暁の雲(平安語調平成日誌)

花をめで 鳥をうらやみ 霞をあはれびつつ
露をかなしぶこころ ここに記す
秋の月を見るに 暁の雲に会へるがごとし

北限の果実

2011-01-11 | 日記

我が庵の乾の方角に住みたる婆ありてこの逸樹守りをり こは齢四十にして幹の周り二尺三寸 丈三丈なり
年ごとに実をあまたつけ枝を増し すくすくと伸張る大樹に育ちぬ
婆様の邸は都の北なり アメリカとか申す異国の熱暑に生ひ立つ「ぐれーぷふるーつ」なる種を実生より慈しみ置きぬ
今年の実 いと甘露にして二百あまりを打ち落としぬ

最新の画像もっと見る

コメントを投稿