湘南茅ヶ崎 まつうら動物病院Blog

ペット・動物・犬猫の診療からペットホテル、シャンプー、しつけ相談などの湘南・茅ヶ崎の動物病院★まつうら動物病院♪

手術用縫合糸のお話(1/8)

2012-01-08 12:40:56 | 動物病院
こんにちは
湘南・茅ヶ崎のまつうら動物病院です



動物の手術の際に使用する糸には、

・体に吸収される糸(後に消えてしまう糸)
・体に吸収されない糸


の2種類があります。

糸を使用しない、凝固システムによる手術方式も存在しますが、
一般化・汎用化しているとは到底言えませんので今回は除外します。



ある特別な手術を除いて、
お腹の中や皮下組織は吸収されない糸で縫うのは好ましくありません。
というか、原則として使ってはいけません。

ましてや、健康な犬、猫の去勢、避妊手術において、
生体の内部に吸収されない糸を使用するのはもっての外、論外です。


しかし、ごく一部の動物病院で、安いタコ糸の様な糸(当然、吸収されず一生残ります)で
避妊手術をして、お腹の中に糸を残してしまうという問題がまだあります。


糸がお腹の中に残るというのは、単に異物である糸が残っているというだけではありません。
生体がその異物へ反応して、腫瘤となったり、膿瘍(膿がカプセル化したもの)となったりする場合もあります。
その場合は、摘出手術となってしまいますし、周囲の動脈が癒着して摘出不可能となる場合もあります。
最悪の場合、死に至ります。



愛犬、愛猫の避妊・去勢手術は一生に一度きりの大事な手術です。

避妊・去勢手術は、一見、問題なく終わっているように見えても、
吸収されない糸で手術した場合、数ヵ月後、数年後に思わぬ事実が発覚する事もあります。



この茅ヶ崎市の某動物病院でその様な手術が行われています。(証拠あり)
(こちらからは公表できませんが、ご質問頂ければご回答します)
他の動物病院に聞けばすぐに名前を挙げ、想像できるであろうと思われる所です。

いかにも動物の為を思っているような雰囲気と思いきや、
実際はその様な酷い現場です。



特定できているのに公表できないのは本当に心苦しいです。
それに、飼い主様はその様な事実を知る方法がありません。
実際に、違法であるか否かで言うと、取り締まる方法がありません。
(あるとしたら、動物愛護法か獣医療法でしょうが、動くかどうか・・・・)





ちなみに、

当院での避妊手術、去勢手術の際に使用する抜糸しないお腹の中や皮下を縫う糸は

犬、猫、野良猫すべての場合に、例外なく 「PDS」 という吸収性の高級糸です。


(注)他にも使用可能な吸収性縫合糸は何種類かあります。












<script type="text/javascript" charset="euc-jp" src="http://blog.with2.net/vote/form.php?id=83369&size=0&sid=1313353"></script>


↓ブログランキングにお試し参加してみました☆ よろしければポチっとお願いします(=^・^=)

人気ブログランキングへ



 →→→→→ まつうら動物病院のホームページはコチラ↓↓↓


最新の画像もっと見る

コメントを投稿