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川瀬有希の時の旅


「今日は何の日」と題し、過去のその日に起こった出来事を、自由気ままに語るブログです。

8月30日/ 今日は何の日

2012-08-30 00:15:00 | 事件・事故・災害

(1974年)三菱重工ビル爆破事件

東アジア反日武装戦線「狼」により白昼堂々実行された無差別テロ事件。
8人が死亡、376人が重軽傷を負う大惨事となった。

どんな理想があろうと、どんな理屈をこねようと、暴力で己れの思想を実践する連中を絶対に許さない。
ましてや、暴力的横暴に反対する為に暴力を用いるという論理矛盾に心を痛めないその非人間性には一切同情なし。

犯人のうちの二人は、別のハイジャック事件の際、人質解放の交換条件に身柄引き渡しを要求され、超法規的措置により国外に逃亡。
現在も捕まっていない。


8月28日/ 今日は何の日

2012-08-28 00:15:00 | 事件・事故・災害

(1974年)ピアノ騒音殺人事件

神奈川県平塚市で発生した殺人事件。
階下住人のピアノの音に腹を立てたのが直接の動機で、騒音が理由で近隣住人を殺した事件は、意外にもこれが第一号だそうだ。
事件の詳細は以下のサイトで。

ピアノ騒音殺人事件

数年前、TBSラジオの今はなき番組『ストリーム』内の「元現場クイズ」というコーナーで、この事件が取り上げられた。
番組から出される様々なヒントを元に、その出来事を当てるという趣向のリスナー参加型クイズコーナーで、最後にレポーターが答えの発表と共に実際に現場に赴き状況を伝えるのだが、今でも凄惨な事件のあった建物は健在だとの説明を聞き、驚いた。
その部屋を貸す時、借り手にはどんな風に説明するのだろう。


8月23日/ 今日は何の日

2012-08-23 22:30:00 | 事件・事故・災害

(1973年)スウェーデンのストックホルムで銀行強盗立て籠り事件が発生

この事件後の、人質となった者達の奇妙な態度が注目され、「ストックホルム症候群」という用語が生まれた。
自分達を恐怖のどん底に陥れている犯人らを憎悪するどころか、逆に共感したり信頼を寄せたりする心理になることを指す。
極限状態の中、そうすることで自らが救われると感じられた場合、生存本能が働き、反抗心が消え連帯意識すら芽生えるのだろう。
ただ、解放された後は、そのいわばマインドコントロールからも解かれる訳だから、当然憎しみへと気持ちが変わるものだが、この事件では人質の一人(女性)が犯人に愛の告白をし、結婚する事態にまで発展したのが興味深い。


8月22日/ 今日は何の日

2012-08-22 00:15:00 | 事件・事故・災害

(1944年)対馬丸事件

1944年8月20日、非戦闘員である老人や女性・学童を疎開させる目的で台風による暴風雨の中、沖縄から長崎へ向け出発。
8月22日、鹿児島県トカラ列島悪石島沖を航行中、米海軍潜水艦ボーフィンが発した魚雷が命中し船は沈没、乗員乗客合わせて1418名が死亡した(これは氏名が判明している限りの数字で、正確な犠牲者の数は現在も確定していない)。

潜水艦ボーフィンは「真珠湾攻撃の復讐者」として現在もハワイの資料館に展示されている。
それがアメリカ側の(アメリカ政府の、と言った方が適切か)本心だろう。
せいぜい不幸な悲劇ぐらいにしか考えてはいまい。
どんなに非人道的な行いをしても、戦勝者の案件は不問に付される。
それが現実だ。


8月20日/ 今日は何の日

2012-08-20 19:00:00 | 事件・事故・災害

(1945年)真岡郵便電信局事件

1974年にこの事件を題材にした映画『氷雪の門』が制作されたが、封印される事態に。
ソ連からの圧力に屈して公開が中止されたとの説が有力で、恐らくそれが真実だろう(というか、それ以外に考えられない)。
その後(商業映画扱いで)一般公開されることなく今日に至っているが、2008年夏、同様にこの事件をテーマにしたドラマ『霧の火』が日本テレビで放映された。
即ち『氷雪の門』は現在何らタブーではなく、一般公開されても問題ない筈で、ソフト発売すらされていない現状は明らかにおかしい。
日頃言論の自由を説いてやまないマスコミが、同作品のお蔵入りに加担するが如き態度は批判されてしかるべきで、公開中止にされた当時の経緯を詳細に伝えると共に、『氷雪の門』解禁を積極的に後押しすべきと考える。

なお、事件の詳細は書くと長くなるので、以下のリンク先紹介でかえさせていただく。

Wikipedia~真岡郵便電信局事件