海のふた/よしもとばなな

　7月下旬に買った本をやっと読み終えました。

　その名も「海のふた」。
　よしもとばななさんと版画家・名嘉睦稔さんのコラボレーションです。

　本当のことを言えば、よしもとばななさんよりも名嘉睦稔の挿絵に惹かれて
　買った本でした。

　本文は後で読むとして、名嘉睦稔さんの版画は美術館で1人でゆっくりと
　見入るぐらいの価値のあるものでした。

　っていっても、絵心が全く無い私は、娘が小さい頃にアンパンマンの絵を描いて　も
　「誰、これ？」と言われてしまうぐらい絵が下手なんですよっ。

　そんな私が、この文庫本を開くと同時に感動して言葉になりませんでしたよ。

　

　こんなのとか

　

　こんなのとか

　

　こんなのとか。


　本当に素晴らしい版画の数々が小説の片隅に・・・、いえいえ、挿絵が先か
　本文が先かはわかりませんが、本当に素晴らしいの一言です。

　読んで行くに従って、かき氷屋さんのまりちゃんも、色々な困難を乗り越え
　つつあるはじめちゃんも、今では私のすぐ傍に居るような気がしてなりません。

　ちょっと切ないお話しですが、もう一度読み返してみると、
　来年の夏がちょっぴり楽しみになるかもしれませんね。


　がんばれ～　　　　　み・ん・な　！