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繭玉cafeより

日々の暮らしに彩りを・・・
のんびり ゆっくり ほどほどに

空虚感から抜け出せたのは

2023-05-09 05:44:00 | 家族


次男が 進学のために家を離れた頃 私は50代初めでした。

夫婦二人きりの生活になり 成長し 巣立った子供達を 

喜こんでいるのに どこか寂しく 落ち込んでいく自分がいました。



母親なら誰でも味わう感情だと思いますが

子育てという役割が終わり この先なんのために・・・

そんな気持ちだったのだと思います。



それから 子供にばかり向いていた視線を 自分自身と夫との人生に

向けるようになり 若い頃から好きだった ひとり旅に出掛けたり

しているうちに いつの間にか 空虚感(空の巣症候群?)

から脱したように思います。



子供を持っても 持たなくても 結婚していても していなくても

寂しい思いを感じるのは 人間だからですね。



今は 息子たちとの適度な距離感が心地よく お互いに干渉せず

過ごしていますが やはり時折 寂しさを感じることはあります。

でも 親は 元気で自分達に干渉せず 好きに楽しんでいてくれた方が

子供は 楽ちんだと思うので 私は 自分の人生を楽しもうと思います。

そんな時間を持てることも幸せなのだから。








快晴だったあの日

2023-04-08 05:32:00 | 家族


昨日は 母の34回目の命日でした。

そういえば あの年の4月も雪が早くに解けていて

とても暖かく コートも要らないほどの陽気でした。



入退院を繰り返していた病院は 家の目の前にあり

父は 毎日 母を見舞っていました。

グレープフルーツを絞ってジュースにして運んでいたなぁ〜

それしか口に入りませんでした。


なんと 父は亡骸を病院のストレッチャーに乗せて 家まで

運んできたのです。 今ではそんな事できないでしょうね。

ずっと 家に帰りたがっていた母を 一刻も早く家に連れて

帰りたかったのだと思います。

せっかちな父らしい・・・

快晴だったあの日を思い出します。








突然よみがえった思い出

2023-01-08 05:49:00 | 家族


昨日のこと いつも拝見している方のブログに 青森で活躍するローカルタレント 

『伊奈かっぺいさん』 の青森弁講座のお話がありました




『伊奈かっぺいさん!?』



闘病中の母との思い出が 突然よみがえりました

実家で ほぼ 寝たきりだった母は 父と二人で暮らしていました

私が 手伝いに行くと カセットテープを見せて 「これ とっても面白いから 

一緒に聞こう!」というのです

一才の長男を連れて実家へ行くのですが しなければならない事が たくさんあって

「うん 今度ね!」と言って一度もゆっくり聞いてあげませんでした

心に余裕がありませんでした

雑事なんてどうでもいいから 母と一緒に カセットテープの伊奈かっぺいさん

のおしゃべりを聞いて笑えばよかった


病人にとっての長い一日 どなたかにお見舞いにもらった楽しいテープを

繰り返し一人で聞いていたようでした





ブログの記事は そんなことを 思い出させてくださいました

それにしても 34年も経って まだそんなことを言っている私は マザコンです








仲良し地蔵

2022-12-08 05:49:00 | 家族


結婚したのは28歳。今ではちっとも遅くありませんが、

昭和の時代では、やや遅い感があったような・・・

妹は21歳で嫁ぎましたから、いつまでも家に居る私を

母は心配し、ある時、誰に紹介されたのか、なんと占い師に

みてもらったと・・・

「結婚は遅れるが、この人は幸せになるから心配しないで」

と言われたと喜んで帰ってきました。それを聞かされても

「ふ〜ん!?」と意に介さない私に母はなんと思ったのかなぁ?

娘のいない私には、母の気持ちはわかりません。

ごめんね。ありがとう。占いは当たったよう・・私は幸せになりましたよ。

病気がちだった母は、私が結婚し長男を出産した翌年に亡くなりました。

安心してくれたと思っています。

(今日は私達の38回目の結婚記念日なのです)






2022年11月 高野山 仲良し地蔵




🌲 読んでくださってありがとうございました 🌲



ゴールに向けて寄り添っていく

2022-06-21 05:59:00 | 家族

夫は長い間、外国航路の船員という少し特殊な仕事を

していました。子供の頃の夢を実現し、世界中を

航海し一年のほとんどは海の上という生活。

家族のために元気で働いてくれました。

定年後はもう何処へも行きたくないそうです。

家が一番良いとか・・

その代わり私には「どこでも好きなところへ行っていい」

と言ってくれます。

それに甘えて、ありがたく私は一人で出掛けます。

私達は日常でもお互いにあまり干渉しません。

元気なうちはそれぞれ好きなように生きよう・・

夫婦の在り方は、夫婦の数だけあると思います。

40年近くかけてここまできましたが、本当はここからが

ゴールに向けてお互いに助け合って寄り添っていく

大切な時なのかな・・・

そんなことを思うこの頃です。





花屋さんの店先も緑がもりもり





地震があったり暑くなったりしています


  🍀 どうぞお健やかにお過ごしください 🍀