『 気管支炎ですね。お母さん。
血液検査の結果も いい状態とは言えません。
入院した方がいいですね。 』
レントゲン室で、冷たい板にピタリと縛り付けられ、
ただ事ではないっ!!と察する あちゃひ。
全身全霊で 『 んママァ!!!!! 』 と 泣き叫ぶ声。
胸の奥が ずしっっと 重くなりました。
『 お母さんは、外で待っててくださいね。 』
パタン・・・と、重たい扉が閉められると
さらに、あしゃひの鳴き声が 夜中のこども病院に響きました。
ずしっ・・・ ずしっ・・・・ ずしっ・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
痛いなぁ・・・・・。
母親になるって、こういう気持ちも味わうのかぁ・・・。
レントゲン室から、出てきたあしゃひは、シャワーでも浴びたように
ぐっしょり 抵抗の汗と、鼻水と涙で めちゃくちゃでした。
ものすごい表情で、私の胸にもどってくるあしゃひの顔が
ちょっと笑えると同時に、なんというか・・・・
この人を支えなきゃっ!!! のような気持ちがぐっっと出てきました。
あしゃひが 入院することことで かかってくるストレスを
軽減できるのは、私の対応次第だわ
いつも以上に 暖かくおおきな気持ち
を持って
あしゃひを抱っこして、小さな手をつないだ夜でした。