行雲流水の如くに

ロシアンルーレット最後の一発は石油・天然ガスの禁輸

回転式拳銃(リボルバー)には6発装填できるが、1発だけ弾が込められている。

バイデンは、その1発は「石油・天然ガスの禁輸」と考えている。

欧米諸国特にドイツがその覚悟を示せば発動される。

プーチンの持ち球は「戦略核の使用」か、「中国からの武器弾薬の支援と石油・ガスの購入」だ。

おそらく核は使用できないだろう。もし使用すればロシアそのものが破滅的なダメージを被るだろう。

頼るは中国ということになる。

恐らく先に降りたほうが負けだ。今はぎりぎりのせめぎ合い。

 

プーチンはゼレンスキーを甘く見ていたようだ。

3日か4日でキエフを占領しゼレンスキーを暗殺できると考えていた。

しかし彼は体を張って抵抗している。国民も兵士もいかに勇気づけられていることか

 

プーチンの非道な暴挙に賛成した国が、ベラルーシ、北朝鮮、エリトリア、ロシア、シリアだ。

どれも悪逆非道の専制国家。

日本にもプーチンを支持する人間がそこそこいるようだが、何とも理解しがたい。

何かの信念か妄想にとらわれているのだろう。

 

幸いなことに原油価格は一時期1バレル130ドル近くまで上昇したが、100ドル台に値下がりしてきた。

UAE(アラブ首長国連邦)が増産に同意したようだし、アメリカの石油掘削装置も稼働数も上がってきた。

イラン核問題がロシア抜きで合意されれば、石油も天然ガスも供給力は一段と高まる。

供給力が高まってきた段階でバイデンは次の一手に進むだろう。

 

ウクライナが粘れば粘るほどプーチンは追いつめられる。

そして最後にロシア国民が立ち上がればプーチンこそが国外逃亡という憂き目を見ることになる。


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