(1981年)写真週刊誌『フォーカス』創刊
80年代から90年代前半にかけて一世を風靡した写真週刊誌。
その先陣を切って創刊されたのが新潮社の『フォーカス』で、その内容の充実度・売り上げ共に他誌よりも頭ひとつ、いやふたつ以上飛び抜けていた。
スクープの数も圧倒的に多かった。
僕は、写真週刊誌にはどちらかというと否定的な立場だったので、『フォーカス』を買うことは一度もなかった(あんなペラペラだとお金を出すのがもったいないという単純な理由もあった)。
ただ評価出来る点もあって、特に桶川ストーカー殺人事件を追う執念は、見事な調査報道を実現させた。
あれがなければ、警察の失態共々闇に葬られるところだった。
そんな『フォーカス』もとっくに休刊。
出版界を賑わせた写真週刊誌も、現在残るのは先に挙げた『フライデー』と光文社の『フラッシュ』のみ。