色とりどりの日々

今日は今日の風が吹いた。きっと明日はアタシの風が吹くだろう ヾ(@゜▽゜@)ノあははぁ

祖母

2005-08-20 20:49:03 | 日記
先週末から危篤状態だった祖母が、16日に亡くなりました。


祖母は、明治生まれで享年99歳でした。
明治・大正・昭和・平成と4つの時代を生きた・・・と考えても凄いけど
1906年に生まれて2005年没なんです。
20世紀をほとんど知っているのも凄い!

2年前の冬に転んで入院するまでは、公共の交通機関を利用して
市内に3人居る娘達の家に遊びに行けるぐらい元気な人でした。
今まで自分で何でもしてこれただけに、骨折して歩けなくなったのが
さぞかしショックだったのでしょう。
入院してからは、次第に鬱症状が現れそれと共に認知症も出てきました。

今年は終戦60周年です。
逆算してみると、60年前の終戦時の祖母は今の私と同じ歳だったことになります。
5人の子供達を抱えて大変な時代を必死に生きてきたことでしょう。
結婚する相手の顔も結婚当日になって初めて知るようなそんな時代です。
若い頃は、舅・姑・小姑達も一緒に暮らしていたそうなので、家族11人のお世話を
祖母が1人でしていたようです。
晩年も傍で見る限りは、決して幸せだったとは言えない暮らしでした。

物が有り余っているこの時代に生まれ、人に甘えきって暮らしている自分が
なんだかとても恥ずかしく感じます。

どんな時でも愚痴はこぼさずに辛い顔も見せずに笑っていた祖母でした。
いつも元気だったので、これからもずっと元気で居てくれるものだとばかり
思っていたけど、やっぱり人間の命には終わりがあるんですね。
当然のように、私の命にも終わりがあるんですよね~。

それならば、やっぱり私は笑いながら生きて行こうと思います。
・・・って、それはかなり不気味ですかねぇ~(笑)