんです。

いや~~なんかテンション上がってきたわ
こりゃ1年間毎週ワクワクできそうだわーーー。

あれ?大河感想というより松ケン感想になっちゃったな(笑)


ではそれ以外で、平清盛第3回『源平の御曹司』見所は…

なんといっても鳥羽上皇(三上博史)と璋子(壇れい)の会話のシーン…たまちゃんの余りの天然(?)っぷりがコワすぎる、あと三上鳥羽さんの浮き出た血管と涙目にこっちが息苦しくなりそうだった。そばでハラハラしながら聞いている堀河局(りょう)の表情も秀逸。

今日も、藤原家成(佐藤二朗)の公家さんオーラは健在(前回すんごく良かった~)。ちなみに私とダンナの間では佐藤二朗さんのことは「キレ男くん」と呼んでいます(キレ演技させたらピカ一なので。この役ではあんまりやらなそうだけど)。

平家の家族会議のシーン、泣けた。特に宗子(和久井映見)さんがもう…なんか、胸にせまる演技でした。これ第1回で、とっさに実子の家盛(大東駿介)をかばって清盛に冷たい言葉を放ったあのシーンが効いてるんだよねぇ…。あれがあったから、清盛をかばって「私の子です」と言うところで、すごく清盛に対して負い目があるのを感じるというか。和久井さん、すごくいい役者さんだ。忠盛父ちゃん(中井貴一)の清盛へのお説教も素晴らしかった。あと、忠正(豊原功補、血風録では芹沢鴨!)が「平家と縁を切れ!」とついにブチ切れたとこもグッときた~!!
うーん、ホント今回いい役者さんばっかり揃えてるなぁ…見応えある!

鱸丸(上川 隆也)、元漁師にしては存在感ありすぎ、カッコよすぎ(笑)

次週予告の、お公家さんたちの白粉塗り?シーンが激しく気になる(笑)


えーーと、もろもろ書ききれません。毎回こんななのか…濃密だなぁ。
とにかく45分間があっという間。
ちょっと粉っぽい(龍馬伝風味)画面にもだいぶ慣れたし。(でもホントはもちょっとクリアな画面で観てみたい…


毎回は無理かもしれないけど、ここに感想というか思いを1年間つらつらと綴っていこうと思います。

とりあえず早く来い日曜日!(笑)


号泣。

2004-12-12 | NHK大河ドラマ感想
ついに終わってしまったですね・・・。
この1年間、特に夏以降は自分とこの芝居の稽古の色んな悩みとともに
『新選組!』があったので、なんだか勝手に頭の中でシンクロしてしまって・・・(涙)
次から次にあふれてくる涙をこらえながら観ていたので、終わったら
頭痛がするほど(アホ)。

特に今回最後のほうの回想シーンというか、今までの出演者がそれぞれ
出てくるシーンは、まるで舞台のカーテンコールのようでした。
人の名前を覚えるのがニガテな私が、出てくる人のかなりの名前を
覚えている!名前を忘れていても
「あ、この人あの時出てきた人だ!」
と分かる。驚きです。
それほど、全てのキャラクターが細かく描かれていたのだなぁと
あらためて実感しつつまたホロホロと涙をこぼす最終回。


『新選組!』第48回「流山」です。

2004-12-10 | NHK大河ドラマ感想
えーっと。ダンナがDVDデッキついに買いました!!(笑)
あとは、今から来年の新選組!DVD購入のため、こっそりへそくりを貯めるつもりです。
(ちなみにこの日記はダンナも見ているので、ちっともこっそりじゃない。)

あと1回で終わりっすよ・・・。
もうあさってっすよ・・・。
きょうはステラも買って、表紙の『最期』の大文字にホロリ。
『流山』の感想もちゃんと書きたかったのに、やっぱり言葉にできず
はがゆい思いでもう金曜日。

一ちゃんが最終回に近づくにつれ、どんどん熱い男になっていってて
(とかいうと、尾形さんみたく胸ぐら掴まれます)
それを言われて照れ隠しに逆上するところがまたかわいい。
総司を見舞いに行って
「いつ死ぬんだ?」
と聞くあたりも、彼ならではのとつとつとしたじゃべり方で、好きでした。
この二人が並んで腰掛けて話すシーンはすごく良かったなぁ・・・。
桜が舞ってて。
「涼しくなる前にまた来る」
夏のおわりごろだと答えていた総司への別れの言葉。
一ちゃんらしくて、本当に好きでした。

あと、この回の重要人物は有馬藤太@古田新太さんでした!
「きれいに韻を踏んでいる」
『新選組!』withほぼ日テレビガイドの三谷幸喜さんメールより)
その名前だけでなく、あの役にふさわしい、演技派な古田さん!
この回ではじめて出てくるなんて、すんごく贅沢なキャスティングではないですか。
こういうキャスティングの妙が、『新選組!』の醍醐味ですよーうんうん。
舞台好きな人好みともいうけど・・・(笑)
とにかくあんなにあのかぶりもの(黒熊(こぐま)というらしい)が似合う人はいない!

最終回に向け、こういうことしか書けない自分を情けなく思いつつ・・・


『新選組!』第47回「再会」です。

2004-12-02 | NHK大河ドラマ感想
もう木曜日だし・・・(涙)
毎回思うのですが、自分の想いをちゃんと文章にできる人って尊敬します。
芝居やってるくせに、感想書くときはほとんど小学生なみの文章しか
書けない語彙の貧弱なワタシは、人様の感想を見て思わず感動で
涙することもしばしば・・・。
ならば自分で書くイミはあまりないような気がするのですが
やっぱミーハーならそれなりに、叫びたい気持ちがあるのです。

そして今回の叫びは・・・。
土方の洋装がカッコよすぎ!眼福です!!←全国でどれほど多くの方がそう思ったことでしょう。
というかそのお姿でご開帳はちょっと・・・(笑)
そうよね~でも男同士だし、そういうの恥ずかしがるのもヘンよね。

まぁ、そういう話題でずーっと盛りあがっていたいほど、他のことは
悲しくて触れたくないというか。
あと2回かぁ・・・そうか~(涙)
自分とこの公演も終わって、新選組!も終わって、ワタシはあと何を
生きがいにしていけばいいのでしょう。はぁ・・・。
抜け殻までのカウントダウンがはじまってる感じです。
年末なのに。
世間は気ぜわしいのに。
ワタシこんなんでいいんですかー?(涙)

新選組!のDVDが出るということで、ちょっとダンナにもおねだり
というかお話を持ちかけてみました。
答え「うーん・・・ゴジラのDVDよりは安いけど・・・。」
そうよね・・・ダンナも買うのガマンするんだもんね。
うう・・・じゃぁせめて録画してない前半分だけでも~欲すぃ~~。

あ、話が脱線しました。
えー、萌えどころは斎藤一の忠誠心でしょう、やっぱ。
「この旗が俺を拾ってくれた!」
目を潤ませながら叫ぶ一ちゃんに本当に惚れました。
最初の頃、本当に沖田より年下か?と思っていたほど老成してた一ちゃん。
でも、この回で熱く叫んだあと、ちょっとハズカシぎみに目をそらしたり
する表情を見て、
そうだった斎藤一ってまだ若かったんだ。
と、あらためて思わされました。
オダギリジョーいいっす!さいこー!

アホの文章ですがお許し下さいね・・・。


『新選組!』第46回「東へ」です。

2004-11-22 | NHK大河ドラマ感想
うー。山崎さんが・・・(涙)

派手な亡くなりかたではないだけに、山崎さんらしさが出ていて
あとからじわじわと効いてくるような死でした。
顔を斬られた時の
「もう、あきません・・・これでは顔を覚えられてしまう」
というセリフに、山崎さんの今までの仕事ぶりが思い出されて
更に、彼がどれだけその仕事に打ち込んでいたかが分かって
胸がつまる思いでした。
なんというかな・・・彼みたいな人になりたいです、私。
(かなり遠い目標だけど)

『萌えどころ』(もうこういう呑気な状態ではないのだけど)と
しては、やはり斎藤さん(一ちゃんとはもう言えない)と土方さんの
さりげない会話のひとつひとつでしょうか。
この2ショットはとても好きです。
土方さんが素直な感じに見えるのがいい。
あと、刀を抜く時の斎藤さんはきょうも絶品でした。

それにしても、笑ったのはやはり土方@山本くんの物真似アワー(笑)
周斎先生@田中邦衛激似!!
物真似上手いっすよね。
ちょっとなごめるシーンで良かったです。

笑ったといえば、勝海舟@野田秀樹にも、思わず吹き出しました。
慶喜公を相手にお説教、というか辛辣なイヤミ攻撃!
間が絶妙です・・・ステキすぎ。
時々こういった予想しないところで笑えるのが救いです。

あーだから捨助って存在も必要だったんだな・・・。
ここに来て、捨助のうざったさよりも、能天気な感じが救いになってるもんな。
でも、その羽織は似合わないよ・・・捨助。

『新選組!』第45回「源さん、死す」です。

2004-11-16 | NHK大河ドラマ感想
もう、何も申しますまい・・・と思ったけど、他の新選組!感想ブログさんとかでも
ほとんどの人が「なんじゃあれわー!」と思ったようなことを書いていて
ああ・・・ワタシだけではなかったのね、と思ったマトリックス弾道(涙)
今までの隊士の死が、役者の演技でシンプルに涙を誘っていただけに
違和感大きかったっす・・・。
公式サイト見たら、源さんへの愛からくる演出だったのだということは
分かったけど、うーん・・・的がちょっと外れてる愛な気がします。
去年の『武蔵』の巌流島でもだいぶヒンシュク買ってたのに
またやっちゃったんですね・・・。
エライ人が「いいか、大河で必ず1回はマトリックスやれ!」とか
指示してんですかね?
3回くらい繰り返し見たら慣れるかなぁ(涙)
そゆとこにお金かけるより、鳥羽伏見の戦いをもっと「戦い」らしく
人もいっぱい使って、ワー!って感じでやって欲しかったっすよ。
なんか子供の陣取り合戦規模で、寂しい限りでした・・・。

というわけで、思ったより興ざめな感もありましたが、でも幽霊シーンは
好きでした。というかあそこでボロボロ泣きました・・・。
ベタだろーがなんだろーが、源さんが死んじゃったよぉーという事実が
とてもツラくて・・・。
「みんなと一緒に江戸へ帰りたかった」
と言った源さんの言葉にもう号泣。
はぁーもう次からはいないのですね・・・お茶を入れたりお寿司作ったり
おにぎり握ったり、まるでお母さんみたいだった源さん・・・。
史実とは言え、次から次に人が亡くなって、スカスカになっていく新選組を
見ているのがツライです~・・・。
しかも次回予告で、更にショック!あの「使える男」山崎さんがー!!!(号泣)

それにしても、今回の一ちゃんはスゴかった。
惚れてて良かった!と思いました。
みんなが源さんを囲んで、泣いているその時、一人絶叫して薩摩軍に斬り込んでいく
あの夜叉のような姿・・・。
痛いくらいの悲しみが伝わってきて、とても胸がつまって、泣きました。

はぁ・・・なんか文章にすると、すごーく軽いなぁ。

軽さついでに、きょうのツボヒットは
「その人はナースです」
の松本良順先生でした(笑)
この役者さん(田中哲司さん)好きなんですよ・・・ふふ。