前回の続きになるんだけど、Expression of SARS-CoV-2 spike protein in cerebral Arteries: Implications for hemorrhagic stroke Post-mRNA vaccinationのTable1.を眺めていて、このデータって、n数少ないけど面白い結果になってるんじゃない?ってふと気づいたんだよね。
っで、年齢との関係とか接種回数との関係とか、最後のワクチン接種からの経過月数との関係とかをヒストグラムにしたりノンパラの有意差検定(Mann-WhitneyのU検定)をやってみたり。
具体的には、Table1.をスプレッドシートにコピぺして、陽性陰性を色分けして、年齢でソートかけたり接種回数でソートかけたり最後のワクチン接種からの経過月数でソートかけたりすると、陽性陰性の分布に偏りが現れました。
その結果、接種回数はあまり関係なさそうで、一番関係しそうなのが年齢で、次に関係しそうなのが最後のワクチン接種からの経過月数。
とはいえ全データをそのまま使ってMann-WhitneyのU検定を行っても差は有意にはなりませんでした。
つまり何となく偏っていそうだのレベルです。
次に、男性はすべて陰性なので女性特有の現象ととらえて男性のデータを除きました。さらに、ワクチン接種の影響を知りたいわけだからワクチン接種経験のない2名の女性を除きました。
こうして、ワクチン接種経験のある女性だけのデータにしてみると、偏りがさらに強調されたのです。
っで、年齢との関係とか接種回数との関係とか、最後のワクチン接種からの経過月数との関係とかをヒストグラムにしたりノンパラの有意差検定(Mann-WhitneyのU検定)をやってみたり。
具体的には、Table1.をスプレッドシートにコピぺして、陽性陰性を色分けして、年齢でソートかけたり接種回数でソートかけたり最後のワクチン接種からの経過月数でソートかけたりすると、陽性陰性の分布に偏りが現れました。
その結果、接種回数はあまり関係なさそうで、一番関係しそうなのが年齢で、次に関係しそうなのが最後のワクチン接種からの経過月数。
とはいえ全データをそのまま使ってMann-WhitneyのU検定を行っても差は有意にはなりませんでした。
つまり何となく偏っていそうだのレベルです。
次に、男性はすべて陰性なので女性特有の現象ととらえて男性のデータを除きました。さらに、ワクチン接種の影響を知りたいわけだからワクチン接種経験のない2名の女性を除きました。
こうして、ワクチン接種経験のある女性だけのデータにしてみると、偏りがさらに強調されたのです。

Mann-WhitneyのU検定結果は、年齢による陽性/陰性の有意確率がp=0.04となりました。最後のワクチン接種からの経過月数は分布が特殊で、陽性データが8か月から17ヵ月に固まっていてその両側に陰性データ2峰分布するという偏りになりましたので、今の私の統計スキルでは何ともしがたいです。データが多ければ中央値で大きい側と小さい側に分けてそれぞれ検定にかけてみるのも良いかもしれませんが、なにぶん今回はnが少ないもので・・・。
差に意味が有りそうなのにp値だけでは判断できない事例(ネタ)が一つ増えました(笑)。
今回使ったデータだけではn数があまりにも少ないので何とも言えませんが、今後同様のデータが増えてくると「スパイクたんぱくはおそらく20か月くらいで無くなるよ」みたいな報告ができるようになるかもしれませんね。
簡単にざっと説明しましたが、気になる人はご自身で試してみてください。
差に意味が有りそうなのにp値だけでは判断できない事例(ネタ)が一つ増えました(笑)。
今回使ったデータだけではn数があまりにも少ないので何とも言えませんが、今後同様のデータが増えてくると「スパイクたんぱくはおそらく20か月くらいで無くなるよ」みたいな報告ができるようになるかもしれませんね。
簡単にざっと説明しましたが、気になる人はご自身で試してみてください。
それにしてもサブタイトルに「Implications for hemorrhagic stroke Post-mRNA vaccination(mRNA ワクチン接種後の出血性脳卒中への影響 )」と書くならこれ以上の解析を行ってちゃんと考察してほしいもんですよね。なんで書かなかったんだろ?。続報で期待できるのかな?
論文に使われたデータから考察に書かれなかったことを見つけ出し、なんで?っと邪推を巡らせるのも楽しいものです(笑)。
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