安倍元首相が凶弾に倒れてから1週間もたたないうちに、国葬をする話が持ち上がった。
ある政治評論家の入れ知恵だと言われている。
(政局絡みになると顔を出すあの人か?)
岸田派は宏池会本流を自認するハト派でややリベラル。
しかし第4派閥だから常に安倍派の意向をくみながら政権運営をしてきた。
だが肌合いは違うから安部シンジャからは常に攻撃を受ける立場。
岸田文雄は明らかに保守層の取り込みに動いた。
予想される安倍派の分裂を考えれば、100人近くの安倍派から30~40人くらいの吸収(隠れ岸田派でも良いのだろう)を考えているのではなかろうか。
8月~9月に行われる内閣改造でどのような人が党3役や内閣に起用されるか、けだし見ものだ。
もっとも「安倍元首相国葬」は大きな賭けである。
下手をすると国論を二分してとんでもない方向に行くかもしれない。
今回の参院選を見ると自民党は大勝ということになっているが、必ずしも盤石ではない。
あまりにも野党が四分五裂してしまったことで救われた面がある。
その意味で立憲民主党の責任は大きい。
野党第一党が提案などと学芸会的発想では困る。
国民の声を拾い上げて「批判能力を高める」ことが必要だ。
岸田政権は衆院選も参院選も無難に乗り切ったので、今後は「黄金の3年間」と言われている。
しかしハト派と言われる「岸田派」がタカ派取り込みに動くのはもろ刃の刃だ
逆に取り込まれて暴走する危険無きにしも非ず。大いに危惧するところだ。