![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/4a/0ea13e4e28ff57b262a777fe2ea01c05.jpg)
麻の服は、冷房の中で寒過ぎることがある。
残暑にぐったりしている、夏の終わりの今頃は実は危ない。
だから、温度調節のための薄い物を忘れてはいけない。
薄地の長いストールの流行がすたれないのも、納得だ。
写真のストールは、もう10年以上も前に、草木染めの木綿糸で織った。
当時、糸をよじって絡ませる捩り(もじり)織りに凝っていて、
今もそれらは未使用のまま、引き出しの中に大切にしまってある。
藍色の麻のワンピースを用意して、ふと、写真のストールを合わせてみた。
ええやん!
捩り織りの布は、織り組織が堅固でなく、糸が糸のままで呼吸していて、
布になってしまうのを拒んで、断固として糸の束であり続ける。
個を主張する頑固者は、実は正直者でもあって、
だから、木綿の捩り織りの肌触りの優しさは格別だ。
加えて、全然暑くない、単に、空気をはらんだ糸の束に過ぎないから。
そのうちいつか、と、箪笥の引き出しに大切にしまっておいた品々を、
すべて、この歳になったら引っ張り出して、
“うまい物は宵に食え”とばかり、今を楽しむことにする、か。
、
残暑にぐったりしている、夏の終わりの今頃は実は危ない。
だから、温度調節のための薄い物を忘れてはいけない。
薄地の長いストールの流行がすたれないのも、納得だ。
写真のストールは、もう10年以上も前に、草木染めの木綿糸で織った。
当時、糸をよじって絡ませる捩り(もじり)織りに凝っていて、
今もそれらは未使用のまま、引き出しの中に大切にしまってある。
藍色の麻のワンピースを用意して、ふと、写真のストールを合わせてみた。
ええやん!
捩り織りの布は、織り組織が堅固でなく、糸が糸のままで呼吸していて、
布になってしまうのを拒んで、断固として糸の束であり続ける。
個を主張する頑固者は、実は正直者でもあって、
だから、木綿の捩り織りの肌触りの優しさは格別だ。
加えて、全然暑くない、単に、空気をはらんだ糸の束に過ぎないから。
そのうちいつか、と、箪笥の引き出しに大切にしまっておいた品々を、
すべて、この歳になったら引っ張り出して、
“うまい物は宵に食え”とばかり、今を楽しむことにする、か。
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