メカロクの写真日記 3

花/虫/鳥 を 中心に据えた 写真日記で 「メカロクの写真日記 2」 の 後継ブログです

160811_池の平湿原-4 <紅日陰-1>

2016年09月12日 | 昆虫
「160811_池の平湿原」シリーズ、今日から4回は、事前には想像もしていなかったことですが、夢中になって池の平湿原での滞在時間の大半を費やし、撮影枚数も大半を占めることになった、「紅日陰(ベニヒカゲ)」という蝶の特集です。

この紅日陰は、ネットで見つけた <蝶の写真館> では、次のように説明されています。
 <特徴> 年1回発生し、夏に、本州では標高 1,500m 以上の亜高山帯で、北海道では平地でも見られるジャノメチョウの仲間です。翅の裏側は茶褐色の地に橙色の斑があり、、前翅にはその中に黒斑が見られます。表側は同じく黒褐色の地に橙色の斑があり、その中に普通3個の黒斑があります。ヒカゲという名前が付いていますが、陽の出ているときに飛んでいます。幼虫は、イネ科植物(オニノガリヤスなど)や亜高山帯に多く見られるスゲ属を食べます。
 <名前の由来> 陽光を避けて曇天や夕刻によく飛びまわるヒカゲチョウの中で、紅色の斑があるので命名されました。
 <備考> 長野県では県指定天然記念物です。北海道亜種と本州亜種があり、本州亜種は環境省レッドデータブック準絶滅危惧

この蝶は初見初撮りで、「ゴミゼロ倶楽部掲示板」に「ベニヒカゲを撮るのを楽しみにしている」という趣旨の書き込みがあったことから、「出逢えればラッキーくらいの希少種」と思い込んでいたのですが、実際には、湿原の通路周りに一杯いたので、ビックリしました。
 *ただ、後で聞いた話では、「この日ここには沢山いたけれど、希少種であることは間違いない。」
  とのことでした。

しかも、こちらから近づこうとすると直ぐに逃げるのに、こちらがジッとしていると寄って来て手足や頭・背中、そしてカメラやレンズにまで留まって汗を吸う(ミネラル補給する)という、人懐っこい蝶であることが直ぐに判ったため「手乗り」写真に熱中したので、今日は、なかなか満足できるものは撮れませんでしたが、その「手乗り」写真を集めました。

1.長野県東御市・池の平湿原 160811
  手乗り <ベニヒカゲ(紅日陰)>
  OLYMPUS E-P5
  M.ZUIKO DIGITAL ED 60mmF2.8 MACRO <F5.6>
  SILKYPIX Developer Studio Pro 6 にて現像
この蝶はかなり黒っぽいので、日向で明るい部分が白飛びしないようにマイナス補正して撮ると、殆ど真っ黒に写ります。
勿論、これは覚悟の上ですが、現像時に黒っぽい部分のディティールが判るように調整すると、全体のコントラストが下がって締りのない写真になってしまい、私の現像技術ではお手上げでした(汗)


2.長野県東御市・池の平湿原 160811
  手乗り <ベニヒカゲ(紅日陰)>
  OLYMPUS E-P5
  M.ZUIKO DIGITAL ED 60mmF2.8 MACRO <F5.6>
  SILKYPIX Developer Studio Pro 6 にて現像
1・2・4枚目のピンク色の後ボケは、柳蘭の花です。


3.長野県東御市・池の平湿原 160811
  手乗り <ベニヒカゲ(紅日陰)>
  OLYMPUS E-P5
  M.ZUIKO DIGITAL ED 60mmF2.8 MACRO <F8.0>
  SILKYPIX Developer Studio Pro 6 にて現像
前述の通り非常に人懐っこくて、3枚目では2頭が指に乗って汗を吸っていますが、手や足など私自身が目視できる範囲に、最大6頭が同時に留まっていました。


4.長野県東御市・池の平湿原 160811
  手乗り <ベニヒカゲ(紅日陰)>
  OLYMPUS E-P5
  M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mmF2.8 PRO <40mm/F8.0>
  SILKYPIX Developer Studio Pro 6 にて現像
3枚目まではオフ会開始前に撮ったもので、レンズは 60mm MACRO ですが、ここからはオフ会開始後に撮ったもので、レンズも 12-40mm ZOOM に変更して見ました。


5.長野県東御市・池の平湿原 160811
  手乗り <ベニヒカゲ(紅日陰)>
  OLYMPUS E-P5
  M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mmF2.8 PRO <40mm/F8.0>
  SILKYPIX Developer Studio Pro 6 にて現像
5枚目のピンク色の後ボケは、白山風露(ハクサンフウロ)の花です。

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