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matsuodaの下山部(goo版)

teacupからの避難場所。更新はたまーに。ほぼ過去ログ倉庫です。

ディスクロードのチューブレス化

2018-03-21 23:10:00 | オンロード
 古いロードバイクのディスクブレーキ化がうまくいったので、さらに進むことにしました。
 ホイールのチューブレス化です。
 チューブレス対応のホイールを調達し、張り替えることにしました。スポーク長を調べようとしていたところ、ちょうど都合がよく今のホイールのスポークが使えそうなので、そのまま使うことにしました。



 リムは、手頃なものを見つけました。WTBのFrequency i-19です。TSCというチューブレス対応の設計となっています。(ちなみにリム重量は445gでした。)

 個人的にチューブレス対応のリムはこの形が一番よいと考えています。真ん中が低くて、両側がリブ付きのやつですね。
 

 従来のリムを密閉するだけでもチューブレス化はできますが、やはりビードがしっかり固定されるのと、タイヤ装着時に作業がしやすいからです。(チューブドタイヤを装着する場合も、真ん中が低いリムは装着しやすいです。)

 ホイール組みは32Hなのでとくに問題はありませんでした。
 チューブレス化は、昨年かなり苦労してコツを掴んだとおり、まずアルミテープでニップル穴を塞ぎ、OPPテープで表面を保護し、その上にチューブレステープを2周貼りました。

 バルブとタイヤを装着し、水に浸けてエア漏れを確認します。後輪は一発OK。前輪は、バルブ付近からのエア漏れがありましたが、バルブ穴の面取りをしなおしたらエア漏れは止まりました。最後にシーラントを前後入れて完成です。

 前後ホイールを装着するとこんなです。


 後輪付近はこんな感じです。タイヤは昨年まで使ってきたIRCのROADLITE Tubeless 25Cです。このタイヤが今は一番お気に入りですね。タイヤ断面が丸くて倒し込みがとても心地よいのです。チューブレス性能もバッチリです。


 前回掲載した写真とくらべると、バーテープを巻き終わっています。わりと普通に見えるようになってきました。(いやそんなことはない)



 ところで冬のシーズン、雪や氷、凍結防止剤にも負けずに通勤を頑張ってくれたKONA HONZOは全部バラして養生中です。

 
 クレ666スプレーをすべてのチューブにふんだんにスプレーし、赤錆を減らします。これをやっておかないと鉄フレームはいずれパイプに穴が開いてしまいますからね。 (昔YETIでやっちゃったからなあ)
 今週末あたりに組み立てできるかな。


ロードバイクのディスク化(製作編)

2018-02-27 22:42:00 | オンロード
 まず完成した車体から。
 リッチーロードロジック('91年製(たしか。))



 このバイクゆえの苦労が満載のディスクフレーキ化となりました。

 まずはリアブレーキ台座です。
 実績のある、後付けディスク台座ということでAtoZのブレーキアダプターを用意しました。随分前からある商品ですが、まだ手に入るのは嬉しい限りです。


 フレームに当ててみて、パイプとぶつかるところは削ったり切ったりします。


 こちらはアルミ合金なのでノコギリでゴリゴリ切ります。


 こちら側は鉄板ですが、マジックでマークしたところを、やはりノコギリでゴリゴリ切ります(^^)。



 リアブレーキ台座がちゃんと収まるか。これが一番大事なポイントでした。これができないと、その後の話がまったく進まないのです。
 実はリッチーのロードバイクは今乗っているのは2号車で、リアエンドが立体エンドになっていまして、こちらのアダプターとは相性が悪いのです。(加工が大変)
 上の写真に出てきているのは1号車。ずっと死蔵していたフレームを引っ張り出してきました。(実は故あって空飛んだやつなんですが。)


 アダプターを加工してリア台座のめどがたったので、次はフロントブレーキの台座です。

 数年前に入手して、こちらもすっかり寝かせてしまっていたフォークを出してきました。
 いまどき1インチ(ITA)規格のアンカットのコラムパイプが付いた、フロントサスフォークなんて、なかなかお目にかかれないと思います。


 マルゾッキのマラソンS、2003年くらいの製品です。(2002年モデルの白いのは昔から使っています。)
 1インチのイタリアンコラムでスレッドレスのフォークというのは、なかなか世の中にありません。世間的に1インチのフォークはまだありますが、そのほとんどがJISフォークです。(まあクラウンレースのところをITAサイズに削れば使えますからね。)
 このフォークを使うことでフロントのディスク台座はなんなく解決できました。(ヘッドセットとの相性でちょっとトラブルがありましたけど...。)


 フレーム&フォークの前後ディスク台座はこれで準備が整いました。
 え?フロントサスなんかつけちゃってバランスとか大丈夫かって?

 そんなこと気にしていたらこんな工作はしていられませんよ?


 一番大変なのがブラケットレバーです。これにはかなり苦労しました。
 油圧ディスクブレーキのロード用レバーはとても高いので、まだ手が出せません。いっぽう、MTB用は比較的安く手に入ります。じゃあこれをなんとか流用できないものか。
 工作好きな人なら一度は考えたことがあると思います。でもこれかなりの難問なのです。

 いろいろ手を尽くせば尽くすほど、大手メーカーはフェイルセーフを考えて製品づくりをしているのだなぁと感心させられます。

 まず、ロード用ブラケットレバーは直径23mm-26mmくらいのハンドル用にバンドが作られています。MTB用は、最近はステム部分が直径35mmくらいのものまで出てきましたが、レバーの取り付け部は伝統的な直径22.2mmのままです。
 これが曲者なのです。MTB用はロード用のハンドルに通らないのです。しかもMTB用レバーはバンドではなくクランプタイプなので、ぐいっと曲げて取り付けるなどできません。(折れます。)
 上手に内径23mmちょっとまで機械切削するば、できるのでしょうけれどね。(ネジ穴が無くなりそう...。)
 
 これを解決したのは直径22.2mmのドロップハンドルです。かなりの珍品ですが、国内でも手に入ると思います。(たぶん...。)

 しかし直径が合うから簡単に取り付くというわけにはいかず、ハンドルの曲線部を通すにはレバーの内側をヤスリでゴシゴシ削る必要がありました。(もうあとには引けないゾ。)
 
 で、ようやく下の写真の状態になるわけです。写真ではブラケットっぽく使えるように、軽い桐材を削ってスペーサーを作り、テープで固定してみました。


 しかしもう少しなんとかならないかと考え、いろいろ試行錯誤してみました。
 こちらは100円ショップで手に入る木粉入りの軽量紙粘土で作ったもの。かなり軽くできますし、握り心地が柔らかいです。しかし再現性が難しいのでほかのを考えました。


「グリップと言えばガングリップが参考になりそうだ。」ということで、こちらも100円ショップで見つけたおもちゃのガンのグリップを貼り付けてみました。
 やはりこの角を落とした四角というか、この楕円ぽい形が、握りやすいですね。形の参考になります。
 しかし、こちらもこのままでは弱く、丈夫なパーツとして仕上げる方法が思いつかなかったので、ほかの方法を考えました。


 で、いきついたのがイレクターパイプです。倉庫にゴロゴロあったので手頃なパーツを拾ってきて、やはりノコギリでサクサク削りながら現物あわせで形を出していきます。パイプの切れ端を沿わせることでずれにくくする工夫もできました。


 これが一応の完成形です。かなりシェイプアップできました。先端のカバー処理もバッチリですし、ホースも邪魔になりにくい場所にできました。タイラップとテープで固定しました。


 随分前から構想はあったのですが、難しい課題がいくつもあり、なかなか着手できずにいました。ようやく念願かなったというところです。 

 リアブレーキ台座の完成形はこちらです。挟む力とクイックシャフト貫通により、まずずれないと思いますが、最悪の場合はチェーンステイからエンドが抜けるので、補助バンドをつけました。いずれは着色しようかと考えています。


 ブレーキホースは上を通すことにしました。


  今回ホイールのことにはさっぱり触れてきませんでしたが、こちらは以前作ったタンデムロード用の「エンド幅130mmのディスクブレーキハプ仕様のホイール」が付いています。



 で、完成です。あ、変速レバーはデュラエースの10速用Wレバーにしました。


 真似しようにもなかなか面倒な部品ばかりで苦労すると思います。
 それでもフレームのヘッドチューブ径がOSとかテーパードなら、リジッドフォークがいくらでも手に入りますから、ずっと楽だと思います。
 ブラケットレバーもTRPならわりと安く手に入りますね。いずれそのセットに切り替えるかもしれませんが、しばらくはこの苦労したパーツたちと走りたいと思います。

ロードバイクのディスク化(プロローグ)

2018-02-27 22:12:00 | オンロード
 MTBをディスク化し始めたのが、かれこれ'99頃。シマノからディスクブレーキM755が発売になった頃ですね。それ以前はHOPEとかHayesとかありましたけれど高くてね。

 ロードバイクはいつになったらディスクになるのかな、なんて考えていました。
 シマノからロード用油圧ディスクブレーキがようやく発売になり、普及グレードのコンポにもラインナップされるようになってきました。
 けど、まだ高いですね。

 今回、試行錯誤も面白いだろうと考えて、ロードバイクのディスク化をしてみました。

 まずはプロローグとして、ぼやき話です(^^;)。
 話は長くなります。


1.ブレーキは大事だよ。
 まず初心者にとって、ブレーキの引きの軽さとか、効きそのものとかは、一番大事なところだと思います。せっかく速く走れる乗り物に乗り始めるのですから、きちんと制動できる装置をつけてほしいです。
 そういう意味では、ロードコンポの、ちょっと無理してひと揃えしました的なグレード構成はあまり好きではありません。
 シマノで言えば、今ではデュラエースと、アルテ&105、そしてその下、3段階くらいしか実質無いと考えていいでしょう。でも調べてみると105以上は冷間鍛造キャリパーになっているようなので105以上であれば今どきは十分制動力が期待できそうです。(軸のスムーズさとか軽さとか言いだすと、やはりデュラエースになりますけど。)

 一方、ディスクブレーキはといえば、実はグレード差と制動力の差はあまり無いと思います。「思います」というのは、全グレードを使ってみたことがあるわけではないからです。憶測なのは、ごめんなさい。
 しかし、制動力というよりは効き方とか、耐熱性能とか、そういうところに焦点があります。あとは重量ですね。だから、シビアなことを言わなければ、どのグレードでもちゃんと効きますし、キャリパーブレーキよりはずっと安いです。
少なくとも、デュラエースのキャリパーを前後揃えるよりは安く済みます。
 しかしこれはブレーキ本体だけの話です。今のところはロードのレバーはとても高価ですね。理由は簡単で、11速対応だったり、電動だったりするからです。
 変速装置とレバー本体が分割できるといいんですけれどね。
 

2.ホイールも大切に使いたい。
 2年ほど前、チューブレスタイヤを使いたいので、シマノWH-6800を購入しました。完組ホイールの購入はあまりしないつもりでしたが、リムが部品で手に入り交換できるため、長く使えそうだ、ということから購入しました。とてもよいホイールです。
 で、そろそろリムのブレーキ面が減ってきたので、交換のリムを手配しようとショップに問い合わせをしていたところ、どうも最近はシマノのホイールサポートが終わってしまい、リムが手に入らないようなのです。WH-6800はもう廃盤なので、ほぼ同等品となるとRS-500があります。("鉄下駄"R-500ではありませんよ。)
 ところがこちらの部品で組み直すとなると、どうも「買ったほうが安い」らしく、トホホな状況となってしまいました。

 で、もうこういった部品で苦労して振り回されるのはゴメンですし、ホイールのハブを使い捨てにするなんて私にはとてもできないので、「もうロードもディスク化しちゃおうかな」となったわけです。
 (デュラエースのホイールとか、使い切ったらハブはどうするんですかね、みなさん?)


3.次回
 で、材料となる部品をいろいろ集めて、今回いろいろ試行錯誤しながらやりましたが、無事、形になり走り出せるようになったところで、記事にしました。

(つづく)


例のポンプ

2018-02-11 22:41:00 | オンロード
 「例のポンプ」とTwitterで噂のポンプを購入しました。

 胴のパイプが二重になっていて、引いた時に一時加圧をし、押した時にさらに加圧して空気が入ります。


 使ってみると、ロードバイクの空気が苦もなく7気圧入ります。これはいいですね。


 バラして、シリコングリスであちこちグリスアップしました。
 フレームへの取り付け台座が微妙に径があっていなくて、ずり落ちます。何か巻くかな。

2017グランフォンド糸魚川

2017-10-01 21:19:00 | オンロード
 今年もグランフォンド糸魚川に参加してきました。






 今年は復活したRKGさんと一緒に帰省しました。フリード+は荷室にロードバイク2台を横向きに積載できました。


 実家の林で採れた栗とみょうがです。


 大会当日はここちよい晴天に恵まれました。


 ベルもライトもちゃんと用意しました。なにげにスコットのドロップインバーなのです。


 ルートはここ数年大きな変更はないので、経験で培ったペース配分を維持して走ります。序盤はオーバーペースになりがちですが、平地は抑えつつ自転車道を行き、名立川沿いを遡上していきます。峠に入ってからがややガッツをいれるときです。
 第一エイドは実家の真向かいです。今年も笹寿司が美味しい。


 こえど越えもなんとかクリアして峠の悪魔と記念撮影。


 GFIではあちこちに応援があります。君ならできる。


 中盤戦。毎年のことですがルート外に寄り道。今年の月不見の池は水位がかなり下がっていました。掃除でもするのかな。


 すっかり定着したカレーエイド。毎年美味しいカレーをありがとうございます。


 来海沢から登りきったところで応援する悪魔おじさん。どこへ行っても大人気です。ほかのライダーの応援もして、ちゃんと時間内に走りきるのは本当にスゴイと思います。


 RKGさんは登りでその都度遅れ気味になるものの、その後きっちり挽回して追いついていました。まだまだ元気で走れますね。
 今年も怪我なく走りきれました。一緒に走れたみなさんに感謝です。


 来年はいよいよ10回大会です。