今夜も力うどん after

ミュージシャンMaysicoが綴るその後のいろいろ。麻布十番エリアにあるサックス教室アレイアミュージックカウンシル主宰。

求められる人間の知を探る

2019-07-27 09:15:00 | いろいろ
「AIに勝てるのは哲学だけ」
「物事の本質を批判的かつ根源的に考え、言葉で表現する。」
哲学の手法を使った勉強法を具体的に示す。

今朝の新聞の記事に共感して紹介してみました。
ここまでは全て引用です。

「まあ、赤かな、そんな感じ」
と言っていたのに
たまたま波が来ると
「青だよ、青」と夢中になる。
赤にたいしたこだわりがないからだろうが、
青に夢中になっても、また潮が引くように赤に戻ったり。
中身、ちゃんと見た?
そんな世の中でないことを願います。




高森興産 マルメイのナポリタン

2019-07-25 00:18:00 | 
最近また土曜日の授業も復活してきたが、私の小中高校生時代、土曜日は半ドンだった。
親たちもそうだった。つまり世の中は当然のごとく週休1.5日だった。
我が家は共働きで、当時公務員をしていた父のほうが帰宅時間も早かった。
そして曾祖母がいた家庭だった。
土曜日。私より早く父はもう帰宅していて、例えば冷蔵庫に残り物があれば玉ねぎやピーマンを刻み、この麺をほぐしたりしている頃だった。
高森興産のマルメイのナポリタン。
福岡や熊本の人間にとっては、たまらなく懐かしい商品だろう。
昭和30年代からある「ニワトリ奥さん」のロゴ入り袋に入ったインスタント食品だ。
たまらなく美味しい。大好きだった。
父は手先が器用な人だったが、料理をするわけではなかった。
もっとも当時、オトコの人は料理などしなかった時代だった。
(ウチの父は、料理以外の家事はとてもマメな人だったが)
そんな父がフライパンでこのナポリタンを作り、コーヒーを淹れ、
ついでにバター(マーガリンだったかもしれない(笑))をたっぷり塗ったトーストという、すさまじい高カロリー昼食。
これが土曜日のささやかな楽しみだった。
すでに90歳近かった曾祖母も同じ食事をしていたっけ。

高森興産さんは、今年4月同じ熊本の企業、五木食品さんと合併し、
五木食品株式会社として存続されている。
これまでの商品も販売を続けられるとのこと。

規模を問わず、世界中で企業合併、経営統合などが行われることは珍しくもなんともない。
存続していくため、またより良き前進のためのひとつの方法である。
競争社会であるから、それは時に致し方ないことだろう。
しかし個から始まる企業の歴史には、その名前においてそれぞれの思いと誇りと愛情が溢れているに違いない。
合併。
それによって名前が変わることは、身を切られるような思いがあるだろう。
優しかった父の思い出と共に、このニュースは私にとって大きなショックだった。
個人商店を、独立した一企業を貫くことの難しさ。
ほんとうにこれでよいのだろうか?と思うのだ。

首都圏では、五木食品さんの商品はなかなか買えない。
通販ということになるが、Amazonから売れても会社は儲からない...
そのこともとてもとても胸がいたい。
でも、通販で買うしかない。
懐かしいでしょ?カタログをご覧あれ!!
商品一覧
http://www.takamori-kosan.com/products.html


【予告編】THE SCALE RUNNING サックスはじめ各種楽器(またはボーカル)で使えるスケールトレーニング本

2019-07-23 23:21:00 | 音楽
2012年、「サックス、トレ本」教材をリリースして以来7年ぶりになりますが、
次を出すことにしました。
名付けて、THE SCALE RUNNING Vol.1-3
とにかくいろいろなパターンのスケール(音階)を各調でやり続けるだけ。
スケールは、音域の下から上まで行ったり来たり。
サックスにはこれ以上のウォーミングアップと基礎固めはありません。
きっと他の楽器でも同じことが言えると思います。
それで移調譜面だけでなく、コンサートキーでの譜面も用意しました。
いろいろな楽器でもお使いいただけます。
こういった練習を地道に続けると、楽器の鳴りが違ってきます。
同時にリズムトレーニングも兼ねています。
裏拍、シンコペーション、それらの様々なバリエーション、3、5、7拍子。
いろいろな種類のスケール。
ひとつひとつのスケールがどんな意味を持つのかは置いておいて、
とにかく音を出すことで身体に教え、感覚を磨く。そんな内容です。
まずはVol.1を今月末、アレイアミュージックショプより発売開始致します。
練習のお供に、こんなの要らないかもしれないけれど、あると案外新たな発見がある音源付です。
価格は2,500円。
特にオトナになってから初めて音楽を、楽器を始められた方に最適です。


ビッグバンドやアンサンブルグループに入ってみたいけど、、のサックスを吹くみなさんへ

2019-07-23 09:21:00 | 音楽
私が主宰するアレイアミュージックカウンシルからのお知らせです。

アレイアミュージックカウンシル(旧アレイアサックスカウンシル)は開校から23年目を迎えたサックスとボーカルのスクールです。
中高で吹奏楽やブラスバンドで楽器を始められた、
いわゆる音楽キャリア組だけでなく、
大人になってから一念発起で音楽を始められたみなさん。
少し吹けるようになり、どこかグループや楽団に入りたいと思われるのではないでしょうか?
しかしサックスはどこの楽団もなかなか人気があり、案外見つかりません。
また集団表現ゆえ、個々のケアをしてもらうのは難しく、
いきなり譜面相手にどうしたらいいのか、
音楽的に知らないことが多くてついていけない、、
そんな気持ちで挫折されてしまった方、いらっしゃいませんか?
是非一度お問い合わせください。
通常のレッスンと別に、月に1、2度、こういった方々でのグループレッスンを行います。
「ただ習うだけでなく、演奏できるようになろう」をモットーにしたスクールです。
教室の歴史とともに、常に生徒さんによるビッグバンド、アンサンブルの活動もしてきました。
音楽は命ある限り続けられます。
息の長い音楽人生を願って。
ご連絡をお待ちしています。

アレイアミュージックホームページ、CONTACTからどうぞ。
https://www.areiamusic.com/contact/

アレイアミュージックカウンシル
主宰 河口実知子



零細以下ひとり組織のアレイアミュージック6周年

2019-07-19 20:25:00 | 音楽

1996年に始めたアレイアサックスカウンシル(現在はアレイアミュージックカウンシル)を母体とし、その後音楽制作やイベント企画、運営、演奏、パフォーマー育成などレーベル・オフィス部門をあわせ、アレイアミュージックと名乗り始めたのが1996年7月。
たいしたちからもなく、たいしたこともできず、有名になることもなく、
細々とやっていますが、主宰の私の唯一良いところはしぶとくあきらめないところ。
やめなければ続いていけるので、やめるという選択肢はないです。
おかげさまで、何とか6年を生き延びることができたのは、ひとえにもふたえにも何よりも皆さまの愛とお情けのおかげです。
感謝しかありません。ありがとうございます。

明後日は参議院選挙です。
福島の原発事故、安保法案、憲法九条の改正論、
起こらなくてもいいこと、必要ないのに、わざわざやらなくていいことをやる。
そんな中、まったく関係ないけれど、
とてもとても不条理な経験をしたことが自分の転機にもなり、世の中のことをもっと知りたいと思うようになり、自分なりに少しずつ学んできました。
そして数年前から、事実上たったひとりでコツコツと活動している国会議員に注目するようになり、今日に至りました。
その間、多くはない聴衆しかいなかった彼の街頭演説は、だんだんその数を増やし、今や大都市の駅前に大群衆を集めるまでになりました。

私は、ずっとひとりで仕事を切り盛りしている個人事業主です。
ただ単に能力が足りなかったこと、組織に属するチャンスとタイミングがなかったことも大きいですが、気がつけば譲れない自分のテーマもでき、ポリシーもあります。
器用でないから、あまり人に使ってももらえません。
そんな風だから、自ら仕事を作り、生きていく方法しかなかったのです。
正直何をやるにしても、個人で太刀打ちしていくのは至難の業です。
一日一日を精一杯生き、真面目にやっているけれど、基本いつも苦しく楽にはならないです。
今時音楽で、しかも個人で何かしようというほうが無理なのです。
わかっていますが、それでもいつも希望を持って、かつ、もっと音楽において自分ができることがあるはずだ、そう思いなおしてまた明日を頑張る。
そうしているうちに、教室は23年を過ぎました。
続けて来られたのは、そう、存在を見つめてきた山本太郎さんのキメ台詞、「力を貸して」くれるひとたちがいつもいたからです。
個人だろうが、組織だろうが、結局はその人が持つ実力以外のなにものでもないのですが、そんな自分だからこそ、たったひとり孤軍奮闘していた太郎さんに自分を重ねあわせている部分も大きいと思います。
私がやっていることは、ちっぽけでつまらないことですけれど。
でも、誇りを持って一生懸命やっています。

気がつけば、駅前の飲食店はチェーン店ばかり。
個人経営のお店を探すことの難しさ。
個人で仕事ができない世の中に、精一杯抵抗しています。
それでも日本を支えているのは、零細企業、中小企業です。
そんなひとたちも、良い仕事をして暮らしがたち、少しでもいいからゆとりのある日々を送れる。
そんな世の中になってほしい。
戦争をしないでほしい。
70年間戦争をせず、どこからも攻められなかった日本。
そんな想いで、投票日前日の明日は、私にいろいろなことを考えるきっかけをくれた人の姿を見に行きたいと思います。
これからもアレイアミュージックカウンシル、アレイアミュージックをどうぞよろしくお願い致します。