保育園でお餅つきがありました。
『 お時間のある 保護者の方は、ぜひご参加くださいね 』
とのことでしたので、
あさひとともに、喜んで参加したところ・・・・
保護者 は 私だけでした・・・・
あれ・・・・。
まぁ、・・・普段 保育園での生活をじっくりと観察できないので、
いい機会だと思って、お餅つきの後もちょっと お邪魔して遊ぶことにしました。
お餅つきを終えた園児たちは、飛び散るように園庭で遊んでいます。
りゅうせいを探そうとしたら、担任の先生が近寄ってきて 言いました。
『りゅうちゃん 2人乗りの三輪車にのりたかったらしいんですが、
小さいクラスのお友達が使ってるから、今は使えないってわかってて、でも
気持ちが切り替わらないみたいなんです・・・・。』
そう言って、園庭の真ん中で 突っ立っている りゅうせいを指さしてくれました。
ああああ・・・・・ほんとだ。。。
ちょっと遠くから見ても、なんか納得いかないような顔をして、ほかの遊びもしようとはせず・・・
立ちすくんでいるように見えます。
『 りゅ~せー 何してるの? 先生から聞いたけど、あの三輪車にのりたかったの??? 』
『 うん ・・・ !!!! あっ! 』
りゅうせいの話を聞こうとして近づいてみたら、急に走り出しました。
お目当ての三輪車を 小さいお友達が飽きて 乗り捨てたのです
すかさず、走り寄ったりゅうせいが、自分がつかってもいいかを交渉してます。
・・・が、まだ使うらしいそぶりをされ、肩をおとして 私のところに戻ってきました。
トボトボ・・・・って言葉が合うそんな歩き方です。
毎日乗れるものなのに、こどもって この 今っていう時間を
譲れない気持ちがあるのかな。。。。。なんて思いました。
ところで、 2人乗り三輪車は、保育園に2つあります。
あきらめきれない りゅうせいの その気持ちを応援すべく・・・
目を凝らして三輪車の動きを観察する母。
すると、もう1つの方が 空いてることに気が付きました。
『 りゅうせい あそこ!! 空いたんじゃない??』
りゅせい 全速力
しかし、今度はほぼ 同時に到着した 同じクラスの女の子が やっぱり三輪車を狙っていました。
競争率高いな・・・・・。
しばらく、りゅうせいも その女の子も 三輪車から手を離さなかったのですが、
次の瞬間 涙ながらに りゅうせいが 引きました。
もう ダメだ・・・。と言わんばかりに、ポロポロ涙をおとして
りゅうせいは、フラフラと戻ってきました。
(あさひ)『おしっこ~~~ぉぉ』
りゅうせいの気持ちを汲んであげて、なんとか受け止めてあげようとしたら、あさひのおしっこ コール。
まったく、タイミング悪
・・・だけど、仕方がない・・・こればっかりは。。。。
小さいクラスのお友達には、譲る。使ってないものを確認して、交渉する。
自分の主張は、するも・・・最後には、女の子に譲る。
逆ギレなんかせず、泣きわめかない 思い通りにならない 男の悔し泣き・・・・
そんな りゅうせいに ちょっと ほっこりしていた母で・・・・あります。
あさひのおしっこも済んで、園庭に戻ると
お目当ての2人乗り三輪車をついにGET
し 大満足のりゅうせいが 言います。
(りゅうせい) 『 あさひ~ のってもいいよ!!!』
(りゅうせい) 『 あさひ~ あっち行ってみる?? よし! いくよぉ~ 』
りゅうせいの今日の譲れない思いは、
あさひを後ろに乗せて走ってあげる事 だったみたいです。