
泣かず飛ばずな感じが否めない名古屋めしの中でも更にマイナーな「たません」ってのがあります。
まあ、有名所で言うと関東の「もんじゃ焼き」みたいなもので、子供が駄菓子屋や、縁日の屋台なんかで買い食いするおやつです。
先日モヤさま2で、船橋のリュウ君の店で食べてるのを見て(おお!懐かしいじゃないか!)と久々に食べたくなった次第です。
料理SNSや個人ブログなんかでも多数紹介されてるので参考にとググってみますが、どうも(アレ?なんか違う)ってのばかり。
一番多い間違い(?笑)は焼いた玉子をせんべいに乗せてるやつ。全くなってない!
そんなん、たませんじゃないやいっ!
確かにその方がせんべいがパリパリして美味しいのかもしれないけどね、そうじゃないんだよっ!
「ソースかつ」の衣がサクサクしてたら嫌でしょっ?!
ふう・・すみません。取り乱してしまいました。
まあ考えてみれば、正しい作り方なんてないか。駄菓子屋でおばあちゃんが家庭の味的に作ってるおやつだし。
という訳で前置き長くなっちゃいましたが、オレの中の「たません」を作ってみましょう。
1.まず材料ですね。意外とせんべいが手に入らず苦労しました。結局、横浜駅の伊勢丹にある こんな 所で手に入れました。
オレが子供の時食べたのもたこせんでしたが、えびせんでも問題ないと思います。

材料(1人前)
・たこせん: 1枚
・卵: 1個
・中濃ソース: 適量
・マヨ: 適量
・青のり: 適量
2.軽く油をひいて卵を鉄板に落とします。あ、鉄板はないのでフライパンです。黄身は潰します。
ここで決して混ぜてはいけません。黄身を潰すだけです。

3.火が通る前にせんべいを卵に被せ、卵とせんべいにくっ付くよう軽く押さえます。
写真はせんべいを置く向きを90度誤まりましたね・・はみ出しちゃいました。

4.5秒くらい押さえ付けて卵に火が通ったらひっくり返します。
卵とせんべいがくっ付いてて白身と黄身がマーブル状になってたら成功です。

5.玉子の面に中濃ソース、マヨ、青のりの順に好みの量を塗ります。
あまり沢山塗っても、食べる時にはみ出して溢しちゃうので薄~くでいいと思います。

6.後は2つに折り、折り目側を下に手で持って食べます。99%マヨが飛び出して垂れるので注意してください。
それもまた「たません」の醍醐味です。せんべいが少しシンナリしていれば完璧です。
2つ折りはしないでもいいです。オレは子供の頃、折らない派でした。

「そんなん、たませんじゃないやいっ!」って声も聞こえてきそうですが・・
これがオレの中の「たません」なんです。異論は認めません。
久し振りに作ってみたけど、いやあスーパー美味いね。期待を裏切らないですわw
ネットなんか見てると、塩コショウや削り節粉などで味付けしてたりいろんな具を追加してる豪華なのも見掛けますが、
オレが子供の時に食べてた駄菓子屋はこれだけでしたね。
1枚じゃちょっと物足りないって人は、卵を器で軽くくずして2回に分けるとヘルシーですね。
モヤさまのリュウ君の店では50種類くらいあるみたいでしたし、タバスコ、チーズ、七味、醤油、豚バラ、天かす、そば、
千切りキャベツ、砕いたうまい棒・・バリエーションも無限大?自分にあった1品を見つけるのも楽しいかもしれませんね。
1分でできる!正しい『玉せん』の作り方
ミルクボーイの漫才「たません」