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五倍子はフシとも言って、ずいぶんと暮らしに役立ってきました。
インク、生薬の他に、お歯黒の材料としても有名です。
ヌルデの虫こぶ取りは、農家の人の貴重な収入源だった、と聞いたことがあります。
それは戦前のことでしょうが。
あれは15年くらい前、9月中頃に里山に入って、五倍子を採ったことがあります。
高枝切り鋏を持って、川べりのヌルデの木にできたコブをみつけるのです。
穴のあいたものは、虫が飛び立った後なので、質が落ちるそうです。
きれいな黄緑色、木の枝のふくらんだ所を、上手に切り取れたらバンザイ。
川に落ちないように、お連れに引っ張ってもらい、ハシャギながら。
上ばかり見ていたので、首が痛くなりました。
こうして手に入れた翡翠色の新鮮な五倍子は、糸や布を、美しい藤色に染めます。
今日は、市販の五倍子(灰茶色)500gを熱煎して、タンニン下地染めの染液を抽出しました。
染め場の天窓を全開にして、換気扇もフル回転して、アサガオコンロでぐらぐらと。
絹やウールと違って木綿は染まりにくいのですが、タンニンで染めて下処理しておくと、濃く染まります。
インク、生薬の他に、お歯黒の材料としても有名です。
ヌルデの虫こぶ取りは、農家の人の貴重な収入源だった、と聞いたことがあります。
それは戦前のことでしょうが。
あれは15年くらい前、9月中頃に里山に入って、五倍子を採ったことがあります。
高枝切り鋏を持って、川べりのヌルデの木にできたコブをみつけるのです。
穴のあいたものは、虫が飛び立った後なので、質が落ちるそうです。
きれいな黄緑色、木の枝のふくらんだ所を、上手に切り取れたらバンザイ。
川に落ちないように、お連れに引っ張ってもらい、ハシャギながら。
上ばかり見ていたので、首が痛くなりました。
こうして手に入れた翡翠色の新鮮な五倍子は、糸や布を、美しい藤色に染めます。
今日は、市販の五倍子(灰茶色)500gを熱煎して、タンニン下地染めの染液を抽出しました。
染め場の天窓を全開にして、換気扇もフル回転して、アサガオコンロでぐらぐらと。
絹やウールと違って木綿は染まりにくいのですが、タンニンで染めて下処理しておくと、濃く染まります。