写真俳句~~一生感動 一生青春  松風庵

森林公園、動物公園、松風公園より

花鳥風月を一葉に・・・百日紅

2006年09月01日 | Weblog
炎天の地上花あり百日紅   高浜虚子 
  
あさの空雲までとどけ百日紅    松風

朝起きて家の前の遊歩道で思いっきり空を見上げたら、こんな気分に百日紅はさせてくらました。

百日紅
















花期が長く夏から秋にかけて百日にもわたるので百日紅、又幹の肌がつるつるになるのでサルスベリとも云われる。
真夏の太陽を燦々と受けて空に向かって伸びる枝の先に咲く紅色の花の房は天まで届けとばかりに咲いている。
この風情は夏が来るたびに眺める並木道に空の青とピンクのハーモニーを醸してくれる。
暑くて疲れた心を和ませてくれる青とピンクのハーモニーは毎年恒例の癒しの空間にもなっている。
松風公園地獄坊池の脇からバス通りに向かって伸びる遊歩道は今を盛りに天に向かったピンクの房をなびかせている。アブラ蝉、ミンミン蝉の声を聞きながら百日紅のピンクの房を眺め拳(コブシ)の葉につく空蝉を見て夏の峠を感じながら秋を待ちわびる心境です。

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百日紅
   hana.comより


・禊萩(みそはぎ)科。
・学名 Lagerstroemia indica
Lagerstroemia : サルスベリ属
indica : インドの
Lagerstroemia(ラジェルストレミア)は、
18世紀のスウェーデンの生物学者で、
植物学者リンネの友人の「Lagerstroum さん」の
名前にちなむ。

・開花時期は、 7/15頃~10/15頃。
・中国原産。
・「約100日間、ピンクの花を咲かせる。」のが
名前の由来。約3ヶ月間、秋まで咲き続ける。
実際には、一度咲いた枝先から再度芽が出てきて
花をつけるため、咲き続けているように見える。
花はしわしわの形。白い花もある。
・「猿滑」とも書く。
”幹がスベスベで、猿も登れない”ところから。
・秋になると、けっこう早めに落葉する。

・「百日紅 ややちりがての 小野寺」
与謝蕪村
「さるすべり 寺中おほかた 見えにけり」
炭太祇(たんたいぎ)
「散れば咲き 散れば咲きして 百日紅」
加賀千代女(かがのちよじょ)
「炎天の 地上花あり 百日紅」
高浜虚子(たかはまきょし)

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