松伏小学校★食育ブログ

 松伏小学校の給食の献立紹介を中心に、食に関することについてお知らせします。
 ~毎月19日は、食育の日~

★吉野煮の「吉野」の意味について

2010年11月22日 | 松伏町立松伏小学校 
 今日は煮物の「吉野煮」のお話です。
 吉野煮は、色々な材料を煮てとろみをつけたものです。
 吉野煮となったのは、奈良県の吉野という場所で、葛(くず)という植物の根からでんぷんを作っていて、もともとはその葛粉を使ってとろみをつけていました。葛粉はだんだん高価で使われなくなってきたのですが、葛の産地の吉野から、「とろみのつけた物に、吉野」という言葉がつくようになりました。
 給食では、じゃがいもからとったでんぷんでとろみをつけました。お店で売られているでんぷんのほとんどがじゃがいもから作られたもので、通称「片栗粉」という名前で売られています。本当はカタクリという植物の根っこからとったでんぷんが片栗粉なのですが、カタクリからとるよりも、じゃがいもからとった方が簡単にたくさんとれるので、じゃがいもでんぷんが片栗粉と呼ばれるようになました。
 とろみがつくと、冷めにくく、また味がまとまります。口あたりもツルッとします。今日は、色々な材料の味が一つになっていて汁も残さず食べられました。

 

11月22日(月) 給食の献立

・ご飯
・牛乳
・吉野煮
・鶏肉の西京焼き(小学校)
・ゼリーフライ(中学校)
・切り干し大根のサラダ



(コメント) 
・写真は小学校の献立です。
・小学校の鶏肉の西京焼きは、白味噌にみりんを混ぜた西京味噌でつけ込んでもらったものを焼き上げました。
・中学校のゼリーフライは、埼玉県行田市の郷土料理です。(おからとゆでたじゃがいもを混ぜて、小判型にして、揚げた物です。パン粉などの衣はつけません)
・切り干し大根のサラダ。煮物で食べる切り干し大根を、ゆでてサラダとして食べました。生の大根とはちがう食感でおいしく食べられました。

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