地元伊那市に菊の湯という古い銭湯があります。
この街でも利用者激減の中、銭湯は1つ2つと廃業して行って、ついにここだけになってしまいました。
自分は家が比較的近いという事や、子供の頃からの懐かしさもあって、子供を連れてごくたまにここへ行きます。
地元の人はご存知か、、場所はいなっせの裏あたりで料亭だるまの通り。
男女別の入り口があり、ガラガラっと木枠のドアを開くと、やや高い位置に番台があり、おばちゃんが「いらっじゃい」としゃがれた声で出迎えてくれます。
そこで料金(確か380円)を払い、木製の靴入れに靴を入れて鍵をかけ、脱衣場へ。
そこはもう昭和の世界で、背丈ほどもある鉄製の体重計があったり、20円を入れると動き出すドライヤーがあったり、ピンクの公衆電話があったり。
菊の湯は昔から、知的障害のある方を従業員として使っていて、今も番台に座るのは、トミちゃ、という愛称で呼ばれる、やはりそういった傷害をお持ちのおばちゃんです。
優しい人で、子供を連れていくと「可愛いねぇ」と、いつも飴をくれます。
それから身の上に起こった事や休日の話などもしてくれます。
(長年菊の湯に住み込みで働いている様です)
トミさんはお金の計算が出来ません。
なので例えば牛乳を買うにしても、
トミさん:「はい、牛乳2つね、、えっと、、いくらになりますかね?」
客:「1つ90円だから2つで180円だよ」
...。
客:500円玉を差し出す
トミさん:「....えっと、お釣りはいくらになります?」
客:「お釣りは320円だよ」
トミさん:「はい、じゃぁ320円お返し」
とまぁこんな感じ。お釣りを多く言う人とかいないのかな?と思ったりもしますが、さすがに騙してやろうなどという人はいないようです。
その辺りにも人情や店主さんの大らかさを感じますね。
菊の湯に来るお客さんは、街中に住むおじちゃん、お爺ちゃんがメイン。
たまーに部活の遠征で来たと思しき高校生などがドヤドヤと来たり、刺青の方が来る事もあります。
顔見知り同士の会話も弾んでいます。
菊の湯には、併設の宴会場もありましたが、最近客足が減り、閉じてしまいました。
伊那から最後の銭湯がなくならないよう、街中のオヤジ衆による、菊の湯を守る会、なるものもあるそうです。
興味がありましたら、一度行ってみて下さい。
ラドン温泉も付いてます。
この街でも利用者激減の中、銭湯は1つ2つと廃業して行って、ついにここだけになってしまいました。
自分は家が比較的近いという事や、子供の頃からの懐かしさもあって、子供を連れてごくたまにここへ行きます。
地元の人はご存知か、、場所はいなっせの裏あたりで料亭だるまの通り。
男女別の入り口があり、ガラガラっと木枠のドアを開くと、やや高い位置に番台があり、おばちゃんが「いらっじゃい」としゃがれた声で出迎えてくれます。
そこで料金(確か380円)を払い、木製の靴入れに靴を入れて鍵をかけ、脱衣場へ。
そこはもう昭和の世界で、背丈ほどもある鉄製の体重計があったり、20円を入れると動き出すドライヤーがあったり、ピンクの公衆電話があったり。
菊の湯は昔から、知的障害のある方を従業員として使っていて、今も番台に座るのは、トミちゃ、という愛称で呼ばれる、やはりそういった傷害をお持ちのおばちゃんです。
優しい人で、子供を連れていくと「可愛いねぇ」と、いつも飴をくれます。
それから身の上に起こった事や休日の話などもしてくれます。
(長年菊の湯に住み込みで働いている様です)
トミさんはお金の計算が出来ません。
なので例えば牛乳を買うにしても、
トミさん:「はい、牛乳2つね、、えっと、、いくらになりますかね?」
客:「1つ90円だから2つで180円だよ」
...。
客:500円玉を差し出す
トミさん:「....えっと、お釣りはいくらになります?」
客:「お釣りは320円だよ」
トミさん:「はい、じゃぁ320円お返し」
とまぁこんな感じ。お釣りを多く言う人とかいないのかな?と思ったりもしますが、さすがに騙してやろうなどという人はいないようです。
その辺りにも人情や店主さんの大らかさを感じますね。
菊の湯に来るお客さんは、街中に住むおじちゃん、お爺ちゃんがメイン。
たまーに部活の遠征で来たと思しき高校生などがドヤドヤと来たり、刺青の方が来る事もあります。
顔見知り同士の会話も弾んでいます。
菊の湯には、併設の宴会場もありましたが、最近客足が減り、閉じてしまいました。
伊那から最後の銭湯がなくならないよう、街中のオヤジ衆による、菊の湯を守る会、なるものもあるそうです。
興味がありましたら、一度行ってみて下さい。
ラドン温泉も付いてます。