窓際にベッドがある私は、今朝方、
人間のものとも動物のものともつかない奇声で目が覚めた。
どうやらその声は、外から聞こえてくるらしい。
時計を見ると、午前3時半。
外は、もう明るくなっている。
今日は早番の私には「起こしてくれてありがとう」といったところだけど
その声は、尋常じゃない声だった。
布団の中で寝ぼけながらも
「捨てられた仔猫かな?だとしたら、うちは娘が猫アレルギーだから
どうしてあげることもできないし・・・。預かり先を探す時間もないから
放っておいたら優しい誰かが拾ってくれるかな?」
な~んて思っている間にもその奇声はますます大きくなってきた。
こりゃ、ただごとじゃないのかも・・・・・
普段だったら、あと30分は寝ていられるところなのになぁ
と、渋々カーテンを開けて声の主を探した。
真っ先に目に入ってきたのが、二羽のカラスに突かれているトンビ(?)。
仰向けになり(させられ?)こともあろうに羽からやられていた。
足をバタバタさせながら例の奇声を上げていたのはそのトンビだった。
「カラスもどうせなら、トンビの息の根を止めてしまってから行動に移せばいいものを・・・」
トンビが可哀そうで、カラスに石でも投げつけてトンビを助けてあげようかとも
思ったけれど、ここでトンビが助かったとしても羽がボロボロなのだから
もう二度と飛べることはないだろう。
かえって生きている(生かされている)ほうがトンビにとっては地獄なのかも
しれない・・・。
これが自然に暮らす野生動物の掟のようなものなのかもしれない。
私は両手で自分の顔を覆いながらその光景を数秒みていた。
その後、トンビは頑張って(?)仰向けの姿勢から二本脚で歩いた。
でも、先に羽がやられてしまっているから飛んで二羽のカラスから逃げることはできない。
その後、そのトンビは、カラスに引きずられて消えて行った。
そして、私もブルー(死語ですかい?)な気持ちで一日を過ごしたのである。
仕事から帰り、母に「今朝、動物の奇妙な泣き声で目が覚めてね、何かと思ったら
トンビがカラスの餌にされていたんだからぁ」
と、言ったところ、
母が「私は、2~3日前に猫がカラスにやられているのを見てしまったわ」 って。
猫飼いの皆さんって、やっぱり猫集会に行かせるものなのでしょうかね。
今時期のカラスって、子育て中なので普段よりも神経ピリピリしていて
怖いかも。
そういえば・・・先日、通勤途中で車の上をゆっくりとカラスが飛んでいました。
それが、あまりにもゆっくりと私の車の上をずーっと飛んでいるので、
運転しながら上を見た途端に石を落されました。
カラス恐怖症になってしまいそう。
仕方のないことなんだとわかっていても、今朝の光景を何度も思い出し
どよ~ん となってしまいます。
メリーもハルも野生犬じゃなくてよかったね。
と、思いながら、
ってことは、すべては私次第なのかい?!
へっへっへっへっ ニヤリ