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川瀬有希の時の旅


「今日は何の日」と題し、過去のその日に起こった出来事を、自由気ままに語るブログです。

5月31日/ 今日は何の日

2012-05-31 23:00:00 | スポーツ

(2002年)サッカーW杯日韓大会が開幕

極めて個人的な回想で申し訳ないが……、1998年のフランス大会が終わったあたりから突然うちのテレビの調子がおかしくなり、翌年完全に壊れてしまった。
それを機に、ちょっと思うところがあって、暫くの間テレビなしの生活を送ってみようと決め、それを実行に移した。
元々テレビよりラジオの方が好きだったので、特にこれと言って困ることもなく、寧ろ読書に費やす時間が格段に増え、大学時代以来の活字中毒な日々を過ごすこととなった。
それはそれでなかなか充実した毎日ではあったが、我が日本でワールドカップが開催されるとなると、やはり観戦したい気持ちを抑えきれず、遂に新しくテレビを買うに至った。
前回覇者・フランスか破れる波乱で始まった開幕戦には間に合わなかったが、日本戦だけでなく、普段ならさして関心のない国同士の試合でも夢中になったのを思い出す。

さすがに自分が生きている間に再び日本でワールドカップが開催されることはないだろう。
仮にあるとしたら、今度は是非単独で開催してもらいたい。
あの共催スタイルは、何となく腑に落ちない。


5月30日/ 今日は何の日

2012-05-30 00:15:00 | 忌日

(2000年)井上大輔死去

「ジャッキー吉川とブルーコメッツ」のメンバーとしてデビュー、解散後に作曲家となり活躍。
GSは生まれる前のことなのでピンと来ないが、作曲家時代、とりわけ80年代は世代的にピッタリなので、彼の手掛けたナンバーには数多く親しんだ(もっともリリース直後でなく、その後クレジットを気にするようになってから井上作品と知ったのが多いが)。
好きだった提供作品を挙げてみると……



シャネルズ 『ランナウェイ』
      『街角トワイライト』
      『ハリケーン』

ラッツ&スター 『め組のひと』

郷ひろみ  『2億4千万の瞳

シブがき隊 『100%…SOかもね!』
      『挑発∞』

葛城ユキ  『ボヘミアン』

石川秀美  『スターダスト・トレイン』

杏里    『気ままにREFLECTION』

倉沢淳美  『プロフィール』

南野陽子  『風のマドリガル』

杉浦幸   『4月列車』



ちょっと思いつくだけでもこんなにある。
どれもキャッチーなサビが印象的で、正にポップスの王道。
例外なくヒットしたのも頷ける。

また、自身名義の楽曲も積極的に発表している。
なかでも劇場版「機動戦士ガンダム」の2&3の為に書き下ろした『哀・戦士』『めぐりあい』『ビギニング』は個人的にお気に入り。
特に『ビギニング』はあのキング・クリムゾンのリザード組曲の第一楽章から拝借……いやインスパイアされただろうなというのに気付いて以降、より一層好きになった(笑)。
プログレ好きとしては非常に親しみが持てますね。
でもどうしてアニメの、それも大人気のガンダムに曲を提供することになったのか、当時はその経緯が分からなかったが、実は富野由悠季とは日芸時代の同級生で、その誼みで声がかかったと知り、納得。

順調に音楽活動を続けていたのに2000年、突然彼はこの世を去る。
自殺という報道はショッキングで、且つ哀しかった。
まだ58歳と若く、生きていれば沢山の曲をその後も届けてくれたであろうに、自ら命を絶ってしまったのが今なお残念でならない。
どんなに苦しくても生き続けて欲しかった。


5月29日/ 今日は何の日

2012-05-29 22:00:00 | 忌日

(1942年)与謝野晶子死去

近代日本の代表的歌人。
余りに有名な『みだれ髪』の「やわ肌のあつき血汐にふれもみでさびしからずや道を説く君」を筆頭に、直情的とも言える内容の作品をよくあの時代に発表したものだと思う。
また、日露戦争時の「君死にたまふことなかれ」も広く知られるが、あれは反戦歌というより弟の身を案ずる一途な思いを描いた愛の歌として捉えた方が自然に映る。
この作品を含め、社会的発言も頻繁に行っていたことから、イデオロギー的に彼女を解釈・定義しようとする傾向もあるが、それには賛同しない。
その時どきの事象に、時流に阿ることなく、自分の気持ちを素直に、ありのままにぶつけた文学者らしい文学者として僕は捉えている。
こんなに器の広い女性文学者は、より自由である筈の現代でもちょっと見当たらない。


5月28日/ 今日は何の日

2012-05-28 00:15:00 | 誕生日

(1961年)辛島美登里誕生日

'80年代末以降、岡村孝子さんのファンだった時期に、岡村さん程ではないものの好んでよく聴いてたのが辛島さんの曲。
『サイレント・イヴ』でブレイクしたので一般的にはどうしてもクリスマスのイメージが強いようだが、働く女性の心象風景の描き方がとても上手いアーティストで、当時は岡村さんが「OLの教祖」と呼ばれていたが、その称号は寧ろ辛島さんにこそ相応しいのでは、と密かに思っていた。

公式上デビュー曲扱いになってる『時間旅行』(1989)以前にもオリジナル曲をリリースしており、実はポプコンにも出場していたりする(そのことを知ったのは随分後だけど)。
シンガーソングライターとして活躍するまで紆余曲折あったようで、意外と苦労人。
その『時間旅行』にはちょっとした思い出があって、1994年にNHK‐FMでパーソナリティを務める番組がスタートすると知り、オンエア一番乗りを目指し、この曲をリクエストした。
残念ながら初回放送の最初のナンバーには選ばれなかったが(その時の新曲が1曲目に流れた)、2曲目に採用されたのは自慢していいかな?(笑)。


5月27日/ 今日は何の日

2012-05-27 00:15:00 | その他

(1905年)日本海海戦

日露戦争に於いて雌雄を決した戦いと言えば、陸戦なら奉天会戦、海戦ならこの日本海海戦だ。
東郷平八郎指揮下の連合艦隊がロシアのバルチック艦隊を破ったことで、講和会議を日本が有利なかたちで運べる要因となった(もっとも、講和条約の内容は必ずしも日本側の満足出来るものではなかったが)。
海戦史上稀にみるその圧倒的勝利に世界中が驚愕し、また、ロシア兵捕虜に対する国際法を遵守した丁重な扱いは称賛された。
この結果(少なくとも形式上)、日本は当時の言葉で言う「一等国」扱いを受けることになる。
昭和20年までこの日は海軍記念日という祝日だった(戦後、陸軍記念日と共に廃止)。

よく指摘されるように、この時の大勝利が海軍上層部に深く刷り込まれたが故に、太平洋戦争時、既に時代は航空戦が主体となっていたにも関わらず、最後まで艦隊決戦の思考から脱け出せなかった。
人間が悪い意味で成功体験に縛られた例だろう。
物事が余りに上手く行き過ぎるのも考えもの。