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どうでもいい四百字 第二中間貯蔵施設

あってもなくてもいいもの。

どうでもいい四百字 3001

2021-03-26 18:51:49 | 時間の無駄
三千世界の鴉を殺し、ぬしと朝寝がしてみたい。回数に拘らない心算であったが、折角だから三千世界を調べてみたら大層面白かった。世界とは仏教に於いて「私達が認識するこの世」を一単位としたものである。これが千個集まると小世界となり、小世界が千個で中世界、それが千個集まると大世界と呼ばれ、これが三千世界(=娑婆)で一座の仏の教化が及ぶ範囲とされる。極楽浄土は更にその外側らしいので、えらい遠い。誰がそんな大風呂敷を広げたのかは知らないが、インド人なのは間違いない。烏が何羽居るのかは分からないが、皆殺しにする前に熊野牛王が過労死すると思う。何故か仏教では大抵の世界観が数値化されており、2500年前にも定量化マニアが居た事には心強さを覚えるのだが、梵天が10億座と云う時点で既に人智を超える。仏様すごいと自慢したいのかも知れないが、ピンとくる範囲に留めなかったのが、教えを広める上で障害になった様にも思えるのである。