行雲流水の如くに

もはや安倍政権には今秋解散・総選挙を打つ体力はないだろう

「太郎が動けば風が吹く」と永田町で囁かれている。

太郎と言えば山本太郎、河野太郎、麻生太郎と沢山いる。ここでは麻生太郎だ。

政局の節目で動くのが麻生太郎だという。3年前もそうだった。

麻生は、夏の内閣改造で菅官房長官と二階幹事長を更迭して9月に解散・総選挙を打つ決断を安倍総理に促したという。

 

この動きに呼応したのが麻生派の甘利党税調会長と石原派の森山国対委員長だ。

ところが公明党の山口代表が潰しに入った。

「新型コロナウイールス対応を優先すべきだ」として早期解散に慎重な考えを安倍首相に伝えた。(24日昼)

実際のところ新型コロナの影響で、支持母体・創価学会の活動が低調になっていて、動けないというのが本音らしい。

しかし案外この動きの裏に菅や二階の影があるかもしれない。

 

自民党(安倍政権)が今まで勝ち続けてきたのは、

①じゃぶじゃぶのバラマキで景気が比較的良かった。

②野党がバラバラでまとまらない。

③公明党(実質的にはバックの創価学会)の協力が得られた。

ところが景気は最悪で、公明党の協力も得られなければ自民党の惨敗は目に見えている。

とても総選挙どころではないだろう。

 

コロナ過で国民が塗炭の苦しみにあえいでいる中で、党利党略の政権維持のみを優先するような発想は堕落の極み。

国会議員もようやく地元に帰ることが出来るようになった。

地元の声をまず吸い上げてコロナ対策に万全を期すべきだ。

解散総選挙が出来るような状況が見えてくるのは、今年の11月頃からのコロナウイールスの第2波を乗り切ってからだろう。


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