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めいみ ねっと

ホームページをはじめて公開したのはもう何年前なんでしょう。

VOCALIST 徳永英明

2008年03月13日 | 読書・鑑賞

 
 去年の紅白歌合戦で彼が歌っているのを聞きました。なんとなく良さそうだなと思っていましたが、ようやくちゃんと聞くことが出来ました。

 いますごく人気があるそうですが、まず、編曲の勝利
だと思います。邪魔にならない綺麗な編曲です。それに忠実な歌い方が好感をもたれているのでしょう。

 日本語を大事にしていますと言いながら、巻き舌で歌ったり、イントネーションがまったくおかしな歌手がいる。

 直立不動の姿勢できちんと歌っているのですが、別の面で言えば、プロとしてはどうなかなって感じがします。よく分かりませんが、天童正美(なまえがちがうかもしれませんが、こけしのような体系の演歌歌手)が歌は抜群にうまいのに、なかなか芽が出なかったのは、楽譜どおりにきちんと歌うために、そこに感じるものがなかったためだとの話を聞いたことがあります。

 このCDを聞いていると、カラオケ上手な人が歌っているような感じもありますが、そのことが親近感を生んでいるのかもしれません。つい一緒に歌いたくなります。


累犯障害者

2008年03月09日 | 読書・鑑賞

 
 著者の名前を見たときに、あの演歌歌手ねと思ったら違っていました。演歌歌手の方は山本譲二。最後の一文字が違うのであります。政策秘書給与の流用事件を起こして実刑判決を受けた国会議員です。もう名前もすっかり忘れていました。

 その彼が刑務所の中での体験を元に障害者が起こした犯罪、その背景などをドキュメントとして描き出したものです。

 読みやすい文体だし、いままで知らなかった事実が書かれていますので、一気に読んでしまいます。でも、何かすっきりしないところが残ります。

 言われてみればと思ったのは、聾唖者が使う手話と健常者が使う手話はまったく異なるものだという事実です。私は手話はまったく使えませんが、健常者が使う手話は、いま自分が喋っている言葉、ごく普通の日本語を手話に置き換えたものです。
 でも、聾唖者は恒例で何らかの事情で言葉を失ったのでなければ、普通の日本語による会話はまったく知らないのです。手話で使われる日本語なのです。

 そのことが、裁判や福祉の現場ではあまり問題にはされていないが、聾唖者から見れば社会から遮断をされる大きな原因となっている。

 読むべき本とまでは言いませんが、読む価値はある本でした。


輝ける女たち

2008年02月29日 | 読書・鑑賞
 いかにもフランス映画って映画だと思います。一人えらく貫禄がある女性が登場したのですが、なんとカトリーヌ・ドヌーヴです。だからなんだなー。しかし、貫禄があるというのか、太ったというのか。

 途中でえっという秘密を知ることになりますが、だんだん父親がやっていたことの魅力に引き寄せられる過程を綺麗に、そして上手に描いていると思います。

 いつものことだと思いますが、アメリカ映画のテンポに慣れ親しんでいると、なにかぬるさを感じる面もあるでしょうね。でも、私にとっては
おすすめ度 ★★★★
でした。

監督:ティエリー・クリファ
出演者:カトリーヌ・ドヌーヴ、 エマニュエル・べアール、 ジェラール・ランヴァン、 ミュウミュウ、 ジェラルディン・ペラス、 クロード・ブラッスール
収録時間:103分

Story
カトリーヌ・ドヌーヴとエマニュエル・べアール共演で贈るヒューマンドラマ。キャバレーのオーナーの死をきっかけに、疎遠になっていた家族が再び集結し、過去の秘密や現在抱えている問題に向き合いながら再び自分らしさを取り戻す姿を描く。 (詳細はこちら

スリーハンドレッド

2008年02月23日 | 読書・鑑賞

 ひたすらかっこいい映画です。 ということで見飽きることもないし、この一途な結城にあこがれを感じない男はいないでしょう。下の写真でも分かるとおり、まー俳優たちの筋肉もかっこいいこと。自分の体が恥ずかしくなってきますね。

 ストーリーは、まーどうでも良いじゃないですか。もちろんできが悪いとは思いません。が、でもどうでも良いな。

 しかし、このジャケットのデザインはいただけない感じです。

監督:ザック・スナイダー
出演者:ジェラルド・バトラー、 レナ・ヘディー、 デイビッド・ウェナム、 ドミニク・ウェスト
収録時間:117分
 
 

Story
『シン・シティ』のフランク・ミラー原作による壮大なアクション史劇。紀元前480年、スパルタ王の下にペルシア帝国の使者がやって来た。服従を迫る使者を葬り去った王は、300人の戦士を従え100万の兵を迎え撃つ。R-15作品。 (詳細はこちら

「本能寺の変」はなぜ起こったか

2008年02月20日 | 読書・鑑賞

 サブタイトルには、信長暗殺の真実と書かれています。著者は私が大好きな津本陽です。

 この作者を初めて知ったのは、日本経済新聞に連載された下天は夢かを偶然読んだときです。

 最初のインパクトは、登場人物が方言でしゃべっているのです。多くのテレビドラマがそうであるように、アレンジされた方言ではあるのですが、それまで関東弁で喋る信長しか知りませんでしたから。

 それから毎日目を通すようになりましたが、資料に基づき真実をベースに作者の想像力で膨らませていくスタイルは私の趣味にぴったりと合いました。

 NHKの昨今のでたらめ歴史ドラマにはうんざりです。あるドラマで石川五右衛門と豊臣秀吉は幼馴染で、石川五右衛門が大阪城に遊びに来るとの信じ難い設定をしたものがありました。

 歴史小説は、出来るだけ史実に基づくが、多くの資料がありどれが真実であるかは、作者の信じるところに従って定まるものであり、現れない人の心を補っていくことで、小説を読む我々にその時代を実感させ、感動をさせるものだと思います。

 けして小説だから何を書いても良いというものではありません。

 そんなスタンスに立った津本陽は、読んでいるとまるで教科書のような感もないわけではありません。それが説教くさくて嫌な人も多いでしょうね。

 そんな津本陽が書いたなぜ明智光秀は織田信長を殺したのかを明らかにしようとする本です。

 驚いたのは、推理小説家の仮説を激しく非難しているっことです。とくに八切止夫に関しては、徹底的に批判をしている。津本陽ってこんなに激しい人だったとは。

 いくつもの陰謀説を資料に基づき論破していますが、津本説をもっと具体的に出してくれると思っていましたが、最後のところでじつに常識的な、つまりなるほどそうなんだとは思えない見解が書かれています。

 下天は夢かを読まれた方には、もう一度読み直しているような感じが残るのではないでしょうか。私は楽しんだ本です。

卒業の朝

2008年02月14日 | 読書・鑑賞

 とても良い映画です。こんな感じの映画は好きですね。いぜん見たフォレスト・ガンプ 一期一会と雰囲気がそっくり。

 先生って良いなーって感じる映画ですが、現実はまた違う大変さがあるんでしょうね。

 それにしても、映画の主題とはまったく関係がないのですが、こんなに素晴らしいキャンパスで思春期を過ごすと、良くも悪くも自分が社会のエリートだとの認識を持って育つのでしょうね。日本にはこんな素晴らしい環境で学んでいる人たちはいるのだろうか。

 人のつながりって良いよなーってかんじる映画です。

おすすめ度 ★★★★ 

監督:マイケル・ホフマン
出演者:ケビン・クライン、 エミール・ハーシュ、 エンベス・デイビッツ
収録時間:109分
 

Story
ケビン・クラインとマイケル・ホフマン監督による人間ドラマ。ヴァージニア州のとある男子校。古典を教えるハンダードは、生徒たちに勉学だけでなく道徳的な指導も同時に行う信念を持って来た。そんな中、彼のクラスにひとりの問題児が転入して来る。 (詳細はこちら

グッバイ、レーニン

2008年02月11日 | 読書・鑑賞

 気付かなかったけれど、ずいぶん前の映画なんですね。レーニンって名前が出てくるから政治的な映画のような気がしますが、実際には、ホームドラマでしょうか。

 母親想いの息子が、奮闘をし、また周りの人たちもそれに協力を惜しまない。端的2ってしまえばそんな心温まる人情劇です。

 ちょっと変に感じるところもあります。別れたお父さんが経済的にも恵まれた状態で、タクシーで行くことができるような近くに住んでいる。なぜ彼は、妻を訪ねようとしなかったのだろうか。

 でもね、そんなことはどうでもよく思えます。人の優しさをひたすら感じましょう。

 経済的に東ドイツより圧倒的に巨大だった西ドイツが、東ドイツを背負い込んだことでどれだけ大きな重荷になったことか。それからすると、人工的に拮抗をしている北朝鮮と韓国の合併は、韓国に壊滅的な重荷となるだろう。なんて現実的なことは考えないでください。

 私はこの手のドラマは好きです。ということで、

おすすめ度 ★★★★

監督:ヴォルフガング・ベッカー
出演者:ダニエル・ブリュール、 カトリーン・ザース、 チュルパン・ハマートヴァ、 マリア・シモン
収録時間:117分
 

Story
激動の80年代末のドイツを舞台に繰り広げられるドラマ。心臓発作による昏睡状態にあったため、ベルリンの壁崩壊、東西ドイツ統一の事実を知らない社会主義者の母親。ショックを与えることが命取りになることから、息子は事実を隠そうと奔走する。 (詳細はこちら

ジュラシック・プラネット 恐竜の惑星

2008年02月09日 | 読書・鑑賞

 ソビエト映画と思いこんでみていましたが、なんとアメリカの映画なんですね。20年くらい前の映画と思ってみていたら、なんと2006年制作なんですね。

 なぜそう思ったか。あまりにも酷い、娯楽性もない、CGはちゃちく安作り。ストーリーはあって無きに等しい。なにしにこの惑星に降り立ったのかすらよく分からない。

 科学者を守るべき特殊部隊の弱いこと。装備が未来の戦闘部隊とはとても思えないけれど、言動だけはいかにも強そう。

 よくぞこんな映画を作ったなーと感心しますが、それを最後まで見ていた私も偉いものです。自分で誉めてあげよう。 

おすすめ度 ★・・・・本当は★はなし。

監督:ゲーリー・ジョーンズ
出演者:スティーブン・バウアー、 テッド・ライミ、 ムセッタ・ヴェンダー、 バネッサ・エンジェル
収録時間:89分
 
 
 

Story
恐竜の群れとそれに立ち向かう特殊精鋭部隊との戦いを描いたSFパニックアドベンチャー。21世紀後半、地球は荒廃し、科学者たちは人類の新たな住処を求めてある惑星に降り立った。しかし、そこには恐竜を家畜とする知的生命体が棲息していて…。 (詳細はこちら

ザ・プロフェッショナル

2008年02月08日 | 読書・鑑賞
 泥棒の物語ですが、そんなにうまくいくのかなーと懐疑的にはなるものの、ストーリーとしては楽しめます。どんでん返しの連続で、そんなに先まで読めるのかとも思うけれど、そのばかげたストーリーがまた面白い。

 たぶん、主役がそろそろそんな稼業からは引退しなければならない超ベテランと思われる思われる年齢の人がやっているから、信憑性が増しているのではないでしょうか。これが20代の体力バリバリがやっていたらきっとうそ臭くなるでしょう。

 それに反して女性は若い。これがおばあちゃんだったらどうなったかな。

 やはり配役って上手に考えられているんですね。

 都合が良すぎる面があるものの、見ていて居眠りをしない映画です。ということで、

おすすめ度 ★★★★

監督:デヴィット・マメット
出演者:ジーン・ハックマン、 ダニー・デヴィート、 デルロイ・リンドー、 サム・ロックウェル、 レベッカ・ピジョン、 リッキー・ジェイ
収録時間:107分


Story
どんな仕事もやり遂げるベテランの泥棒集団が、足を洗うことを決意するが、金塊強奪の強制的な仕事が…。『ザ・ロイヤル・テネンバウムス』のG・ハックマン主演、『ハンニバル』で脚本を務めたデヴィッド・マメット監督で贈る犯罪アクション。 (詳細はこちら

プラダを着た悪魔

2008年02月05日 | 読書・鑑賞
 いやーお勧めというのか面白い映画です。美人を見たいひと、OKです。キャリアウーマンを見たいひと、OKです。ファッションを見たい人、OKです。テンポがいい映画が好きな人、OKです。

 私は俳優のことはあまり知らないのですが、編集長の女性が魅力的だなーと惚れ惚れと見ていました。

 あとで メリル・ストリープだと知り、調べてみたら大女優なんですね。声のセクシーさは最高です。職場での鬼女の雰囲気、ほんのちょっと映る家庭での夫との会話はまた別の女。

 クレーマー・クレーマーにも出ていたそうですが、まったく記憶にない。また見てみよう。

 アン・ハサウェイも良い感じだなー。おしゃれに程遠い田舎娘から一気にトップキャリアウーマンに変身していく過程でまったく違和感を感じません。


監督:デイビッド・フランケル
出演者:メリル・ストリープ、 アン・ハサウェイ、 エミリー・ブラント、 スタンリー・トゥッチ
収録時間:110分


Story
メリル・ストリープとアン・ハサウェイ共演で贈るロマンティックなサクセスストーリー。N.Y.にやって来たアンディ。オシャレに興味のない彼女が、一流ファッション誌のカリスマ編集長のアシスタントという職を得てしまい…。 (詳細はこちら