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みゅう'ずみゅうじあむ

猫2匹とダンナとご隠居と共に宮崎で暮らす主婦が個人的好み全開で語るブログです。時々アマ劇団員として暗躍しています。

平清盛~第17回「平氏の棟梁」

2012-05-06 | NHK大河ドラマ感想

…1週前の感想を今頃書くという、夏休みの宿題を8月31日にやってるような
そんな気分。

いやーGWも今日が最終日ですよ。
なんか、GW入る頃に常設フリマというものに心ひかれて出店することにしたら
お休み中が妙に忙しくなってしまった(笑)
ブログ放置ですみませんです。
こんな辺境のブログでも覗きに来てくださる方が一人でもいらっしゃれば…。

…私は更新するぞ!大河レビュー!

と、誰に対しての意気込みか分かりませんが、第17回は「第2部」との名目だったみたいで…


今回のフォント大。

崇徳院「もはや、歌ではない…(涙目)」


前回、主役にほとほと愛想が尽きたので、今後は脇役の皆さんに焦点を当てて…。
と書いたんですが、主役抜きだと感想にならんわ(笑)つっこみどころが多すぎてネタとしては主役が面白いわ。

いやいや、ホントに↑の崇徳さんのつっこみは笑いました。笑っていいよね?もう。
今時の小学生が作ってもかなりマシなんじゃないか?と思えるほどのあまりにもひどい清盛の歌。私も和歌とか作れる人間ではありませんが、なんか「〇〇それに〇〇」って…「それに」って字数合わせにしてもひどすぎる言い回し。がっかりだよ、がっかりすぎる。せっかく第2部と銘打って、清盛も棟梁になったんだから、せめてあの歌会のときくらいは、視聴者もひっくるめて「おおー!やはりこやつは何かが違う」「我らにないものを持っておる」ってなアゲ感想を、リアルに感じさせて欲しかったです…。

あの(もはや歌ではない)歌もどきでも、もしかしてもっと上手い役者さんだったらそれなりに説得力あったのかしらん…?んーーー「もし」とか仮定で考えてもなぁ…。ただノベライズ読んだ時も相当無理矢理感があったので、かなりなハイレベルな役者さんじゃないと、やっぱし無理かなぁ…。ってことは、やっぱ脚本も良くないのかな?うーん。

とにかく。
あの歌会シーンでもう、なんかこの17回は「どーでもええ、どーでもええから早く先いけ」と思ってしまった私なのでした…すんまそん。

第18回の予告のほうが本編より面白かったよ!!!(涙)

今回のクラクラ(いい意味で)きたシーン。

家成(佐藤二朗)さん、今回もいい味出しまくりでした。特に、歌会をさっさと早退しようとした清盛に対しての「え…?(苦笑)」は素敵すぎ我が家では「キレ男くん」の異名をとっている佐藤さんですが、今回の家成役はいつものキレ演技を封印し、まさかの癒し系。見事に演じてらっしゃいます。

源氏いいよね~!今回も源氏の親子の確執は手に汗握った!なんかここと朝廷関係はすごく「大河ドラマ」って感じがするんですが、なんで主役近辺になるとお昼の民放のホームドラマかよ、って感じになるん?為義さんが回を追うごとに更に老兵の悲壮感と一途感、やりきれなさ諸々醸し出してて、見入ってしまいます。義朝もそれと互角に張り合ってて、緊迫したシーンでした。

第18回予告!なんかマイラバ崇徳さんがすごく切ない目でアップになってるぞ!得子さんは悲鳴上げてるし、物語が動きそう!.。゜+.(・∀・)゜+.゜

さて、もうBSでは本放送始まるな。

第18回「誕生、後白河帝」
なーーーんと、あの(?)「新選組血風録」で監察の山崎さん役だった加藤虎ノ介さん(一般的には「ちりとてちん」の四草兄さん)が、家成卿の養子、藤原師光役で初登場ですよ~!!
ノベ読むと出番はあまり多くないけどこれから結構ブラックな感じで絡んでくるので…。

すっごく楽しみですムフフ。


平清盛~第16回「さらば父上」

2012-04-24 | NHK大河ドラマ感想

ありゃりゃ…もう、次の放送日当日になっちゃった…。

えっとですね、いつも本放送と土曜日の再放送を観ているのですが、今回はちょっと所用で今日(28日)の再放送は観られませんでした。なので記憶をたよりに書いてみます…ってか本放送観たあとすぐ書けば忘れないのにね~。

今回のかっこいい父ちゃん。


源為義


いやー…忠盛さん退場の回なので、当然忠盛さんアゲな回だと勝手に思っていたんですが、観終わったあとなぜか印象に強く残ったのは、(一部ネットで)ダメ義さんと呼ばれている、為義父ちゃんのほうでした。

「(武士の世になり)源氏と平氏いずれが強いか、それを定める日が来るまで、わしは地を這うてでも生き残る!」

という強い決意。
息子にも「父上のしていることは盗賊と同じ」とかボロカス言われて、そんなこと自分で十分承知の上で、それでもなお一族郎党を守り、武士としての生き方を貫くため、プライドもかなぐり捨てて必死で職務を全うする、ある意味日本のサラリーマンの見本みたいな為義さんの姿に、うるっときてしまいました。

これ、とにかく小日向さんの名演に尽きると思います。いやーーー本当に、細かいひとつひとつの表情に心奪われます。単なる喜怒哀楽ではない、人間の心の様々なひだからにじみ出る表情。毎回どんな場面でも、どんなセリフでも演出でも、どんな映像効果でも、こ綺麗にしていようがほこりまみれだろうが、とにかくこの為義さんという人の気持ちが観ているこちらにびんびん伝わってくる。これでこそ役者!と観終わったあと純粋に思えるのです。

保元の乱に向けて、これからますますその心の距離が離れていく義朝と為義。もうどんどん観ているのが辛くなってきそうですが、しっかりと見届けていきたいと思います。

あれ?…源氏のほうに肩入れしたくなってるのはなんでだ(笑)

 

というわけで、実は今回はほとほと主役の純粋な演技力に見切りをつけてしまいました…。
何とか気持ちを盛り立てようとしたのですが、無理をすると心が折れそうだったので、もうこれ以降はあんまり主役については触れないことにして、魅力あふれる脇役の皆さんに焦点あてつつ、視聴とレビューは細々と続けていこうと思います。


さて、今回の一言?感想。

忠盛さん退場。泣くというよりはしんみりと寂しかったです…。ラスト、安芸国の浜辺で清盛の宋剣と打ち合ったあとの「強うなったな、清盛」、いいシーンでした…が、2話くらいから全然成長してないよ、この清盛(涙)ほんとにこのままあとを任せていいのかーー?!

そういえば、↑のシーンで清盛が叫びまくってましたがここもノベライズ読んだ時のイメージが強かったので違和感満載でした…、ちなみにノベライズでは叫ぶなんて書いてなくて、父の死をさとった清盛が「ふっと寂しげな顔」になって「父上…」と言ったあとにナレーションが入るようになってます…ね?全然イメージ違うっしょ?(誰に言ってるw)

美福門院得子様の策略によって(ってか、これもノベライズからカットされてた。美「家成殿、断りがあとになってすまぬのう」家成「はっ?」美「ちとそなたの名を借りた」)、頼長の命令で為義率いる郎党に襲われた屋敷に座り、泣くでもなく笑うでもない、諦観にも似た表情で乾いた音のサイコロ(碁石?)をいじっている家成さんにあらためて惚れました。思わず録画リピしちゃった


さて…。
今夜は、頼れる父ちゃんだった忠盛退場後、初めての回。
いよいよもって、主役にはもっと頑張って欲しいな…と思っています。


いつか覚醒するなんて期待はもうしてませんが(涙)

 


平清盛~第15回「嵐の中の一門」

2012-04-21 | NHK大河ドラマ感想

今回のいきなり涙腺決壊シーン。

アバンタイトル
アヴァンタイトルavant-title、仏英混合の造語、略してアバンとも)は、映画やドラマ、アニメや特撮などでオープニングに入る前に流れるプロローグシーンのこと。プレタイトル(英語:pretitle)と呼ばれることもある。また、英語では一般的にこのような映像手法をコールドオープン(cold open)という。(ウィキペディアより)

 

いやー…まさかアバンであんなに号泣させられるとは…。
家盛の亡骸を前に、呆然と立ち尽くす宗子さん…、悲鳴のように繰り返し家盛の名を呼び、取りすがる様でもうこちらの涙腺も決壊してしまいました…。OP前にここまで泣いたドラマってないかも。宗子役の和久井映見さん凄すぎるよ。「ちりとて」のおかあちゃんの時も素晴らしい役者さんだと思ったけど、あらためて今回の宗子役で、役者としての迫力に圧倒され続けています。最後のほうの、血曼荼羅を見て微笑むシーンもとても素晴らしかったです。

ただ、本当はもっと緻密な脚本があって、ノベライズで読むとラストあたりの宗子さんの心の動きとかすごく気持ち分かる感じがしたんですがね…、実際の放送観ると「いきなり感」がどうしてもあって…。

カット多すぎやせんか?

藤原摂関家の兄弟の確執も今までカットシーンが多かったので、今回いきなり頼長と忠通の仲の悪さを描かれてもイマイチ「なんで?」感が抜けなかったです。役者さんの演技でかろうじて説得力持たせてる感じ。

まぁ、所詮素人の辺境ブログですので「そう?そうでもないよ。ちゃんと歴史分かってる人なら分かるよ!勉強不足!」とか言われるかもしれないけどその辺ゆるーい気持ちでお許しを。

1週遅れで更新した割にはあっさりした感想ですみません。
土曜日の再放送もいつも観るんですが、今回は用事あって観れなかったんだよな…。


とりあえず、あとはいつもの一言感想で。

今回は清盛覚醒?かもと思いました。すごく抑えた感じが良かった。色んな場面での表情が細やかで、泣かされました。基本すごーく寂しん坊な人なんだよね…清盛。ただ、予告を観て、どうもあの喚き演技に戻ってるような気がしたんでそれが怖いです…戻るなよ~?頼むから!

曼荼羅をまかされた絵師さん、むっちゃ雰囲気あって良かったですね~。知らない役者さんだったけど、なんかすごく佇まいに品があって優しげで惹かれました。本職のお坊さんかと思ったくらい(笑)

マイラバ崇徳さん&雅仁親王、一緒に住んでるのね…。なんかちょっと微笑ましい(笑)このまま、ちょっと浮世離れした二人が、浮世離れしたまんまでそれなりに平穏に暮らしてて欲しい気がしましたが…無理なんだよな。くすん

あー西行再登場~。相変わらず女子にもててます…って、なんで出家する必要があったのか、いまいちやっぱり分からない(笑)

悪左府頼長、ドSっぷりをまたしても発揮。忠盛を言葉攻めで滅多打ち…。いやーー山本副長(もういい加減副長呼びに違和感がw)、凄いよ、凄すぎるよ。リアル悪魔の表情だ。今のとこ、かなりなヒール役になってます。…が、今後どうなるか、目が離せません。


さて、今夜はいよいよ忠盛退場だそうですが…またタオル片手に観ることになるかのぉ…

…一緒に観てるダンナ(涙腺かなりゆるめ)は全然泣かないんだよな…でも。
なんかツボが違うんだろうか(笑)
とりあえず、また一緒に観たいと思います。


平清盛~第14回「家盛決起」

2012-04-08 | NHK大河ドラマ感想

今回、覚悟はしてたんですが何だかもう色々と…悲しい回でした。
オンタイム視聴のあとも涙ボロボロですんごい落ち込みましたよ、ホント。
(その後、録画してたBSプレミアムのNHK時代劇『陽だまりの樹』を観て、ちょっと元気が出ましたが)


今回の脳内再現。

家盛「母上。桜の枝が欲しいのですか?取って差し上げましょう。」

第3回『源平の御曹司』より、桜舞い散る忠盛邸の中庭で、憂いを帯びた表情の宗子に家盛が声をかけるシーン。


これがねー、もう何度も何度も脳内でリピされるんですよ。
今回の家盛の「ただ母上の笑った顔が見たかった」という気持ちは、すでにこの時点ではっきりと示されてました。ただ母を喜ばせたいがために、母に笑ってもらうために、心から慕っていた兄と袂を分かち決起する家盛と、家盛が不憫でならずそれまで抑えていた忠盛への不満が抑えきれなくなってくる宗子。この二人の互いを思うゆえのすれ違いが徐々に大きなひずみを呼び、あの不幸に繋がったと思います。もちろん、宗子さん自身の舞子に対する嫉妬や無力感はあっただろうけど、やはり家盛のことを一番に考えていたのだろうと私は思いました。
優しく本来であれば人の気持ちを一番に考えていた家盛、くったくなく笑えていた家盛から微笑みが消えた時、宗子がどれほど不安になっていったか。それを思うと辛くてたまらなくなります。

今回のあの桜のシーン。ドラマ上では上に書いた回想シーンはなかったものの、第3回のあの場面をすぐに思い出しました。もう、見ているのがホントに辛かった。ただあとから思うに「当たり前の兄弟、当たり前の母子でいたかった」のセリフは蛇足なような気もしました。それ入れるとなんか途端に使い古された感のセリフになっちゃうんだよね…。でもまぁ、観ている時はそんなことはこれっぽっちも思わなかったです、役者さんがどちらも素晴らしかったし。宗子@和久井さんの悲痛な「家盛!」というあの叫びはたぶんずっと忘れられないです。そして家盛役の大東駿介さんて、失礼ながら私この大河で初めて認識した役者さんですが、すごくこの家盛に合ってたと思います。とにかく家盛に今まですごく癒されてたんで、今度からもういないのだと思うと、すごい喪失感…。思ったよりショックでかい…(涙)

しかも、あの悪左府の餌食ですよ…。頼長@山本副長凄すぎるよ…。誰もかなわんやろあの妖艶なブラックぶりは。「悪魔のささやき」って、まさにあのことを言うのよね。問題の(?)シーンも、全く違和感なく観れてしまったし…(普通にあのシーン綺麗だった…え?)。篭絡の手段としてもすんなり観れました。

怒涛のラストあたりの、子供の頃と現在の清盛の子供たちとが重なるところはもう号泣でした…。馬上の家盛の魂を吸い取られた抜け殻のような表情も含め、もう見ていられない感満載。土曜日の再放送観て、また泣くな…きっと。

うん。今まで、何度も「神回認定!」とか書いたけど、今度からやめよう。
多分神回はこれ以降も続くはず!!

あ!そうだ。あと特筆すべきは清盛ですよ!!
また中二病かよ、喚き演技かよ、と不評も多々あるみたいですが、私は今回の
「一門の安泰だけを考えていて、世が変えられるか!!」
の叫びは、今までと意味合いが違うように聞こえました。私の中で何か今までもやーーーっとしてたのが一気に晴れた!って感じ。つまり、あれだ。清盛自身は「世を変えたい」「面白き世を作りたい」っていうのが具体的にはやっぱりいまだに何も分かってないんですよ。ただ忠盛の心の軸「朝廷の犬に甘んじるのではなく、武士の世を作る」という大望を叶えるために、何だかよく分からんけど自分が必要とされている、その気持ちだけで動いてるんですよ。

だから、今回の家盛の行動に異をとなえた。

藤原摂関家にいくら気に入られようと、忠盛の目指す武士の世は来ない。飼い犬としての扱いが少し上がるだけ。それを伝えたいけれど、忠盛がそれをそこで口に出さない以上、清盛の口から言うわけにはいかない…。

そこであの憤りながらの「父上!」なんですよ。

あの時の清盛の気持ち、何だか痛いほど伝わりました。あそこで、忠盛は絶対何か言ってくれると思ったのに…。あいまいな表情で、ただ押し黙ってるだけ。清盛の気持ちになって見るとあの時の忠盛の気持ちが全くわからなかったな…、すごくがっかりした。とにかくあれを見て

「もう俺は降りる!!」

と言いたくなったのは当然だと思います。家督争いや「世を変えること」から「降りる」のでなく、忠盛の望みを叶えるために邁進することを「降りる」の意じゃないかと思いました。うがちすぎ?でも何かそういう気持ちがすごく今回の清盛には見えたよ。この考えでいくと、今までの清盛の同じような「面白き世云々」が、不快でなくなってくる気がします。今のとこ、それは忠盛の意志をなぞっているだけ。忠盛が亡くなったあとに、きっと自らが世を変えるために覚醒するんじゃないだろうか…

…って、遅っ!!!!!(苦笑)



でもその時がすごく楽しみになってきました。
忠盛が亡くなるのはまたすごく辛いだろうけど…。

 

さて、今回は一言感想はちょこっとで。

深キョン時子さんと清盛の夫婦。私はすんごく癒されるんですが…。深キョンって、民放のドラマに出てる時はむっちゃヘタクソやな~と思ってたけど、いやこの役も同じ演技なんだけど…目が離せない&時子にしか見えないんですよね…。てかこの大河の時子は他の人には出来ないと思うよ。「マドンナ・ヴェルデ」の時の松坂慶子さんの時にも思ったけど。上手い下手を超えて、何か存在感ありまくり&癒されまくり。好きです、時子さん。その二人が舞の練習をしているシーン、一緒に観ていたダンナも思わず笑ってました。この回で笑いを醸し出せるのは凄い。

白鸚鵡君、グッジョブ(エロシーンの暗喩表現)


さて、次回はまたすんごいことになりそうです…。
清盛、とにかくがんばれ!色々と。

今回も駄文におつきあいいただき、ありがとうございました~!


平清盛~第13回「祇園闘乱事件」

2012-04-07 | NHK大河ドラマ感想

ええ、もう1週遅れがデフォになってまいりましたが…ま、いっか!

えっと、最近これ買いました。

どーーーーん∑(゜∀゜ノ)ノ

いやいや…ホントに日本史全般疎いんで、さわりだけでもこの時代を知ろうと思って…(笑)
ノベライズ2巻と、このドラマの時代考証担当のおひとり本郷和人先生の著書2冊です。すごく分かりやす~く書いて下さってるみたいで(まだ全部は読んでません)、ぼんくらな私の頭でも何とかついていけてます

さてさて、本日も土曜の再放送後に感想書いてますが…。
今回のMVPは…

鳥羽院!!!!!


でしょうね、やっぱし。
もうね~~~、見入ってしまいますよね、あの演技。好みは分かれると思うんですが、あの舞台っぽい感情のほとばしる演技は私は好みです。もちろん三上さんのお顔も好みです。正直、ノベライズであの「朕を射てみよ」の一連のくだりを読んだ時には「えぇーーーーー?」とどん引きしてしまったのですが(だってエア弓矢よ?エアよ?)まさかあんなに説得力のあるシーンになるとは!ひとえに、鳥羽院三上様の演技力の賜物だったとしか言いようがないです。初回からの鳥羽院の心の変遷を見ていたせいか、あのシーンの射抜かれたあとの涙がすごく胸にせまりました。なんかこう、澱んだどす黒い血が本当に身体から吹き出ているようなイメージ。憑き物が落ちるとはまさにあんな感じなんだろうなと…。

鳥羽ちゃん呪縛から解き放たれて良かったね!(いいのか?)

清盛もね、今回はすごーーーーーく良かったと思います。投獄された兎丸たち(盛国まで入ってたなw)に牢越しに「すぐに助け出すゆえ、待っておれ」と低くささやいたところでまず胸キュン状態になりました。Lの再来や~~~ってか、前にも書いたけど、この松ケン清盛は怒鳴ったり喚いたりしないほうがいいって!怒る時も喚かないで怒れる人だって!このまま(見た目)テンション低めキープでお願いします~~~ホントに。でもそれだと清盛のキャラじゃないのかしらん…いやいや、今回全体的にテンション低めキープだったけど、時子にぶっきらぼうながらも優しく接する時とか家盛が来た時嬉しそうに出迎えるところなんかも何の違和感もなくいつもの清盛のままで、でもすごくキャラ立ってたと思いますよ。

ここまで書いて、はたと気がつきました。確か前にも清盛がすんごくいい回があって(喚き演技がなかった回)、そのときの演出さんが中島由貴さんて方だったんですが、今回も同じ演出さんだーー!!!(その時に描いた感想→平清盛~第9回「ふたりのはみだし者」)そっか~、きっとこの演出さんは松ケンがどうやったらカッコよく見えるか分かってるな(笑)まぁ、役者たるものどんな演出の要望でも演じきってみせなきゃ、と素人ながら思ったりもしますが、この演出さんの回は、清盛に関しては当たりが多いかもしれません。相性がいいんじゃないかしらん。

そのほかにももろもろ、見せ場が充実してて、話も大きくうねりはじめた感じだし、今回は勝手に「神回」認定しましたーーーああ~続き観たくてワクワクするわ。ドキドキとも言うけど(笑)

ちなみに今回は、本放送時の裏番組が軒並み強力だったにも関わらず、視聴率二桁キープ(11.3%)したそうです。いや、これ意外に観てる人多いんじゃない?まぁ、好きになったら何があっても最後まで見届けたいと思う、コアなファンが付きはじめてそうなので(私も含む)今回のこの数字が下がることはないような気もしないでもないよ~!(どっちやねん)

 

とにかく頑張れ大河!!!

さて、一言感想。

金覚・銀覚て…西遊記かよ。と思った人は手ぇ上げて。ノシ

鬼若キターーーー!!!でも…でも…この頃ってまだ子供なんじゃないの?って思うとすんごいいびつな感じがした(笑)青木崇高さんは安心の演技力なので今後の心配はしてませんが。それにしても義経は誰になるんやろね~…気になる。

蟄居中の清盛へバックギャモン…じゃない双六セットを差し入れる時子。蒸し暑いだろうから、と忠盛に着替えを差し入れる宗子さんとの対比がすごくいいです。また、その時子に悪態をつく清盛も好きだわ。時子と清盛の夫婦関係はなんだかほのぼのしてて、言いたいこと言い合えてすごく好ましい。深キョン時子さん、かなり好みですな~。癒されるw

信西と頼長の決裂。信西のほうがかなり「詭弁」に見えた(笑)信西、これからブラック化していくみたいなんなんだけど、ここまで見てるとどうみても「いい人」。今後が楽しみっす。

久々のがっつり回想シーンきた。舞子さんスキーな私は嬉しい、というか思い出して悲しかったです…吹石さん、ホント舞子ハマリ役だよなぁ…。この役に説得力がないとしょっぱなから台無しだもんね。

宗子さんコワいっす…静かに怖いっす…。

家盛ェ…

 

さーて、明日ですね!!
いよいよ、頼長様の禁断のアレ!!!
覚悟はしてたけど、予告でチラっとそのシーンが出た時は、私も大昔「腐〇〇」の端くれだったことをふと思い出し…

N〇Kさんがどこまでやってくれるか期待してます!

ああ…でも家盛かわいそすぎだろ、やっぱ(号泣必至)。


平清盛~第12回「宿命の再会」

2012-04-01 | NHK大河ドラマ感想

いやー…また1週遅れの感想アップ(苦笑)
ワタクシゴトながら最近顎関節症を患いまして、パソコン長時間やったり、TVや読書などでも集中してると、ずーーんと顎や頭や首や鼻(なんで?)が痛重~くなってくるんですよ…くっそーでも、なんか途中でやめるの癪なんで書きます!

 

清盛くんの周りの昨今の流行り…


出家


なーんとあの高階(藤原)道憲さんが僧形で登場ですよ。義清さんに続き、あなたもですか。阿部サダヲさん、むっちゃ坊主頭似合ってますな。鳥羽院もこないだ坊主頭が見目麗しかったし、冒頭出てきた強訴する比叡山の坊さん達もみんな何だか迫力あって素敵~…実は坊さん好きなのか私、今更ながら自分の性癖に気づいたわ(笑)

あ!だからSPECの瀬文さんが好きなのかーーーー!!(←脱線。しかも坊さんじゃねーしw)


とまぁ、なんかね今回感想書くのが遅れた原因のひとつがこのTBSドラマ「SPEC」に気をとられてたってのがあります
SPECの映画化&SPドラマ(今夜放送!!!)ですな…ははは。ドラマの再放送を先日まで宮崎でもやってたんですが、改めて観てもやっぱ面白いーーー!何というかストーリーめちゃくちゃだけど、どういう方向性であれ、堤さん演出と西荻さん脚本、あとプロデューサーさんとかスタッフさんの考えがひとつにまとまってる=ドラマ内の色というか世界観や共通言語が一致してる気がするんですよ。これ、大事じゃないでしょーか。

この大河って、そこがどうもイマイチな気がします…。何人かの演出さんがいらっしゃるようだし、ベテランスタッフさん達で作ってるんでしょうけども、なんか描きたい世界観が毎回変わる感じでイマイチよく分からないっす。12話まできてもまだ一体感が感じられないの…。役者さんはそれぞれすごくいいと思うんですよ、だからこそもったいないなぁって。毎回そう思い続けて早や12回。

もうそろそろ、何かこの大河の「軸=世界観」みたいなものを感じさせて欲しいです。

脱線しちまいました。すみません。あくまで、素人のボヤキなのでスルーしてください。


とか何とか言いながらも見所満載だったので、一言感想

鳥羽たま劇場についに終止符が!いやーーー、このパートだけは終始一貫してて、毎回泣かされました(マジです)。水仙エピソードは最後までひっぱったどころか、水仙自体が、まさか義朝の中央返り咲きのきっかけになるとは。しかし、たま子様は最後まで美しく真っ白でしたね…すごく好きでした。合掌。

鳥羽院所望の季節はずれの水仙をしっかりみちのくの山奥からゲット(しかも人海戦術で)してきた義朝さん。なんか、地元の原っぱとか(自らがはいつくばって)探してる清盛の前にドヤ顔で登場ですw好きだわーこのキャラ。ものすごく少年漫画チックではありますが。あと、その場を去るときの、お供の鎌田正清さんの超ドヤ顔も

頼長さんちの白鸚鵡くん「シュクセイ!」連呼わろたwどんだけ普段「粛正」言ってるんですか頼長さん(笑)

時子さんの父上と弟君(時忠)初登場。父上、蛭子さんか!!いや、キライじゃないわ、このキャスティング(笑)時忠(森田剛)くんもいい感じじゃないでしょうか~。結構この家族のやりとりは笑えた。ホッとできました。時忠くんのヤンキー臭さがいい!この人が後に「平家にあらずんば人にあらず」とか言うのね…うん、言いそうだ(笑)。

イケメン肉食系男子最強!源義朝!「おまえも産むか?俺の子を」究極のプロポーズやな(笑)でも義朝さんが言うと、なんか許せそうだわー…いや、その前に私には言われないけどもw

清盛も「もうお前でよい!」とか、なんちゅープロポーズ合戦だww今回終盤はむちゃくちゃ笑わせてもらいましたなんか知らんけど、今回で色々展開が進んで盛り上がってきた感じがいい!!


と、いうわけで!!今夜はあの鬼若(弁慶)登場っす!!!
「龍馬伝」で後藤象二郎を好演(怪演)した青木崇高さんが登場です。
何を隠そう私はこの青木さんのことを後藤様の時に知って、演技に惚れこんだあとにあの「ちりとてちん」を観たのでかなり遅めの青木ファンですが(笑)とにかくこの人が役柄にシンクロする様がものすごく好きです。弁慶はそんなにこれから出番多いかどうかわからんけど…とにかく今夜はすっごく楽しみです


※「龍馬伝」最終回後に後藤様についてちょこっと書いたブログ。
龍馬伝ついに終わる
 


平清盛~第11回「もののけの涙」

2012-03-25 | NHK大河ドラマ感想

いやいやいや、また1週遅れになっちゃったよ…
もう今日は第12回放映日じゃん。
けど、気を取り直して…。


今回のマイラバ崇徳帝

 

「ぬぁりぃこぉぉぉぉぉ~~~~~~~!!」(怒)


素敵すぎ(涙)
つか、まんまと得子の策略に乗せられて、「息子」ではなく「弟」に帝の座を明け渡してしまった崇徳さんかわいそすぎ…。そして、意外に崇徳帝の中の人(井浦新さん)が、力入りすぎたのか最初のほうのセリフが妙に棒っぽかったのが、個人的にザンネン過ぎ…しゃべらないあの神秘的な感じに惹かれていたのかもしれん(あと、「瀬をはやみ」の句の詠み方が素晴らしかったんだよね~以前)。あっ、でも前述の「ナリコー」の前後の一連のシーンはすさまじい怒りと絶望が感じられてすごく好きでした。どっちにしてもこれからやっぱり目が離せない御方であります。

あれ?今回はタイトル「もののけの涙」だったはず…。なぜ最初に崇徳さんの話だ(笑)

いやいや、泣きましたよ今回も。私はかなり涙腺弱っちいほうなんで、20%くらい差し引いて考えても、今回の明子との別れは涙が普通に出る内容でした。惜しむらくは、今回の明子関連のエピソード(鱸丸に結婚を勧めるとか、平氏一門の前で宗子さんたちと3人で演奏するとことか、清盛が明子の琵琶を聴きながら、すごく優しげな顔でくつろぐとことか…あ、これは前にもあったか)を、今回に全部盛り込まずに、これよりちょっと前の回あたりにちりばめていたら、こんなに今回いかにも「明子退場です」な感じにはならんかったような気がします…もったいない。

あれかな、大河ドラマって色々制約が多くて脚本家さんもこの45分の中に色んなエピソードを盛り込まないといけないから、勢いこうなっちゃうのかな…。逆に史実に疎い私なんぞは「こんなに序盤色々あって、後半までネタはもつんだろうか」などといらん心配をしてしまうわけですが、むしろこれからがもっと歴史的に色々あるらしいのでそれは杞憂だそうですが。

まぁでもとにかく、明子退場は悲しかったな…この明子さんはとても好きでした…清盛が明子を見る、すごーーく優しげな何とも言えない表情も好きだったし。そういえば、家盛もちょっとずつ自己主張が強く出るようになってて、だんだん癒し系の人がいなくなる~…。これからどんどん内容がシビアになっていくのかしらん。楽しみなようでもあり、ちょっと胸が苦しい感じもあります。

 

で、恒例のピンポイント感想。

とにかく今回は崇徳さんの出番が多かったので嬉しかった(笑)重仁親王を抱き涙するところや、鳥羽ちゃんに反撃ののろしをあげる時のドヤ顔(笑)などは、本当に見入ってしまいました。なんと言うか…魅力あるな~この人は。後に怨霊伝説化するって思うからそう見えるのかな?

璋子さまにも、またしても心奪われました…。得子に濡れ衣を着せられ、つきつけられた呪いの人形(正式名称はなんというのでしょう)を見て自分の過ちを受け止め、ハラハラと涙をこぼすあのはかなさ…。とにかく美しいです。そのあとの鳥羽ちゃんとのすれ違いを表現したシーンも良かった。あ、ハゲ散らかし…じゃない坊主頭の鳥羽ちゃんにも萌え(笑)

上の方で書いた、明子の琵琶を聴きながら清盛がくつろいでいるシーンの直後に、いきなり入る源氏の酒池肉林(←違います)シーン!!わろた!!いやーいつのまにやら完全な肉食男子に変貌してる義朝が素敵すぎました。由良姫じゃないけどちょっと「キュン」としましたよ(え?)

ノベライズでは「つかみかかった」と書いてある、清盛の坊主蹴り飛ばしシーンは…ちょっとお坊さん達に同情…。蹴ると掴みかかるでは結構ニュアンス違う…気がするよ。まぁインパクトはあったけども。

時子さんと清盛の、少女マンガみたいなやりとり(片思いの女の子が、好きな男の子に憎まれ口叩いてて「なんやかんや言って仲いいわね~アンタ達」みたいなの)が結構好きな私は、大昔別冊マーガレット・LaLa・花ゆめ大好き少女でした(笑)

 

さーて。今夜は第12話。いよいよ、鳥羽ちゃんとたまちゃんの悲恋(?)に終幕の時が…。
きっと今夜も泣く自信あります!
あ、ちなみにこの回からはノベライズにも載ってないので(2巻まもなく発売)、事前知識ゼロで挑みます(挑むのかw)。早く夜になれ~


平清盛~第10回「義清散る」

2012-03-15 | NHK大河ドラマ感想

うーーーーーーーーーん、なんだかなぁ。


義清の気持ちが全く分かりません(涙)


この一言に尽きる回でした…。前回からいやーな予感はあったのですが、とにかく義清の行動原理がさっぱり分からんかった…。私の理解力・想像力がないからか?と思ったりもしたけど、ネットで感想ブログとか読んだらほとんどそういう感想だったんで、大方の人はわかんなかったんじゃないだろうか。

ちなみにこの感想読んで下さってる人は大河観てる前提で書いてますんで、あらすじとか話の内容ははしょります。

とにかくね~~~、(私のいとしい)崇徳帝の置き去り具合が半端ないやろ!!!(怒)
義清は崇徳帝に「きっと帝をお守りいたします」とか言ってなかったっけ??それがどうして、その実母の璋子とそんな関係になっちゃうんだよーーーー。ありえんやろ、最低やろー。もうすでに、先週の時点で訳わかんなかったわけですが。それでも、私なりに脳内補完で「あれは崇徳帝の孤独オーラにやられた上での行動」「もしくは崇徳帝に魂をのっとられている」「よって、あれは母への愛なんだー」とか、意味不明な動機付けをぶちあげてたんですが(苦笑)

まぁ、ホラー物やSPECじゃないんでwそんなはずもなく…(当たり前)。普通に、愛憎ドロドロ劇場でございました…。

しかも出家を決意する際のわが子蹴りも有名なエピソードらしいけど、唐突すぎてさっぱり訳分からんし。これって脚本が悪いんですかね?演出?役者??たぶん皆が「何となくこうなんじゃね?」状態でやってるとしか思えません。それか観ている者の脳内補完に頼りきってるとしか~。そりゃ妄想好きな私ですから、想像でならいくらでも補完できますが…虚しいやろ、それ。せっかく大河ドラマでやってるんだから、このドラマでの解釈を知りたいわ。

清盛はすっかりまた元の喚き演技に戻っちゃってるし…。大体、義清とそんなに仲いい描写なかったよね?いや、あったか、あったけどほんの申し訳程度だったよね?無二の親友には思えんわ~。しかも殴りすぎだ、清盛…。友を殴ってるというよりヤクザの喧嘩みたいだったよ。

桜は風もないのにこれでもかってくらい散りすぎだし…演出にしても程度っちゅーもんがあろうよ…。

とまぁ、とにかくメイン話のどこに感情移入すればいいのか分からない回でした。海賊回に次ぐしょんぼり回…なんか、作りようによっては神回の予感がしたのに、すごくもったいない…。



愚痴ってばかりなのもアレなので…。それでもキラリと良かったとこ。

璋子さまが、雅仁は鳥羽ちゃんの子です白河院の子じゃない「取り消してくださりませ」と壊れたように連呼するところはすごく良かったです。あと、ひっそりと残った水仙を見つけたとこ(涙)壇れいさん、ホント今まであまり好きな女優さんじゃなかったんだけど、この役は好きだわー。

「そなたが誰と何をしようと、もはや私の心には漣ひとつたたぬゆえ」と言い放って去っていく鳥羽院の表情も泣けた…。この前に堀河局から「貴方様はお逃げになりました、璋子様のからっぽな目から」と言われてなかったらこの言葉は出なかったのかなぁ…。そう思うと、せっかく鳥羽院への気持ちに気づいた璋子と心がすれ違っていく様が、悲しくなりました。この二人の心情はなんだかすごく胸にせまるんだよね、脚本がいいのか役者がいいのか、どっちもか(笑)

新年のご挨拶に行ったのにすっぽかされ、どーしても一言物申さないと気がすまないと言ってひたすら鳥羽ちゃんの帰りをまつ頼長(笑)この人のこういう几帳面というか融通利かなさが好きだわー。あんまりリアルで近くに居て欲しくはないけど

その頼長と高階道憲の論語ユニゾン!!!これカッコ良かったっすね~~すっごく舞台っぽかった(笑)ふたりともさすがに滑舌いいし!!胸がキュンとしました(なんでやねん)。

光ったとこ…じゃないけど、今回のマイラバ崇徳帝、一応出番ありました。首から下だけね…(涙)得子の画策によって中宮聖子の養子にねじ込まれた躰仁親王を抱っこしている御姿…。表情が見えないのが非常に気になる~。しかし今回出番こんだけかい…あんまりだーあんまりだー

 

さーて次回は、明子が…。ノベライズ読んですんごく泣いたんですけど、私。実際どうなるかな~、予告でいまいち不安になっちゃったけど…期待しています。
 


平清盛~第9回「ふたりのはみだし者」

2012-03-10 | NHK大河ドラマ感想

前言撤回!

清盛、大人になったね~!!


いやー前回の感想に清盛への愛ある叱咤激励を書いたのですが、その直後にあっさりとひっくり返されました(笑)今回の清盛は良かったわ~~~!
再放送もさっき観直したのですが何度見ても冒頭の、重盛を抱き「俺の子じゃ…」と涙を流すシーンは心打たれます。あの涙はいい、いいよ!!ここに来てやっと、主役に感情移入できるようになりました(笑)全編通して今回は清盛が「叫ばない」「邪魔しない」「変顔しない」の三ないに徹してたせいもあり、冷静に周りを観察しているところが見てとれて、逆に阿鼻叫喚の宮中シーンやぶっとび雅仁親王と比して視聴者の共感を得やすい構造になってたなーと思います。

これでいいのだ!(←誰?w)

これがこの大河「平清盛」の本来の「主役」ポジションなんじゃないかな?海賊回のように前に出すぎると、他の濃いキャラクターに負けてしまって印象薄くなってしまうような気がします。サブキャラが濃いほど、主役は淡々と自分を貫くというか、初めから見ている視聴者の心境とシンクロさせるというか、その方が逆に目立つ。なにせ自分と全く共感できない上にありえないほどどこにでも出てくる、しかも無意味にみんなが持ち上げる主役ほど見難いものはないからな~去年の大河とか(毒)ま、ちょっと自分でも何言ってるかわかんなくなってますが(笑)とにかく今回は清盛が良かったよ~、というわけで。

どうか、後戻りだけはやめていただきたい、このままこの清盛でますます精進してってください(←誰やw)


それにしても視聴率13.4%ってのは…低すぎるやろ。まぁ確かにリアルで周りの人はあんまり観てないみたいだけど…(大河好きな実父も観ていない)。面白いと思うんだけどな~。たしかに今回の「皇家愛の劇場」みたいな昼ドラ風味のシーンは正直私ももうお腹いっぱいなので、少しオブラートに包んで欲しい気もしますが…。というか、もちょっと政治的な思惑とかからみを前面に出して欲しい~。今からどんどん出てくるんかな?あ、ちなみに私はこんな感想ブログ書いてますが、全くの歴史オンチです(笑)ストーリーブックやノベライズでそれなりの人物相関図とかは一応頭に入れてますが…。


さて、今回の一言感想w

重盛誕生の宴で、盛国がへべれけになってたのが可愛い~ギャップ萌え(笑)

家盛くんもお祝いに駆けつけて、清「昔の俺はトンデモなやつだったなー迷惑かけたなすまん」家「またそんな気を遣う~兄弟と思ってくれてないのですかプンプン」清「まいったな~こりゃ」家「でへへ、うそだぴょーん」みたいな非常に微笑ましい光景を繰り広げてくれたおかげで、ますます家盛の今後を思うと涙が…。ああー、ストーリーブックなんか読むんじゃなかった

雅仁親王@松田翔太サマ満を持して登場ーーーー!!!いや、なかなかのイっちゃってるっぷりでした。以前「篤姫」で観た時の某「棒」とは雲泥の差。まぁ壊れてる役はやりやすい気もしますが…。できればもちょっとはっきり聞こえるといいな…セリフ(涙)いや、でも今後が楽しみです。

(私のいとしい)崇徳帝~。まさかのSPEC持ち設定?wきっとあれは「サトラレ」能力だな、ってか義清の前に出てくるシーンで曲調がホラーぽくなるのやめい(笑)最初のほうの、中宮聖子さまに拒否られるとこもカワイソス…(涙)とことん孤独にさいなまれていくんだね~。次回はついに心の友(決してBLにあらず)義清がハゲ散らかし…じゃない「散る」しね。どんどん悲惨な状況に追い込まれる(私のいとしい)崇徳帝から今後も目を離さないぞ!

「愛の劇場」化していた宮中シーン…おなかいっぱいと書きましたが、あれがないとやっぱ物足りないですわな~。特にあの場を去る、藤原摂関家のお三方がもう!!いい去りっぷりでした~~(笑)頼長「ゴメ、気分わりぃから帰っていい?」忠実「いやーおもしろいもん見せてもらったわ~wなんか困ったことあったらいつでも言ってね(毒)」3人が御簾をくぐる時の同じような腰のかがめ方がもう!可愛かった~ツボです、ツボ!

ところで義清ですが…。今回この人が一番心境分からんかった…。なぜに?なぜにたま子さま?そりゃ最初会った頃、ちょっと「お近づきになりたい」オーラは出てたけど…。崇徳さんをお救いするって言ったやん、そのお母さんに手を出すなんてアンタ…最悪の友達やん。と、色々考えたんですが、今日再放送観て、あらたな可能性に到達しました!!あれだな、きっと義清は崇徳帝に心がもう乗っ取られている、もしくはシンクロしているため、あの場にいる義清は崇徳帝の気持ちになってるんだな!だからあれは「子が母を想う愛」なんだーーー!!「人を愛しく想う気持ち」とはこういうものです、と言って手をにぎったけど、あれは崇徳帝が義清の手を握ったその気持ちをそのまま伝えたかったんだ!そうだ、そうに違いない。そういうことにしてくれ(涙)じゃないと義清のことがよく理解できんまま次回出家されてもなー、感情移入しにくいわ…。

 

相変わらずの駄文、無駄に長い文におつきあいいただきましてありがとうございました。次は1週間後更新…とはならないようにしたいです、が分からんです(笑)
それにしても、明日は3.11。裏番組はほとんど震災特番だと思うのですが…、視聴率10%切る…なんてーことはないよね…


平清盛~第8回「宋銭と内大臣」

2012-03-04 | NHK大河ドラマ感想

わーーーーん!!!

もう1週間たっちゃったじゃないかよ…
第8回の感想…今更だけど、とりあえず自分のために書く(笑)

今回の名つっこみ。

忠正おじ「きーーよーーもーーりっ!!」



 

清盛…自己反省スキルなどを身につけて、だいぶ成長してきたように思うんですが…。
この回まできてもまだ、なぜかあまり感情移入できないんよね…。

なんかね~清盛の中の人の演技と、脚本家の描いてる清盛像が乖離してないか…?ノベライズで読むと、あんなにがならない感じのセリフにも取れるんですが…。清盛のキャラクターがそうだということなんでしょうけど、それだったらもちょっと言い回しのバリエーションがあると思うの…。何回も書いたけど、静のシーンはすごくいいんですよ~、いい表情してるし。でも、普段のストレートで熱い感じのセリフが、空回りしてる感がいなめない…。ってか慣れない。ヘタすっと「棒読み?」とも思える…。

ここだけの話、あの役をもし「ちりとてちん」の草々兄さんの中の人がやっていたら、すんごくハマると思うのです…。「地声が大きいから怒鳴ってるように聞こえるけど言ってることは優しい」みたいなシーンは特にね。松ケン、地声でかくないんで、無理して大声張り上げるからがなってるようにしか聞こえないんだよね。細やかな感情が見えないというか。(「何様か?」と言われそうだけど、個人ブログなんで大目に見てください)

と、まぁ今回いっぱい見所あるのに(あるからこそ)どうも主役のイマイチ感が目に付いてしまいました。とにかく、他の人は「役」としてしか見ないのに、主役に関しては「演技」が目に付いてしまうってのはど~もな~(涙)もちょっと、頑張って欲しいです、ってか今後はもっと感情抑えたシーンも多くなるのだろうか…そうなると松ケンもやりやすいと思うけど。ホント、ちょっとした表情大好きなんで頑張って欲しい!主役!!

 

さて、箇条書き今回のツボ!

短いシーンが多いのだけど、先日からなぜか心に残ってしょうがない崇徳帝@井浦新さん…。今回もがっつりハート奪われました~~!!何だろうあの気品ある佇まい、寂しさ、切なさ、暗い情念のただよう目。中の人がもともと崇徳帝が好きだったとインタビューで読んで、ますます好きになりました…目が離せないわ~。ちなみに、義清との関係はBLではなく「友情」らしいですよ。
NHK大河ドラマ「平清盛」高松放送局ご当地サイト「井浦新さんインタビュー」


初登場の藤原頼長@山本耕史サマ!期待通り!!あの几帳面さがたまらんわ~。植木が1枝飛び出てただけでおヒマを出された庭師カワイソス…清盛への「気の遠くなるほどの愚かさよ…」が好きでした。

神崎荘の密貿易シーンで、なぜか宋の商人に扮した家成さまが…と思ったら桜金造さんかよ!!(笑)いやーーこれ絶対キャスティング狙ってやってるやろ!!あらためて観てもそっくりすぎる。並べてみたら意外に違うのか?ぜひやってみて欲しいです

清盛弟家盛くん、冒頭とラストで、恋人とのセリフのない静かな逢瀬(別離)シーン、すごく良かったです。今回この弟くんの気持ち思うとすごく悲しいというか、切なかったな…。出来が悪く自由奔放な兄(姉)の影で、周りの人の期待を裏切れずに自分を押し殺してしまう出来のいい弟…「ちりとて」にもいたなぁ…好きだったんよね彼も。なんかね、ホントいい子なだけにかわいそうになるよね…(涙)「まことにそれでよいのか?」と念をおす忠盛お父も色々分かってるんだろうな~と思いました…。

鱸丸…じゃない盛国さん、宋銭で作った首飾を清盛にプレゼント!(笑)あれをせっせと作ってるところ想像すると笑える。乙女かっ!w

鳥羽劇場、今回は菊に植え替えられてしまった水仙がキーポイント。鳥羽ちゃんは、心の奥底ではやはりたま子さんを想っているのだな…と思いました。若干ネタバレすると、水仙は今後も絡んでくる…切ない



さて、今夜はまたしても主要人物、雅仁親王(後の後白河法皇)@松田翔太さん登場です。あの髪型バッチリ似合ってたな~(笑)