暁の雲(平安語調平成日誌)

花をめで 鳥をうらやみ 霞をあはれびつつ
露をかなしぶこころ ここに記す
秋の月を見るに 暁の雲に会へるがごとし

連続戯画小説 翁丸開闢(かいびゃく) その九

2012-06-28 | 樹木・植物・動物・有職故実

(帝は)猫を
御懐〈おんふところ〉に入れさせたまひて をのこども召せば
蔵人〈くらうど〉忠隆・なりなか まゐりたれば
(帝が)「この翁丸 うちてうじて 犬島へつかはせ! ただいま!」と おほせらるれば
あつまり 狩りさわぐ・・・
〈また 帝は〉馬の命婦〈うまのみょうぶ〉をも さいなみて「乳母 かへてむ いとうしろめたし(ーー;)」
と おほせらるれば かへぬ
犬は 狩り出でて 追ひつかはしつる事あり
つづく(・・;)