ハルを保護したのは、3年前の3月。
朝早く、まだ雪が残る中をボロ雑巾のような姿でトボトボと歩いていた。
私はアイ太の散歩中。
運悪く(?)ご近所の犬友達に出会ってしまった。
「めりこさ~ん、あそこに毛の塊のようなマルチーズかシーズーかわからない
正体不明の泥だらけが居るの。どうにかできない?」
そこへタクシーの運転手さんが現れて
「この犬ね、向こうのN公園の方から走ってきたんだよ」
たしか、こんなふうなやりとりがあった後で、とりあえずは保護して
里子に出す事にしようと思い、家に連れて帰った。
雪解け水に濡れた毛が乾いたようで、本当に泥だらけで何かの塊だった。
ところが、ハルちゃんはカミカミ・ガルルの怒りン坊くんでした。
ハルが今までどういう暮らしをしてきたのか、わからない。
前の飼主さんは、ハルとどう接してきたのかわからない。
なぜ、カミカミ・ガルルになってしまったのかもわからない。
ただ一緒に暮らして思ったのは、穏やかに暮らしていればハルも穏やかだということ。
苦手なことや怖いことはあるけれど、まったく手に負えないようなガルルではない。
甘えん坊の可愛い一面もある。
メリーやロンちゃんとも、それなりに上手に付き合える。
現在、おおよそ4~5歳。
まだまだ先は長い。
彼とは長い付き合いになりそうです。
彼には後ろ足を空中に浮かせて寝る特技がある