まつざき歯科クリニック

埼玉県北本市のまつざき歯科クリニックのブログです。

”乳歯の虫歯”

2008年05月20日 | Weblog
乳歯が酷い虫歯になると、根の部分がいつまでも溶けず、下から生えてくる永久歯は、その根を避けて成長するため、歯並びが悪くなることが多いです。
また、乳歯を抜いたままで放っておくと永久歯は正しい位置に生えることができず、その結果、歯並びを悪くする原因にもなります。
正しい発音を覚えるのにも歯は大切な役割をしています。小児期の発音をまねながら覚える時期に、歯がなければ空気がもれて、正しく真似ることができません。

歯は、大きな役割として咀嚼機能(物を噛む機能)があり、消化の助けをしています。しかし、虫歯になって使えなくなると、咀嚼機能が落ちて、子供達はつい堅い食物を食べなくなり、偏食の習慣をつけ、やがて栄養のバランスを崩してしまい、健全な体の発育の妨げになります。また、上手に噛むことができなくなるので顎の発育にも影響します。
このように”乳歯はどうせ生え変わるのだから構わない歯”では決してありません。乳歯は、子供達の成長に欠かせない大切な歯なのです。

まつざき歯科クリニック 院長 松崎 哲
まつざき歯科クリニックHP

現在私は、北本市立石戸小学校の学校歯科医をさせて頂いています。
石戸小学校は、明治41年開校の約100年の歴史と伝統をもつ小学校です。
今日は、学校歯科検診でしたが、校長先生も保健室の先生も、生徒達のお口の管理に対し、とても積極的であり協力的でした。
これからも、この緑豊かな歴史ある学校の校医として、生徒達の健やかな成長のために頑張って行きたいと思います。

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