行雲流水の如くに

「新型コロナ」そのものよりも、その影におびえる人の心のほうが恐ろしい

「新型コロナ」を甘く見てはいけないのだろうが、必要以上に恐れていないだろうか?

日本でインフルエンザで死亡する人は毎年1000人以上はいるはずだ。

今のところ日本で「新型コロナ」に感染した人は619人、死亡した人は15人だ。

 

「新型コロナウイルス感染症対策専門家会議」が、

2月24日、「この1~2週間の動向が、国内で急速に感染が拡大するかどうかの瀬戸際であると考えています」と警告を発した。

その発言にびっくりした安倍首相が、突如小中学校の休校を要請した。(3月いっぱい休校だという)

後先考えずに、専門家にも関係閣僚にも諮らずに、安倍首相と一部の補佐官で決めてしまった。

そこから国を挙げての大混乱だ。

 

その2週間目が3月8日だが、一向に峠を越えたような兆しは見えない。

専門家会議の言によれば、「踏みとどまっている」ということらしい。

しかし勘ぐれば、PCR検査を意図的に行わず、感染者が増加する数を抑えているのではないか?という疑いが晴れない。

特に東京はオリンピック、大阪はIRの誘致や万博があるので、そんな気がしないでもない。

検査を十分行わなければ感染者の数は増加しない。

ただ北海道の数字は比較的信頼できる。北海道の状況を睨んでいれば今後の展開が読めるかもしれない。

 

中国の数字も意図的に操作されているのではないか、という疑いが晴れない。

「真実は細部に宿る」と言われている。

つい見落としてしまうような記事の中に判断材料があるのではなかろうか。

中国は収束に向かいつつあると判断しうる記事だ。

 

本来政府が打つべき対策は「小中学校の一斉休校」などではなく、

「持病のある高齢者」に人ごみに出かけることを自粛する要請であるべきだった。

そうすれば、経済的にも社会的にも影響が少なく、国民の「恐怖心」をいたずらに煽ることもなかった。

 

皮肉な話だが、数多くの人が感染すれば、その人達は免疫ができるから、自然に感染のスピードは弱まる。

「毒を以て毒を制する」というのがこの問題の答えなのかもしれない。


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